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外見が普通な自己超越者

そろそろ、自己超越者の話をしたい。


マズローときくと、
人間の欲求を5段階のピラミッドに構成した☟の図を
思い浮かべるヒトが多いのではないか。

マズローの欲求階層説 | 用語解説 | 野村総合研究所(NRI)

「マズローの欲求五段階説」や「自己実現理論」と呼ばれている。社会人になってから何度も目にしてきた。働く意義や組織の一員としてのふるまいを説明しやすい図なのかもしれない。

一方でこの5段階欲求は、多くの学者から反対意見があり一般原則としては認められていない。
また、西洋的な価値感に引っ張られすぎていて他の文化や社会では当てはまらないケースがあるらしい。

だから、自分の欲求をこの図に無理に当てはめる必要はないと思う。一般原則でなくともマズローが考えた5段階欲求は興味深い。悶々とした欲求をわかりやすく見える化してくれる。

だが、マズローは晩年に5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表している。
それは「自己超越」と呼ばれる。
自己超越者の特徴を以下のように挙げている。

  • 「在ること」 (Being) の世界について、よく知っている

  • 「在ること」 (Being) のレベルにおいて生きている

  • 統合された意識を持つ

  • 落ち着いていて、瞑想的な認知をする

  • 深い洞察を得た経験が、今までにある

  • 他者の不幸に罪悪感を抱く

  • 創造的である

  • 謙虚である

  • 聡明である

  • 多視点的な思考ができる

  • 外見は普通である

意味が理解できない項目もあるのだが、ひょっとしてこれは現代でいうところのリベラルアーツでは?と感じている。マズローによると、このレベルに達しているのは全人口の2%。今ではもっと割合が増えているような気がする。

ところで「外見は普通である」ってどういうこと?笑

なにとぞ。

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