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#032 私の履歴書~第5回 開発段階~

おはようございます!あっという間の金曜日、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?久しぶりにオフィスに来ました。やっぱりマンボウ中なので全体的に人は少ないですね。なんか久しぶりに東京の町を眺めるとやっぱり都会だなと。やっぱり田舎育ちの自分には合わないなと改めて実感しました。ほどほどの町が好きですね。さてさて、本日は私の履歴書シリーズ、開発段階のお仕事とまとめです。

開発段階に上がると・・・

創薬段階の研究成果が出て、開発に行きましょうってなると、それまでとは比較にならないくらい予算が付きます。何でかというとですね、臨床に向けた製剤開発や化合物の合成スケールアップが始まりますね。ここは大規模になってくるので予算がかかります。あといよいよGLP基準の試験が開始されます。ここもね、予算がかかるんですよね。つまり申請資料に使う非臨床試験が開始されるって感じです。日本は毒性以外の試験も信頼性基準とか言って、ほぼGLP基準の試験やって資料を提出するようにって話になっています。で、私が所属した部署では、自分たちで試験をするのは、探索試験のみでGLP基準の試験はCROに外注してました。それを予算と試験進捗を管理するのが仕事でした。

実際の業務は・・・

頂いた予算を元にCRO何社かの営業担当と面会して、見積りをとってなるべく予算が低くなるように交渉するんですよね。これがね、研究者をやっていた自分としてはなかなか大変でした。完全に交渉術に依存して予算をセーブできるかは、かかってます。まあ、色んな事をやりましたね。ただ基本的には営業担当やその上司との人間関係をどう作るかという話だと思います。やり始めたら、案外、向いてるかもと個人的には感じてました。実際に発注が決まったら、プロトコルの確認、進捗管理、報告書の確認、請求書・領収書処理等を行っていきます。またSOP上で発注するCROに監査に入らなきゃ行けなくて、年に2回くらいは、ど田舎の研究所に監査に行ってましたね。これも結構、大変ですけど夜はみんなで飲み会に行ったりして、情報交換もできて楽しかったなと思います。

まとめ

いかがでしたか?こんな感じの仕事を企業の研究所の研究者はしてると思います。研究者とはいえ、かなりサラリーマン要素も入ってきて(特に開発段階の仕事だと)、自分としては最初は慣れずに大変でしたが、案外、サラリーマン向いてるかもと感じることも出来て、良かったなと。今の自分の基礎になっているとも思っているので、大事な経験でしたね。次回からは、早期臨床開発・臨床薬理ってどんな感じ?って所に入っていこうかと思います。ではでは、また!

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