隣の芝生はいつも青い

うつを克服できた人の体験談を聞いたり、障害のある人が発信している日常生活の動画を見たりすると、必ずと言って良い程その人が【身近な人からの理解】に恵まれていることを感じている。その人が支えに恵まれた環境にあることを嬉しく思い、本人とその周りの人たちの幸せが末永く続くことを祈る一方で、とても羨ましく思い自分の惨めさをひしひしと感じる。私の身近には正直、そんな人がいない。もともと一人が気楽で好きなので孤独であることに対し何も思わないが、自分という存在の根本を否定する人と共に過ごすのは孤独以上に心苦しいものだ。

もし元夫が私の障害や病気が発覚しても支える気のある人だったなら、離婚は回避できたのだろうか。もし親が病気や障害を性格・個性と切り離した困りごとであるという事実を理解できる人だったなら、今よりも早く回復することができたのだろうか。

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