正欲と信じたい

課長と係長がやばすぎる為、先輩と結託して半ばボイコットで突発的な休みを取った。
午後休頂いて宜しいですか、という権利の行使において凡そ不必要な、心底丁寧なお伺いに対し、「仕事ちゃんと終わってんの?なら良いけど」という涙を禁じ得ない嫌味を頂戴したが、強行して休んだ。
仕事全部部下に押し付けて揚げ足取って好き放題評価落として、Yahooジャパン眺めて1日過ごしてるお前が言うな。お前だけは絶対に言うな。地獄へ落ちろ。そして禿げろ。デコから禿げろ。

そんな午後
社割の中でおそらく1番使えうるであろう映画優待。なんと1本800〜900円也。有り難え。使うしかない。

寂れた映画館で、世間から数週間遅れで限定公開されてた正欲観てきた。ずっと観たかったから、来れてよかった。

例の如く、なんの予備知識もなく凸。
驚いた。揃いも揃って演技がうま過ぎる。
上っ面のダイバーシティ推進派に跳び膝蹴りを決めたような、“LGBTQに理解ある私ステキ”連中をぶった斬るような、なんとも難解で息苦しいテーマが立派に演じ切られていて、終始苦しかったし、立ち上がって大声で叫ばなかった自分を褒めたい、そんな内容だった(?)

原作者の著書に触れた事が無かったけど、
「私嬉しい。あなたが独りでなくて」
「恋愛感情は無い。性欲も無い。でも、もう1人だった頃には戻れない。お願い居なくならないで」
とかの台詞は、どんな人生を送れば出てくんの?
どんな世界線の人?もう怖い

田舎の描き方がリアルすぎてグロかった
「結婚してないの?彼氏居ないの?なんで?欲しくない訳ないでしょ?30超えたらしんどいよ、子供産んで育てるんだよ?もう間に合わなくなるよ?全部手に入れた私を妬んでるんでしょ?」あたりのフレーズは自分の故郷のおばちゃま達が脳裏に浮かんできつかった。

東野絢香という女優さんがやばかった
え、まじでそういう人連れて来た?としか思わなかった 儚くて美しかった、自分の対極で泣いた。

ガッキーの学生時代を演じてた女優さんが驚くほど美しかったのだけど、HPに名前載ってなくて分からんのよな。またどこかで観れるかな。

ガッキーがあまりにも美しくて、毎秒星野源嫌いになった。

箇条書きにしても語彙力の無さが顕著で泣いちゃう

「欲望ってどこか後ろめたい。でも、自分が今持っている欲望は、存在していいものであって欲しい。正しいものだと信じたい」というガッキーの台詞でちょっと泣いちゃった。


昼にラーメン大盛り食べたけど、なんやかんや今チーズケーキを食べているこの食欲も、正しいものだと信じたい。


流石にパンケーキは無理だった

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