見出し画像

時に「メイン以外の表現」が気になるんですよ。

しばらく風邪をひいていたのですが、ようやく回復して動けるようになったので、久々に夫とお出かけっぽい外出をしたのでした。まぁ基本車でドライブ、何らかの施設に入る時は念のためにマスク着用短時間で。

福岡と佐賀の間あたりにある三瀬峠近辺に行きまして、あれですね、知る人ぞ知るマッちゃんとか大和の道の駅とか、「あの辺り」の道沿いですね。今回は、個人的には生の唐辛子があったのが掘り出し物でした。生の唐辛子のペペロンチーノとか、めっさ好きなんですよね…。マッちゃんちょうどイートインコーナー改装中で豆腐食べれなかったのだけが残念。

大和の道の駅の方は海産物が数は少ないけどわりと良くておすすめです。鯛のおかしら(でかいのひとつ)400円台はつよかった。潮汁にするぜ。

そんなこんなでようやっといつもの調子を取り戻してきたので久々に更新です。

今回は「女性向け男女恋愛ものの中の肉弾バトル表現」とか「青春スポーツものの中における恋愛表現」とか「推理ものの中における芸術・美食表現」とか「なろう男子向けバトルものの中における貴族らしい豪華ディナーとかマナーなどの生活表現」とか…まぁ、もろもろ組み合わせ自体は何でもいいんですが。

「力を入れているメイン『じゃない』表現が不足or過多になってしまったばっかりに、何だか異様にその部分の違和感が気になる作品になってしまったよ」という、書いててよくある悲しいお話についてです。


不得意な表現でメインの話の展開を繋ぐ時に。


私は天才的な書き手ではないので、ものを書く時に「策を弄する」という意味で先にプロットをわりと考えるたちなわけですが。

メインジャンル関連は大体好きなこと・やりたいことなので、放置していても普通に思い付くわけですよ。問題は「メインじゃなくてさして得意でもないけど、話の展開に必要な表現」についてですね。

例えば、「恋愛ものなんだけど、ヒーローがトラブルに巻き込まれたヒロインを守るために何やかんや肉弾バトル展開→無事助け出されて愛を確かめ合うふたり」みたいな展開のストーリーがあるとして。

あくまでもこの部分の「何やかんやの肉弾バトル表現」は恋愛展開のための「繋ぎ」でしかないので、たぶん「至高のバトル表現」でなくてもさして問題はないんですよ。恋愛ものであれば「恋愛ものとしてときめく展開になっているか」が何より大事なわけですし。ここで恋愛表現よりバトル表現優先しても仕方ない、とも言えるので。

ただ、「このバトル表現が恋愛表現にとってプラスに働く場合は、バトル表現も効いている方が絶対に映える」わけじゃないですか。例えば、ヒーローの格好良さや能力の高さをより示す時とか。

となると、「一体何をどこまで書くのがその作品にとってベストなのか」みたいなことは考えてしまうわけです。

あんまりバトルを専門的に書きすぎると「恋愛メインものとしては少しブレる」わけじゃないですか。あんまりやりすぎるとバトルものの方になっちゃう。でも全くやらないと、それはそれで「苦手か。適当にほどほどで避けて繋いだな…いやメインじゃないから必要なわけでもないけど…」と透けて見える可能性を考えてしまう。バランスについて考える必要が沸いてくるわけです。

いや、苦手なら逆に「ここは私の主戦場ではないから」と完全に意識した上で「ほどほどでサクッと切る」というのも策ではあると思う。けど私個人は「もっと何とかできんのかな…」と考えてしまってどうしても諦めきれないんですわ。そして結局、どっち付かず半端な何かが出来上がる…。

得意・好きなことがサブの時の出力調整について。


このように苦手なものを必要性で書くのも大変なことなんですが、得意・好きなことをサブで描く場合も別の意味で大変だったりします。

特にうんちく系ですね。「好きなことのうんちく語り」が好きだと危険です。

好きなものをついついマシンガントークしてしまう、「オタク特有のあの感じ」の勢いで書いてしまい、確実に出力過多になります。下手するとメインを食ってしまう。

あれ?今何の話してたっけ?となりがちです。

足りないものを書き足すより、適度なところまで自力で差し引くことの方が、はるかに難しいわけで。他人から「ここの部分いらないよ」ときっぱり指摘されるまで自覚はできない…。

知ってる知識をブン回したり、得意気なところが滲み出てる~!自尊心満たそうとしてやがる~!うわあああ、落ち着いた後に読むと、めたくそ恥ずかしい…!!!んあああ~…!!!!(悶え)

みたいなことになります。やり過ぎると後に黒歴史となりますね。こわい!!!!経験者は語る。

キャラの状況説明や展開に生きるなら、全然ありなんですよ。あって助かるぜ!なうんちくなら問題ないんですよ。むしろ、例えば司馬遼太郎先生みたいに「余談だが…」とか言いつつもガッツリと語れるなら、それはそれで作風・個性として売りにもできるんだと思います。

でも、よっぽどの才能がないとそこまでの域には行けないんですよね。ただの「浮いてしまっているだけのうんちく」にしかならんのよね、普通の書き手の場合はね…。「余談ならここであえて語らんでええやろがい?メインやれや」なるよね。

まぁ、司馬先生という大作家でも「その余談こそが司馬史観をいち読者たちに歴史的事実と思い込ませる装置になっていて、そこが歴史小説家として罪深い」みたいに今は言われている部分もあるわけでやな…。素人にはおすすめできない、ってやつですね。


具体的な過不足の防ぎ方。


で、そういう、サブの表現の過不足をどうやったら防げるかなんですが。

結局は「書き手として何をどうしたいのか、自分を律しつつも、メインの目的意識をはっきりさせる」のがまず第一なのかな、という気がします。

要は「何をやりたいか」ですね。その話を書くに至った動機の部分、というか。

その「何を」という部分に当てはまるのは、書き手によるんだと思います。ジャンル自体がやりたいのかもしれないし、作品のテーマ的なことがやりたいのかもしれないし、キャラ同士の関係性を詰めたいのかもしれないし、それ以外の他のことかもしれない。

ただ絶対「メインの目的」があって、次に「目的を果たすためにやるべきこと」が確定する。それから、必要に応じて「サブでやるべきことや必要な分量」という思考も浮上してくるわけで。

なので、まずメインを明確にすることですね。

それが出来てなかったから(分割しきれないメンタルでそういう内容を書いたから)、先日書いた「シュレディンガーはたぶん猫。」はマジでごちゃごちゃだったよなぁ…と反省しているのでした。

ひっそりと、ひとりきり反省会がまだ続いていますよ…実は。ふへへ。次の作品はちゃんとしたいなぁ…。

やるべきことは、しっかりと絞らないと駄目だよなぁ。そしてサブでやることも絞らないとな…。

プロットという「設計図作り」が一番私にとっては難しい作業だわ。


お読み頂きありがとうございました。よろしければスキお読み頂きありがとうございました。よろしければスキ・コメントなど頂けると嬉しいです!

作者・鰯野つみれのNOTEのサイトマップは以下↓となります。


まずサポートについて考えて頂けただけで嬉しいです、頂いたサポートは活動費として使わせて頂きます!