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双子と移動手段 【 #こんなコラボあったらいいな 】

 前回、私も取り上げて頂いた日経COMEMO企画。今回のテーマは「こんな企業コラボがあったらいいな」だそうです。

 「夢のコラボ」といえば、やはり意外性のあるものなんだと思いますが、いざ考えてみると・・・そう簡単には浮かびませんね。こんなコラボあるかな~なんてネットで調べると業務提携済みだったり。

 こんな時は自分が当事者で、しかもニッチな分野から考えてみると何かあるかもしれません。

 私の場合『 双子育児 』はどうだろうか。

 便利なものは世にたくさん溢れていますが、まだまだ進化しそうだし、需要もある。普段、育児で困っていることは・・「移動手段」だなぁ。

 ということで双子×移動の「こんなコラボあったらいいな」を投稿します。

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■ 自転車 × ベビー

 双子が生まれてから、私はFBの双子パパコミュニティーに所属しました。きっかけは、双子育児のヒントが知りたくて以下のサイトに出会ったことでした。

・ 同時にミルクをあげるにはどうすればいい?
・ 泣いたら文字通りおんぶにだっこする?
・ チャイルドシート3台の配置は・・・、おすすめのグッズは・・・

 当時は「?」だらけ。ネットを通じて先輩方の意見が読めるというのは本当にありがたい世の中です。そして、このコミュニティーに属してから、ブログを運営しているYuichiさんの他、双子育児のために世に働きかけている方々の活動を知ることになりました。

 今回「こんなコラボがあれば・・・」に関連して、紹介したい方が㈱ふたごじてんしゃ代表の中原美智子さんです。実際にお会いしたことは無いですが、FB等の発信を応援しながら追いかけてきました。双子ママでありながら、双子用の自転車を企画・開発し、会社を設立した方です。

( 『 ふたごじてんしゃ 』が生まれた経緯は以下HPに記載あり)
ふたごじてんしゃは「自転車屋さん」ではありません。
双子を育てていく中で感じた、疎外感、ひきこもり、閉そく感にマイノリティ。心だけでなく行動までも制限する移動問題。
これらに真っ向から立ち向かおうとした結果、まずは「ふたごじてんしゃ」をカタチにすることを目指してきました。(上記あいさつより引用)

 なかなか完成に至らず、何度も発売が延期になりました。FBで延期の投稿があれば「いつできるの?」「検討していましたがやめます」というようなメッセージもありましたが、多くの方が「応援しています」という答えでした。

 そもそも双子育児しながらチャレンジすることがまず凄いです。ただ、もっとすごいことは、自分のためではなく「これからの人」のために挑戦したこと。と言うのも、ご本人のお子さんは成長とともに双子用自転車が不要になります。成功するか分からない、メーカーの協力や資金繰りもどうなるか分からない中、なかなかできる事ではないと感じました。

 我が家も移動手段は現在進行形で課題です。横型のベビーカーを使い倒し、3人乗りのベビーカーや前後の乗せるタイプの自転車を用いています。妻用の車は無いので、ベビーカーこそ愛車です。

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 妻が頑張ってくれて、不便があってもなんとかなってきました。そして子供が成長したら、過去の大変さは思い出となり、今現在の課題に直面するという繰り返しです(もちろん課題や苦労以上に楽しく過ごしていますが)。

 ふたごじてんしゃもHPで説明がある通り、注意点もあり万能ではありません。活動を見てきたからこそ、『ふたごじてんしゃ』がより進化、一般化してほしいですし、大手の自転車や自動車、電化製品のメーカーとベビー用品の企業がコラボして、よりこの方面も発展してくれたらいいな~なんて思います。

・双子用自転車の改良
・電動アシストベビーカー

 などなど。

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■ すでに起きているコラボ

 双子用ではありませんが、昨年、パナソニックとベビー用品大手のコンビが業務提携し、今月から新たな電動アシスト付自転車が発売されるそうです。

日本の自転車市場は縮小傾向にあるものの、こぐ力をサポートする電動アシスト自転車の人気は高まっており、年間8%ほどのペースで成長しているという。特に幼児席付きの伸びは大きくパナソニックサイクルテックの出荷台数は年率で約17%増えている
背景にあるのが共働き世帯の増加だ。子供を保育施設などに預ける保護者が、自宅からの送迎に体力の消耗を抑える電動アシスト自転車を使っている。コンビの担当者は「子育てに利便性を求める人が増えている」と説明する。(記事より)

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 一方、海外ではこんな動きもあります。

 また、海外製では既に色々なものが出ています。

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Burley(2座席ありで、自転車に取り付けるリアカー式)

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 ちなみに、双子の親コミュニティー内ではキャリーワゴンも人気です。

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■ まとめ

 私も当事者になってから「こんな時どうしよう」「こんな商品あるかな~」と調べてきました。その都度、購入しようとは思わなくても、海外の新たな商品を発見したり、先輩方の活用事例を見たり。
 何か、まだまだ可能性があるように感じます。

 利便性よりも安全性や実際、自分の生活圏内で使えるかどうか。

 上記の引用記事にある「双子ベビーカーのバス乗車拒否」の問題も話題になりました。我が家は折り畳めないし重いので、バスに乗る発想はなく、ベビーカーや自転車、タクシー等で対応しています。だた、それぞれ事情もあるのでしょう。

 双子を連れていると「最近多いわね~」と言われることがあります。少子化が加速している中、不妊治療や医療の進歩で多胎児の「割合」は以前よりも増えているようです(50人に1人)。

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(出典:日本多胎支援協会 http://jamba.or.jp/2016/wp/wp-content/uploads/2019/09/ooki_hiko_2018Dec.pdf

 先程のパナソニックとコンビのコラボ記事に「共働き世帯の増加」が電動アシスト自動車の躍進の要因とありましたが、プラス「多胎児世帯の需要」もニッチながら、求める声は大きいのかもしれません。

#COMEMO #こんなコラボあったらいいな #育児 #子育て

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