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前職の愚痴 part3


はじめに

鰯です。この度はワイの文章を読んでいただき、ありがとうございます。

今回は異動後から退職までのお話をしていきたいと思います。それ以前の話はpart1とpart2に書いています。それでは、よろしくお願いします。


7.夏編 ep.2

異動による引き継ぎのために、ワイは異動を命じられた次の日から新しい職場へ行くことになりました。引き継ぎを担当してくださった方は、自分より少し年上の女性で、「分からないことがあれば何でも聞いてくれて大丈夫だからね!」と優しく関わってくださる良い方でした。正直、「こんなに明るい人がどうして退職するんだろう?」と不思議に思っていました。

始めこそスムーズに引き継ぎを進めることができていたのですが、途中から雲行きが怪しくなりました。後で判明したことですが、その方は鬱を患っており、体調不良により出勤できなかったり、来れたとしても薬の副作用で話すことすら厳しい状態が続くようになり、引き継ぎが進まない日が増えてきたのです。

結局、ロクに引き継ぎもできないままその方は退職日を迎え、ワイは異動先の情報があまりない状態でそこで仕事を始めることになりました。

8.秋編 ep.1

流石にこの状態で始めさせるのはまずいと上が判断したのか、引き継ぎの方が退職されたタイミングで新しい上司がワイの教育係として来てくださることになりました。

前回のパートにも書きましたが、前のところの上司は放置型で教育らしい教育をほとんどしてくれなかったので、せめてしっかり教えてくれる人であってほしいとひたすら願いました。

しかし、その願いも儚く散りました。新しい上司は、OJT研修のときにワイの教育係だったパワハラ上司でした。この人を見た途端、「あ、終わった」と思いました。この辺はpart1にも書きましたが、この人は教育をほぼしない放置型の上、息をするようにパワハラをしてくるク〇野郎であることを身をもって知っていたからです。

ここから地獄の日々が始まりました。

仕事が始まる前から常にワイの隣の席に座って監視をし、ちょっとでもミスをすると「なんでこんなことすんの?」「前の奴の働き方を間近で見てたよね?見てたらもっとマシな行動すると思うんだけど?」と圧力をかけてくるようになりました。

その上、上司がワイの側にいないときは監視カメラでワイの行動を監視し、何かある度に「今何してたの?」「お前の行動、カメラで見えてるけど?」と電話がかかってくるようになり、ワイの心は常に疲弊しきった状態で、職場に行くのが本気で怖い、行きたくないと感じるようになりました。

9.秋編 ep.2

こんな地獄のような日々を何とか耐え抜き、2ヶ月ほど経つと1人でも大丈夫と判断されたのか、上司がワイのところにあまり来なくなりました。

これでもう大丈夫だと安心したのも束の間、次の試練がワイを襲いました。

前任の残していった仕事の爆弾が爆発し、汚客からのクレームが殺到するようになったのです。内容は色々あったので省きますが、酷いときは1日に何件もクレームが来て、その対応だけで1日を終える日もありました。

更には疲れからワイ自身もミスを多発するようになり、ワイ自身が原因でクレームが来ることが増えました。そのことで上司からも詰められるようになり客と上司に毎日謝罪をするばかりで、自分が一体何をしているのか分からなくなってきていました。

そしてワイに追い討ちをかけるように、1番仲の良かった同期から退職が決まったと連絡が来ました。どれだけしんどくてもまだ同期が辞めてないから続けないと、という気持ちがあったのでこれまで頑張れましたが、それがなくなったことで完全に心が折れました。

10.冬編 ep.1

冬に入り、自分と仲の良かった同期は全員退職を決め残っているのはとうとうワイ1人となりました。1人でも何とかやっていくしかないと思い、始めこそ頑張りましたがやはり弱音を吐き出せる人がいないのはかなりしんどく、自分だけでは抱えきれなくなってきていました。

これらの原因が重なり、この職場に来年もいたら自分は耐えきれない、異動がまたあったとしてもこの環境が改善されることはないと強く感じたため、年明けに3度目の退職を告げることを決意しました。

過去に2回、退職面談で失敗してきたため、今回は本気で辞めるために念入りに準備を行いました。

まず、段階はかなり飛ばしましたが上司ではなく人事部長に直接辞めたいことを伝えました。理由はシンプル、上司より立場が上の人からの許可がおりれば上司もそれに従う他ないと思ったからです。短い時間ではありましたが話を聞いてもらうことができ、「君の上司に止める権利はないから、本気で辞めたいんだったら辞めていいよ。はっきり言ってこの会社、おかしい人ばっかだし」とお言葉をいただき、気持ちが少し楽になりました。

※人事部長が直接上司に何か働きかけるということは最後までなかったので、これは無駄だったかもしれません

次に、上司に「退職の件で相談したいことがある、面談をしてほしい」と連絡をし、半強制的に面談日を設定しました。面談日が確定した後、一番信頼していた先輩に辞めることを伝え、面談日にLINE電話を繋ぐから証拠のために話を聞いていて欲しいとお願いをしました。

あとは既に辞めた同期に、退職面談をする際に注意しておくべきことや退職理由を何と伝えたか等の細かいところを聞き取り、万全の準備を整えました。

そしていよいよ面談当日、ワイは「絶対に辞めてやる」という強い気持ちを胸に、面談に臨みました。

面談では、「なんで辞めるのか」「ここ辞めて次はどうするのか」「君が辞めて残された人の気持ちを考えたことはあるのか」といった既に何度も聞いたセリフを投げかけられましたが、辞めるの一点張りを貫き通し、ワイは遂に退職を勝ち取りました。

ただ、向こうもなかなかしぶとかったため、退職日が3ヶ月後というかなり期間をあけられてしまった退職になりました。

それでも退職が決まったことに変わりはないので、嬉しさのあまりLINE電話を繋げて監視してくれた先輩と元同期に感謝の気持ちをすぐに伝えました。

11.冬編 ep.2

このまま退職日まで何も起こらずハッピーに退職日を迎える…と行きたかったのですが流石はブラック企業、そう簡単にはいきませんでした。

退職が決まってから、明らかに上司のワイに対する対応がこれまで以上にキツくなっていました。「お前はもっと数字をとらないといけないから明日は出勤して電話をかけまくれ」と無理やり休日出勤を命じてきたり、こっちから話しかけると聞こえるように舌打ちをしてくる等のひどい対応をとられましたが、退職が決まっていたので何とか我慢をすることができました。

更に、最悪なことに個人的にはこの一年で一番しんどかった出来事が起こりました。

ワイの職場では仕事の手伝いのためにアルバイトの方が数名いたのですが、その人たちから「有給をとりたい」と言われるようになりました。3年以上続けている方が多く、自分もその人たちになら有給はあるだろうと認識していたため、「上に確認しますね」と伝え、上司に連絡をしました。

上司に連絡すると「お前はバカか、アルバイトに有給をとらせちゃダメなんだよ」と早々に暴言を吐かれました。何故ダメなのか理由が分からなかったので話を聞いてみると、どうやらアルバイトが有給をとるには社長の許可が必要らしく、その手間を面倒くさがって偉い人の間では「アルバイトに、有給をとらせてはいけないものだと認識させろ」といった価値観があったようでした。

もちろんワイはそんなことがあるなんて1ミリも聞かされていませんでしたし、何より「違法では?」という言葉が一瞬頭をよぎりました。

こういうことを言われては自分にはどうにもできないと思い、相談できる人もいなかったためアルバイトの人に何て言おうかと悩みながら日々を過ごしていると、しびれを切らしたのかアルバイトの方から「返事はまだか」と急かされるようになりました。それを上司に伝えると「お前でいい感じに納得させろ、この問題はお前の責任なんだからな」と言われ、解決には至りませんでした。

バイト「有給をとらせてください」

ワイ「バイトの人がこう言ってるんですが…」

上司「お前がなんとかしろ」

ワイ「どうしたらいいの…」

以下ループ

簡略化しましたが上の流れが何度も繰り返され、両者から詰められまくったことでワイの精神はもう崩壊寸前でした(正直、ワイを挟む必要一切ないからお前らで直接会話してくんね?と思っていました)。

結局、ワイでは頼りにならないと思われたのか、アルバイトの方が上司に直接交渉したようで(結果は分からないのですが)、壊れる寸前で何とかこの問題から解放されました。

退職後に聞いた話になりますが、どうやら前任もこの問題に巻き込まれたようで、この板挟み状態が長引き結果として鬱になってしまったことを知り、自分はまだ運が良かったのだなと痛感させられました。

12.最終章

そして迎えた最終勤務日。この日も当然のごとく、上司から仕事をたっぷり押し付けられ22時まで残業していました。上司からは、最後にみんなに挨拶していくよう言われていたので他の人が帰ってしまっていないか不安に思いつつもお世話になった方に電話をして挨拶をしました(全員残業していたので電話に出てくれました)。

上司にはできるだけ挨拶したくなかったので最後まで残していたのですが、こいつにさえ電話すればもう全てが終わると思い、電話をかけました。何を言われるのかと内心ドキドキしていたのですが、挨拶を済ませると「これまでキツいことを言って申し訳なかった、全部お前のためを思ってやったことだった」と急に言われました。

今更こんなことを言われたところで許すわけがないし最後まで自分のことしか考えていなかったんだなと呆れたのですが、早く終わりたかったのでテキトーに流し、とうとう地獄のような社畜生活を終えました。

帰り道、信じられないくらい足取りが軽く、駅までスキップして帰ったのを覚えています。そのくらい開放感がすごかったです。


さいごに

退職後に本社からアンケートが届いたのですが、もう無関係になるからいいやと思いこれまで受けた仕打ちをボロクソに書いて送りつけました。

そのおかげもあるのか、ワイが退職した後にパワハラ上司はこれまでの悪事がバレ、上からこっぴどく詰められたようで鬱になり、数ヶ月の休職を経て地方に左遷&降格になったようです。痛い目を見てこちらの気持ちも少しでも理解し、今後はこういうことを一切しないような人になってくれるといいなと思いました。

退職から一年近く経ちましたが、前職で受けたことは今でも鮮明に覚えていますしたまに夢に出てくるときもあります。そのくらい前職のことがトラウマです。もしこの文章を学生の方が見ているのであれば、口コミサイトは必ず確認してその会社が大丈夫か否かを判断するようにしてほしいです。

最後になりますが、こんな拙い文章を最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。とりあえず、完走できたことに安心しています。途中から愚痴というよりは告発みたいになってしまい、テーマから逸れてしまって申し訳なかったです…

書ききれなかったエピソードがまだいくつかあるので、気が向いたらそちらも書いてみようかなと思っています。

改めて、前職の愚痴に最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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