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#453 製薬業界ネタ~厚労省 ドラッグ・ロスに向けて未承認薬会議で新たなルート

おはようございます!今週もよろしくお願いします。先週の金曜日は久しぶりに外勤でクライアントさんのオフィスへ出かけていて、更新できずでした。金曜日もそうでしたが、週末、そして今日と本当に暑いですね。週末は近くの神社のお祭りだったんですが、たくさん人が来ていたのに加えて、この暑さ・・・さすがに少しバテました。。。今日も暑いそうなので、しっかり冷えた部屋で体力を回復させたいなと思います。来週はいよいよ沖縄なので、今週はおとなしくしていようと思います。さてさて本日は「製薬業界ネタ~厚労省 ドラッグ・ロスに向けて未承認薬会議で新たなルート」です。

新しいルートとは?

国も本格的にドラッグ・ロスの解消に向けて取り組むようです。以下、記事からの抜粋です。厚生労働省は7月5日、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」に、ドラッグ・ロス解消に向けて国が能動的に必要な情報の整理を行う新規ルートを設けることを報告した。対象は、欧米では承認されているものの、日本で国内開発が未着手の86品目。国が能動的に関与することで、未承認薬・適応外薬検討会議における評価、開発要請などの加速化を図る。従来は、未承認薬・適応外薬検討会議では、学会・患者会等からの要望を踏まえて評価、企業に対する開発要請がなされてきた。新たなルートでは日本で開発が未着手の86品目について、学会からの要望を待つことなく、国が医療上の必要性の評価のために必要な情報を整理するというもの。厚生労働科学特別研究事業で、医薬品のデータ整理、関連学会へのニーズ調査、市場性調査、開発の優先順位付け等を実施する予定という。

最終的にどういう打ち手があるのか・・・

確かに要望からスタートする必要もないので、まずは86品目に関して評価するということのようですね。これ最終的に日本支社がない海外の新興バイオの製品だった場合、どうなるんでしょうね。仮に手挙げで国内企業が開発するって話になったとしてもライセンスの問題とかが残るような気もします。それとも直接、海外の新興バイオと直接、国が交渉するんですかね。その辺のスキームがまだ分からないのでなんとも言えないですが、これだけ社会問題化しているので、何とか解決の糸口が見つかるといいなと思います。私が海外のクライアントと話している印象だと日本もマーケットとして検討したけど、やめている会社も多い感じがするので、国が要請して何とかなるくらいの問題でも無いような気もしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今後も同じようなケースもたくさん出てくると思いますし、ある程度、仕組化しておくことは重要だと思いますね。ただあまりにインセンティブ的な要素を増やすと同時に開発するよりも多少、遅れて日本に入った方がメリットがあるよねって話にもなりかねないので、その塩梅が難しいところなんじゃないかなと。まだ始まったばかりの議論だと思いますので、しっかりとフォローしていきたいなと思います。何にしろ治療方法がなくて困る患者さんが一人でも減るといいなと思いました。ではでは、また!


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