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#396 製薬業界ネタ~2023年発売の新薬 前年から35%価格上昇―米国、オーファンドラッグ増加で

おはようございます!今週もよろしくお願いします。いよいよ3月になりましたね~ちょっと暖かくなってきて、良い感じです。娘が週末に風邪を引いて、ちょっと熱もありそうだったので、今日は保育園はお休みにしました。そこまで調子は悪くなさそうではあるので、今日一日、ゆっくりすれば、明日には調子が良くなっているかなと思います。季節の変わり目は本当に体調を崩しやすいので、皆さんもお気を付けください。さてさて本日は「製薬業界ネタ~2023年発売の新薬 前年から35%価格上昇―米国、オーファンドラッグ増加で」です。

2023年発売の新薬 価格上昇―米国、オーファンドラッグ増加で

本日はアメリカの新薬の価格のお話。以下、記事からの抜粋です。ロイターが23年に米国で発売された47の医薬品を調べたところ、年間価格の中央値は30万ドルで、前年の22万2000ドルから上昇した。米国医師会雑誌(JAMA)に掲載された論文によると、21年は7月中旬までに発売された30医薬品の中央値で18万ドルだった。22年と23年は、FDA(食品医薬品局)が承認した新薬の半数以上が希少疾患を対象としたものだった。米国の場合、オーファンドラッグは対象患者数が20万人未満で、一部は大きな売り上げが期待できるものではない。オーファンドラッグの占める割合は、過去5年間の49%からわずかに上昇している。

米国の傾向は日本でも・・・

アメリカでも傾向は顕著になってきていますね。希少疾患に対する医薬品の割合が増えてきて、その分、新薬の価格は上昇傾向ということです。もちろん保険の制度が違うので、一概に比較は出来ないと思いますが、既に日本でも希少疾患の新薬の承認数は増えてきていますね。今後はこういう新薬の薬価は高くなっていくものと思われますし、日本も米国と同じようなマーケットになっていくと想像します。記事の中にもありますが、ブロックバクターの比率も下がる傾向にありそうで、メガファーマのビジネスモデルのブロックバクターを狙いに行く戦略もいよいよ難しくなる時代が来るのかもしれないですね。米国は世界で一番大きなマーケットですし、今後も要注目です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?いわゆる経済合理性限界曲線の稜線にのっかり始めているような気がします。もちろんしばらくは抗肥満薬のように一部のマーケットでブロックバクターは出てくると思いますが、だんだんと難しくなってくるんだと思いますね。その場合、次の手は何なのか、業界の流れをしっかり見て、ビジネスを考えていきたいなと思います。転換期にいることは間違いないので、皆さんも色々と考えて見るのもいいかもしれないです。ではでは、また!


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