好きな人に会いたいと思わなくなった

今週の平日は珍しく2回しかバイトが入っていなくて暇なので、どう過ごそうか悩んでいる。

なんとなくそろそろ本業をサボって平日に休みたいので、木曜日に有給を取るかどうか。
そして金曜日の勉強会からの飲み会に行くかどうか。
金曜日飲み会なら土曜のバイトは午後からにしたいから、1ヶ月ぶりに好きな人の職場に行くかどうか。


このあたり。
どれもいまひとつ決め手がないのだ。
ヲタクだから軸にしたいイベントがないとなんだか予定が立てにくくて困っている。
特に何にもしないで、土曜日は適当にバイトを入れちゃってもいいような気もするし。


平日休んでどうしても行きたいところも今は特にないし、
勉強会は厳密に言うとわたしの興味のある分野ではないのに参加費1000円と交通費もかかる。

そして1ヶ月ぶりに好きな人に会いたいかと言われると別にそうでもないのだ。


どうしたんだろうわたし。疲れてるのかな。


先月1ヶ月空いたときは、
「今月も頑張ったからそろそろ彼に会いに行かせてくれい!!!」という感じだった。
やっと会えると思うとあんなに嬉しかったのに。

今週は暇だから運が良ければ申し込めそうな感じなのに、
なんかもういいやって思ってしまっている自分がいる。
彼の職場は瞬殺で埋まるからアテにしにくいし、
会えてもいろいろ感情をかき乱されるのが心底めんどくさい。

今わりと平和に楽しく生きているから、なんかもうこのままで良いような気がするのだ。


わたしはたぶん彼がいなくても生きていける。
最近なんとなくそんな気がしてきているから、
今中途半端に会って乱されるよりも、
このまま楽しく生きてる方がいいような気がしてならない。


最後に彼に会ったGWに、
彼があまり優しくなかったのが意外と効いたのかもしれない。
わたしは昔から塩対応が大好きなのでいつも優しくない人を好きになる。
だからいつもなら、

「こんなに冷たくされてもわたしは彼が好き!!!!!」


と泣きながら突き進むところなのだけど、
最近はいろんな現場で甘やかされているせいか、

「あんな感じの悪い奴にわざわざ会いに行くことなくね?お給料もっといいとこ他にいっぱいあるし!」


と思うようになってきた。


今日もいつもの運送会社でチャラい男の子に指示されながらラップ巻きをしていて、
いつものようにわたしは、
「こんな若くてカッコいい男の子と週に何回も一緒に働けるわたしは本当に幸せものだな」と思った。
彼が作業中のわたし達に話しかけるときに、
フォークリフトのクラクションを鳴らすだけでもカッコいいな〜といちいち思ってしまう不思議。
(※チャラ男の魔法)
また好きな人と少し顔の似ているお兄さんに「作業終わりました!」と声をかけたら、
いつも無表情の彼がなぜかはにかんでいたので、
「あれ?好きな人が笑っている???そんなまさか!これは疑似体験疑似体験!」と錯覚するのも楽しかったし、
話しかけたらいつもボケてくるちょっと天然の新人のおじさんと笑い合うのも楽しいし、
パレットを片付けていたらフォークリフトに乗ったおじさんが「あとはやっとくからいいよ」って言ってやってくれるし、
いつものタイミーの女の子とは作業するのも雑談するのも楽しくて、
わたしは本当に恵まれているなと最近よく思うのだ。


だから会うと傷つくかもしれない人にわざわざ会いに行く必要性を感じない。
これが30代なのか?わたしは大人になったのか?
いつも片想いで終わるせいでわたしはアラサーになっても恋愛経験がほぼゼロだなと思っていたけれど、
何かにつけて以前好きだった男性達を思い出すし参考にしてしまうから、
わたしは片想いしながら知らないうちにいろいろ学んでいたのかもしれないと思うようになった。

たとえ付き合えなくても全力で異性を好きになった経験は、

意外と未来に活きるのかもしれない。

(年を取るといろんなことが見えてくるなぁ)


最後に彼に会ったとき、彼は間違いなくわたしのことを嫌がっていた。過去記事参照
わたしが隣に行けば逃げられ、
話しかけては嫌な顔をされ、
彼はわたしの近くにいるのも嫌そうだったし、
わたしに声を掛けるのも嫌がっていた。
好きな人にあんなに嫌がられるんなら、
わざわざ会いに行かない方がいい気がする。
わたしだって嫌いな人に会わなくて済んだら心底ホッとする。
だからわたしよりずっと若い男の子に嫌な思いをさせるのはなんだかこちらも気分が悪い。
それにタイミーなんていくらでも代わりがいるのだ。
彼だって扱いやすい人が来た方が良いに違いない。


そんなことをいろいろ考えていたらめんどくさくなってきて、
もう募集のタイミングに身を任せるしかないなと思った。
申し込めたら行けばいいし、
申し込めなかったら他の仕事をすればいい。
わたしが行けても彼は休みかもしれないし、
もし彼がいたとしてもわたしはもう彼の隣には行かないだろう。
いつも彼の近くのポジションに行けるように粘るけれど、次はちょっと離れたポジションに行こう。
あそこは運送会社と違って喋らないから、
黙々と作業をして、
彼が指示を出してきたら返事をして、
その時わたしが笑いたければ笑えばいいのだ。


彼がいなくなっても、
彼に嫌われても、
わたしの生活は何も変わらない。


わたしは好きなことをして、
行きたいところに行って、
好きな人達と笑っていられたらそれで幸せなのだ。