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#199 業界ネタ~今年の新薬

おはようございます!明日からお休みになるのですが、娘も今日で保育園が今年最後になりました。本人も良く分かっているようで明日から休みなので、あそこに行きたいとか朝から言ってましたね。少し風邪気味のようで鼻水が出始めたので、まずは休養かなと思っているところです。さてさて本日は「今年の新薬」です。

小粒な製品・会社が増えている・・・

今年を振り返る業界ニュースが出ていましたので紹介したいと思います。2022年に薬価収載された新薬49成分(投与経路の違いによる重複を含む)のうち、ピーク時の売上高予測が100億円を超えたのは13成分だった。投与経路違いによる重複を含む49成分のうち、内資系企業の製品は17成分(34.7%)で、外資は32成分と全体の65.3%を占める。ピーク時売上高予測が100億円を超える13成分に限ってみると、12成分が外資系企業のもので、そこにはメガファーマだけでなくスペシャリティ領域に特化した比較的規模の小さい企業の製品も含まれていた。希少疾病用医薬品が全体の4割を占め、大型化を見込む製品は少なくなってきている。

ビジネスモデルの転換完了の先には・・・

ビジネスモデルの転換がかなり進んできているのが分かるかなと思いました。基本的には業界全体で1製品で大きな収益を上げるのは困難であるので、希少疾患へシフトしていて、会社の規模も小さな会社が開発しているケースが増えているということかと。こうなってくると日本法人を持たないより小さい企業が開発した医薬品がやはり気になりますね。全体のトレンドとしても製品も企業も小型化しているので、そういう状況でも日本でも先進的な医薬品が使える状況を如何に作っていくかという事が課題になってくることは間違いなさそうです。日本法人がない会社に対していったい誰が日本からアプローチするのかなんてこともふと頭をよぎりました。来年以降もこの点に注目していかなければと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?最近の業界のトレンドがそのまま出ている統計で、なかなか興味深いなと思った次第です。24年の薬価改定も合わせて来年も要チェックだと思いました。今日で仕事納めとなりました。今年も色々とありがとうございました。少しでも皆さんが考えるきっかけになればと思って色々とご紹介してきましたが、何かお役に立った情報がありましたでしょうか。来年も皆さんのお仕事のお役に立てるように発信を続けていけるといいなと思っています。ではでは、よいお年をお迎えください!

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