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育休中に大学院に進学した話|新米ママの大学院生活

息子を出産して10ヶ月。はじめての出産、はじめての育児、たくさんのお散歩。そんな経験を提げて、この4月、息子は保育園に、わたしは大学院に進学した。
具体的に進学を考え始めたのは、4年ほど前、海外駐在中のこと。駐在経験を通じて視野が広がり、より専門的な知識を身につけたいという思いが強くなった。当初は海外の大学院に進学することを視野も入れていたけれど、帰国後に出産を迎えることになり、育児との両立を考え、国内の大学院を受験。

息子はキャンパスの中の保育園に通園。雨の日も晴れの日も、一緒にキャンパスへ通いました。


育休を活用

2023年1月、各メディアはある国会議員が「育休中のリスクリングを」と発言したことが炎上したと報じた。

育休は休暇ではないという世論が圧倒的多数派で、「キャリアアップの発想が理解できない」「リスキリングを強要しないでほしい」という意見もあった。
わたし個人としては、育休を大事にしたいと思いつつ、国際的にみれば年単位の育休は異例と考えており、不安や焦りを感じてしまった。育休を、どうにかキャリアを後押しする経験に繋げられないかとウンウン考え、出した結論が、大学院への進学だった。大学院に進学するんだと思うと、産休・育休への不安が払拭できた。
育休は「休み」ではない。だからこそ、育休が取得者のキャリアにとってマイナスになるのは絶対阻止したい。イーブンになるのが当然で、むしろプラスになる、育児の始まりが自分のキャリアにとってチャンスだと思えたら、出産にもっと前向きになれると思う。

子どもとともに成長する日々

わたしが大学を卒業したのは10年前で、改めて大学院で学び直すのは決して楽なものではないが、子どもと共に成長する日々は大きな喜びでもある。また、子どもと過ごす合間に授業や研究に没頭する時間は、私にとって、本当に大切なひとときになっている。

おわりに

4月に入学した大学院も、最初のセメスターが終わった。子どもと一緒に成長したと実感できたことや、自分自身の専門知識を深めることができた時間が、何ものにも代えがたい貴重な経験だったと感じている。この間に経験したこと、仕事と学問の違いや戸惑、育児との両立などについては、また別の機会に書こうと思う。

(追記)
体験談の備忘録は、こちらからご笑覧ください。▼



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