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岩手の山々

 山が好きなもので、岩手に住んでいた時代6年間、北海道から九州まで日本の色々な山に登りました。快晴、暴風雨、道迷い等色々ありましたが、全てが良い思い出です。深田久弥氏の日本百名山のうちいくつ登ったか数えてみたら、19も登っていました。岩手県内で登った山は、県北から県南まで大小含め30は超えるようです。そこで今回、岩手県の山勝手にランキング(私にとって印象的だった岩手県の山)トップ5をご紹介したいと思います。

第1位


 岩手山。幾つか整備されているコースによって全く違った表情を見せる、大変魅力的な山である。表から見る姿と裏から見る姿は全く異なり、表からは美人の岩手山、裏からは荒々しい岩手山を見ることができる。盛岡市街から見える岩手山は市の「象徴」とも言えよう。川とセットで仰ぎ見るときなど実に壮観で、地方都市っていいなと思う瞬間である。

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※裏から見る岩手山

第2位


 烏帽子岳(乳頭山)。岩手からは烏帽子岳と呼ばれ、秋田からは乳頭山と呼ばれるそうだ。頂上からは、葛根田源流域、八幡平から岩手山、秋田駒ヶ岳などを一望できる。付近には千沼ヶ原という巨大高層湿原や幾つかの沼があり、沼とセットで見る紅葉は息を呑むほどに美しい。私の中での紅葉№1はここである(南本内岳と迷った)。ヒナザクラなど、魅力的な高山植物も多くみられる。

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※途中の沼(名前忘れた)の岸辺から見る紅葉

第3位


 安比岳。オオシラビソやコメツガ等の針葉樹が中心の青黒い森林に覆われている。安比高原と八幡平の間にあるが、それらとは全く違った特異な雰囲気で、八幡平の別な素顔を見ることができる。途中には野湯があり、フリーで入ることができる。

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※野湯

第4位


 七時雨山。気持ちの良い田代平高原から登り始め、短角牛の牧場と多様な山野草が見られる森林の中を爽快に程よく歩く。カルデラの眺望は素晴らしく、時季には向かいの田代山のツツジが美しく見える。牛が食わないためか、ワラビがたくさん生えている。

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※田代平高原。カルデラの眺望

第5位


 南昌山。標高こそ高くないものの、ひたすら続く、手を使わずにはいられない激斜に苦しめられるが、天然のアスレチック(友人談)で楽しい。宮沢賢治関連や山名の由来の案内板が幾つかあり、歴史や伝説を辿りながら登るのも楽しい。帰りには「ぬさかけの滝」で泳ぐと気持ちがいい。

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※ぬさかけの滝

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