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菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27

(文・IWJ編集部 文責・岩上安身)

 菅義偉総理の2021年6月17日の記者会見で、岩上安身は、フランスのマクロン大統領の「インド太平洋戦略で米国と連携しない」との発言を取り上げ、「本当にG7サミットで対中包囲網が結束したのか?」と質問を切り出した。

 岩上は、国会で強行成立された重要土地規制法で端的なように「なぜ戦時独裁体制確立を急ぐ?」「もしそうなれば、日本は総理が言う民主主義国家グループから脱落する」「原発を抱えて対中戦争に挑む愚を避け、EUのように主権国家としてふるまわないのか?」と矢継ぎ早に菅総理を問い詰めた。

 ところが菅総理は「対中包囲網なんか、私、作りませんから」と回答。 さらに「民主主義国家脱落」の指摘に、重要土地規制法の成立過程は「民主的」だったと言い逃れしつつ、改憲による緊急事態条項導入による内閣独裁については答えずじまいだった。岩上は会見後「対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか」とツイートした。

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▲菅義偉総理の会見で質問する岩上安身(右端)。(2021年6月17日、内閣広報室映像をもとにIWJでテロップ付加)

インド太平洋で「米国と連携しない」とフランス明言! 本当にサミットで対中包囲網結束!?

▲【IWJ代表 岩上安身 質問】菅内閣総理大臣記者会見
※この記事はIWJウェブサイトにも掲載(https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691)しています。
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