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セルフマネジメントとマインドフルネス②そもそも、「マインド」って、どこ?なに?どの部分?という疑問について


英語の“Mind”という言葉ってとても日本語に訳しにくい言葉のひとつではないかと思う。英語辞典で調べてみると“ the part of a person that makes them able to be aware of things, to think and to feel”と書いてある。なるほど。Googleさんの翻訳は「マインド」である。アルクのWEB辞書では

1〔思考・感情・記憶などをつかさどる〕心、精神
2〔感情ではない〕知性、判断力
3〔思考の〕注意、集中、専念
4〔物事に対する〕考え方、感じ方、意見
5〔~したいという〕意向、望み、気持ち

・・・とまだまだ続く。

そのため、マインドフルネスってなに?と言われても説明できない状況が続いていた。日本語でいう「心」ではイコールではない気がして、もうすこし「頭」の部分も入っているのではないか、、、と思いながらいたところ、ジェレミー・ハンターの講座で出てきたこの図にとてもしっくりきた。

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マインドは3つでできている。

思考と、感情と、身体感覚。

ジェレミーも著書で、思考に意識が行く人が多く、自分の感情や身体感覚に注意を向けられていない人が多いことを指摘しているが、私もこの図をみたとき、ここにBODYがあることがとっても重要な気がする、と思った。

グラウンディングやリソーシングという、自分の体に注意を向けるワークをやるのも、普段意識が出来ていない感覚の回路を開通させるためには、とても重要な気がする。実際に、この3つは繋がっていて、ある事象に対して体がどのように反応しているかをみると、とても興味深い。リソーシングで自分が好きなものを思い浮かべただけで、ホワっと体が暖かくなってきたり、体がリラックスしたりするのを感じることができる。または、思考がついていってなくても、体が先にいやな感じを受ける時もある。

はじめてこういったワークをジェレミーの講座でやったときのこと。

どんな感じだった?と聞かれたときに私が言ったのは

INVINCIBLE

という感覚だった。日本語訳にすると「無敵」という感じだが、打ち負かされない、みたいな感覚である。

ちなみに別の研修でも、同じような感覚が湧き上がってきたことがあって、

「どんなに辛いことがあっても、私が損なわれることはない」という、感覚。

一体どこからそんなものが湧き上がってくるのか私自身もわからないのだけれど、そういうのが湧き上がってくる。そしてそのこと自体で、ものすごく自分の心の状態が変わるのである。ああ、大丈夫。わたしは大丈夫だ。と。

ちょっと話がそれたけれども、いま起きていることに対して、自分のこの3つの部分がどう反応しているかに自覚的であること、そしてそれをベースに、望ましい結果に向かう方法を知っていて、実践できること、それがマインドフルな状態なのではないかと思う。

マインドって何を指すのか、なんとなく伝わっただろうか。

実際にじゃあどうすればよいの?という方は、ぜひ以下の本をご参照いただきたい。


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