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会社を見つめ直そうプロジェクト ①あなたの会社の強み50個言えますか?

みなさんこんにちは。
フォントメーカー、イワタの畑中です。

前回の記事でご紹介したとおり、イワタは2023年4月に本社のオフィスを改装しました。

明るく解放感のある新しい環境では、いい意味で雑談も増え、よりクリエイティブな空間になっていると実感しています。

改装を手がけていただいたヒトカラメディアさんから
可愛らしい観葉植物をいただきました🌱


1.新時代


オフィスも新しくなり、心機一転さまざまなチャレンジをしていこうとしているイワタですが、創業103年の歴史がある老舗です。

イワタの源流である岩田活版母型製造所は1920年(大正9年)創業。

第二次世界大戦真っ只中の1943年(昭和18年)には、海軍の暗号に使用するための活字母型を製作しました。

昭和22年の岩田母型製造所

昭和後期、活字からデジタル文字への移り変わりにも着実に対応し、2006年(平成18年)には、世界初のUDユニバーサルデザインフォントをパナソニック株式会社と共同開発するなど、時代の流れに沿って「文字」とともに歩んできました。

▼イワタ100年の歴史はこちら


大正、昭和、平成、令和。

イワタにとって、4つ目の元号となる令和

文字を取り巻く環境が変化していく中で、新時代に、「文字」とどう向き合っていくか。
イワタではこの問題について考え、全社員で意見を取り交わしています。


当社は100年の歴史があると紹介しましたが、これまでの100年とこれからの100年では世界が違います。

活字の誕生から大量印刷技術の向上、デジタルフォントの登場など、文字/フォントは時代に合わせて進化してきましたし、今後も変わっていくことでしょう。


イワタの「強み」は何なのか。

他社と比べて、何が得意で何が苦手なのか。


イワタがこれから先の100年を歩んでいくにあたって、会社の軸となる方針を今一度しっかりと定め、全社員が共通認識として持つ必要があります。

また、社内だけではなく、社外に「イワタがどんな会社か」を認識してもらうためにも、会社を見つめ直すことから始めよう!ということになりました。

今回から少し時間をかけて、我が社の「強み」について徹底的に考えてみようと思います。



2.あなたの会社の強みは?


突然ですが、「あなたの会社の強みを50個教えてください。

・・・この質問に、みなさんは即答できますか?

ぱっと思いつくのはせいぜい10個、多くて20個くらいではないでしょうか。

「立地がいい(駅チカ)」、「福利厚生がいい」、「ブランド力がある」など分かりやすい強みが最初に挙げられると思いますが、すぐに行き詰まってしまいます。

50個出すということは、会社の表面的な部分だけではなく様々な方向から、じっくりと見つめ直すことが必要になるのです。


今回は、せっかくの機会なので、もれなく全社員に50個ずつ強みを考えてもらうことにしました。

全社員といってもイワタの従業員は社長を含めて23人。
少人数だからこそ、即実行できる。

これも一つの強みですね!

イワタには88歳の現役デザイナーや、フォント博士と呼べるような文字マニアな社員が沢山います。

全員の知識を総動員させることで、実は知らなかったイワタの強みを共有し、改めて皆で同じ方向をむいて頑張ろう!という作戦です。



3.会社の強み50本ノック


それでは実際に、何をしたかをご紹介していこうと思います。

全社員に「強み」を出してもらうにあたり、今回はひとり50枚付箋を用意して、手書きしてもらうことにしました。
(山形県天童市にある事務所や、在宅勤務者にも付箋を送り、記入して本社へ送ってもらいました😂。)

◎用意したもの◎
・付箋(23人 × 50枚 = 1,150枚)
・模造紙

ブレインストーミングの全社員バージョンです。

ただし、全社員を一堂に会してというのはできなかったので、期間を定めて、社内の目立つところに掲示された模造紙に各自で記入した付箋をペタペタと貼っていくことにしました。

誰からも見える位置に模造紙を設置!


徐々に埋め尽くされていく模造紙を見ていると、こんな強みもあるのか!と気付くことができました。

どんどんと集まってきました!


最終的には、用意していた模造紙4枚がいっぱいに・・・

これでも貼りきれない付箋がまだまだあります


全社員から集まった「イワタの強み

これだけでも圧巻の光景です。


さて、ここからは全社員から出た「イワタの強み」をまとめていく作業に進むのですが、その様子は次回「会社を見つめ直そうプロジェクト Vol.2」にてご紹介します。


それでは、今回もご覧いただきありがとうございました!



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