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森美術館|あかちゃんと散歩(東京編)

都内には、小さなこどもの来場を時間限定で推奨する「ファミリーアワー」や、普段徒歩でしか入れない館内にベビーカーで入ることができる「フラットデー」なんかを設けている美術館がある。多くの美術館には授乳室やオムツ台があって、実際には子ども連れでも問題ないことの方が多いのだけど、育児中は美術館で過ごす贅沢な時間とは無縁に思えて、足が遠のいてしまう。森美術館の「おやこでアート ファミリーアワー」は開館前の美術館を貸し切って行われる。開始時間は9時15分。朝活だ。一念発起して、行ってみることにした。

この日の展示は、「私たちのエコロジー 地球という惑星を生きるために」

午前8時台の地下鉄は通勤ラッシュで殺伐としていた。ベビーカーで乗り込むのは勇気がいるが、きちんと声に出してお願いすることにした。幸いあかちゃんは泣かず、六本木に到着。よしよし。9時の六本木はまた夜とは表情が異なり、整然としていて、背筋が伸びる。レストランや店舗も開店前。人もまばらで、駅に到着してからは移動はスムーズだった。


ツアーでは、展示のポイントや裏話を聞くことができる。


9時30分ごろ、森美術館の入り口に到着すると、ギャラリーツアーが始まったばかりだった。10数組の親子が参加。足取りは人それぞれという感じで、ツアーに参加しているからといって聞くことを強要されたりはしない。話をじっくり聞いてもいいし、立ち止まってもよい自由な雰囲気。うちのあかちゃんはまだ7ヶ月で歩けないので、踏んだり触ったりして楽しむのは難しいから、アートはさらっと鑑賞しつつ、ギャラリーツアーについていってできるだけ解説を聞くことにした。

触ることができない展示も、近寄って間近で鑑賞できるスタイル。

また、ツアーの最後にはシェアラウンジが準備してあり、絵本や塗り絵が置いてあった。ラウンジを出る頃には、すでに10時半をまわっていた。あかちゃんはお昼寝に入ったので、すかさず、もう一周。美術館には一般のお客さんもいたが、漫喫した。

<森美術館>
アクセス:六本木駅直通、麻布十番駅より徒歩15分
ベビー関連施設:オムツ台あり、ベビーカー乗り入れ可能。
料金:展示による

六本木ヒルズを出ると、11時過ぎになっていた。ここまできたら、最近話題の場所に行ってみようと、歩くこと15分。到着したのは、麻布台ヒルズ!話題のお店でお昼のハンバーガーとお土産のスイーツをゲット。大満足のうちに帰路についた。麻布台ヒルズは神谷町直結。六本木一丁目も徒歩5分圏内で、ベビーカーでのお散歩におすすめ。麻布台ヒルズのキッズスペースは眺望が最高、白基調で清潔、オムツ台や個室の授乳室だけでなく、電子レンジやランチスペースもある。オムツ交換だけでも、行ってみる価値あり!

森美術館での朝活。早起きと通勤ラッシュにエネルギーをつかったけど、挑戦したかいがあった。



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