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東北の力を感じる旅②~超ありきたりな仙台観光ルート~

以下は1月6日(土)~1/7(日)、仙台での一日の顛末をまとめたものである。


青葉山

仙台で迎える初めての朝。
スマホを見たら6時前。

朝から散歩しに行こうと、着替えて
ホテルを飛び出す。


散歩といいつつ、地下鉄東西線に乗り、
ここで降りる。


しばらく歩くと、これが見えてきた。
仙台城の大手門脇櫓

(朝6:30頃の)大手門脇櫓

そう、私は青葉山(仙台城)に向かっている。

因みに、この写真の大手門脇櫓。
江戸時代の建物は1945年の空襲で焼失しており、
現在の姿は1987年に復元された物である。

というか、仙台城の建物は全て、
明治維新以降に破却や空襲などで解体され
江戸時代の建物は現存しない。


大手門脇櫓を横目に左手へと進んでいこう。
舗装されてはいるものの、いかんせん傾斜がきつい。

体力の衰えを感じながらも、歩くこと10分。
ついにお目当ての場所が。


青葉山からは、仙台市街の景色が見える。
さすが東北地方最大の都市。高層ビルがいくつも連なっているではないか。

青葉山からの仙台の景色


街の景色と反対側には
仙台藩初代藩主、伊達政宗公の銅像が仙台市内を見ていた。

あまりにも有名な伊達政宗公の銅像

歴史にあまり詳しくない人でも、
「独眼竜」と呼ばれた伊達政宗公の事を1度は聞いたことがあるはずだ。
30年以上前の大河ドラマで渡辺謙さんが演じて以降、
知名度がかなり高い戦国武将の一人である。

こちらは「信長の野望」のCGの伊達政宗公


伊達政宗公も同じ場所、同じアングルで
この街の景色を眺めていたのであろう。
高層ビルが立ち並ぶ仙台の街を見たらどう思うのか。

少し感慨にふけりながら、私は青葉山をあとにした。


松島


ホテルに戻って朝食を食べたら、
日本三景の一、松島へ。

仙台駅から仙石線に揺られ30分。
いつしか、車窓の右側には松島の多島美が広がっていた。



松島海岸駅で下車すると、
駅前では遊覧船の案内がなされていた。
1回1000円で乗れるので、迷わず即座に購入。

この日の天候は曇り。
ガイドブックなどで見られる松島の青空は拝めなかったが、
曇天の松島も趣があって美しかった。


潜れる岩が3つあるこの島は
毘沙門島

毘沙門島

こちらは仁王島
船のような形をしていて、岩が落ちないかどうか気になった。

仁王島

このほかにも大小様々な島があり、
美しい風景と自然の摂理を堪能できた。

因みに遊覧船の2階は追加料金がかかるので気をつけよう!
(1000円。自分は使わなかった。)




さあ、続いて、瑞巌寺へ。
荘厳な雰囲気の参道を進んでいく。


海から一歩入ると厳かな雰囲気

正式名称は「松島青龍山瑞巌円福禅」。(いや!長すぎる!)

(寺自体は)9世紀に建てられ、
17世紀には伊達政宗公が保護し、彼の菩提寺となった。
本堂は、政宗公が1609年から5年間かけて完成させた伝統的な建物だ。
室町時代後期の壁画や建築物が今なお残されている。

瑞巌寺本堂(国宝)

また、隣接する宝物館では伊達政宗公の甲冑姿の木像が展示され、
東北の由緒正しきお寺である。

有名な展示物をたくさん撮影しようと意気込んでいたが、
まさかの本堂・宝物館ともに撮影禁止であった。

なので、何が展示されているかは下のリンクを確認してほしい。
(今回の旅はなぜか、撮影禁止が多かった)

ただ、近くに
「東北のマダム・タッソー」ともいうべき
「みちのく伊達政宗博物館」があり、
戦国好きにはたまらない展示だった。

ここには、伊達政宗を中心に東北の偉人や、戦国武将の蝋人形が
展示されていた。

お馴染みの三日月の兜を着た政宗公


勿論、伊達政宗公の蝋人形も展示されていた。
伊達政宗公のビジュアルというと、大河ドラマで渡辺謙さんが演じた
颯爽とした若武者のイメージがあるが、
ここにあるのは、政宗公の遺骨から推定で復元した
実際の本人に近い姿である。

ここの展示は、世間のイメージと違うことに
留意してほしい。



仙台の美味い食

そして、夜は牛タンを食す。
チェーン店の焼き肉屋などで見かける牛タンとは厚みが全然違う。

写真を見ただけで食べたくなってしまう。

堅くて、歯を少々酷使してしまったが、かなり美味しかった。
また、1500円と牛タンにしては、かなり安く、財布に優しかった。


店を出ると国分町の店の明かりが輝いていた。
(多少の)誘惑がありつつも、私は金欠旅行客。
我に返って、惑わされず、ホテルへ帰る。



野球場

さあ、泣いても笑っても今日が旅行最終日である。
今日行ったのは、









正面入口
(一番左の選手はサンディエゴへ旅立ちました)
楽天イーグルス!


そう、楽天モバイルパークである!!



もっと行くべき場所があるだろうが!
(というツッコミは受け付けておりません)



しかし、私はプロ野球の誘惑には勝てなかった。
(夜の店の誘惑には勝ったのに)
ただ、1月でプロ野球はオフシーズンで、球場周辺は閑散としていた。
グッズショップもチケットショップも全て開いていない。
ましてや球場なんて入れない。

唯一、少年野球チームとおぼしき集団が長距離走の練習を
していただけであった。


ぐるっと球場を一周回って、その場を後にする。


因みに、ここは東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地で、
命名権の契約のせいか球場の名前がコロコロ変わりがちである。
調べてみると、楽天がこの球場を使い始めた2005年から
3年に1回ペースで変わっていた。

以下にまとめてみた。

正式名称:宮城野原公園宮城球場(通称:宮城球場)
2005年~2007年:フルキャストスタジアム宮城(通称:フルスタ宮城)
2008年~2010年:クリネックススタジアム宮城(通称:Kスタ宮城)
2011年~2013年:日本製紙クリネックススタジアム宮城(通称:Kスタ宮城)
2014年~2016年:楽天Koboスタジアム宮城(通称:コボスタ宮城)
2017年~2019年:Koboパーク宮城(通称:Koboパーク)
2020年~2022年:楽天生命パーク(通称:楽天絶命パーク、楽天生命)
2023年~:楽天モバイルパーク(通称:楽天モバイル)

恐らく、他球団の球場で、ここまで名前が変わる球場はないだろう。
私も「楽天生命パーク」で定着したのに、なんでまた変えるのと感じた。
どうやら、2014年以降は楽天の各種サービス同士で命名権を
たらい回しているようだ。

ところで、カープファンの私にとって、
今年6月には楽天との交流戦が仙台でひらかれる。

カープの本拠地のマツダスタジアムと同じように、
プロ野球が開幕すれば、雰囲気がガラッと一転、
球場はお祭りのような賑わいと熱気に包まれるのであろう。

今回の旅行はそのための下見であると開き直った。

次こそ、杜の都のボールパークへ。
いや、その前に楽天Payに登録しないと!



そう思いながら東北新幹線で帰路につく。

人生初の東北新幹線なので、密かに楽しみだった。


乗ったのは「やまびこ」です。
「はやぶさ」はケチって見送りました。

今年も旅行しまくろう(笑)!!!


今回訪れた場所


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