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【遊戯王】クローラー新規、その可能性について

初めに

「クローラー」というテーマがある。
機界騎士の尖兵として生を受けた昆虫族テーマであり、大半がアウラムとの戦いで破壊され残った最後の1体《クローラー・パラディオン》も最後の戦いで盾にされて破壊となった所謂絶滅テーマだ。

ストーリー上新規が望めない彼らにKONAMIは更なる追い打ちをかけた。
11期のルール改訂である。
これにより
・リンクモンスター前提の展開が少なくなり。相手のリンクマーカーを使用した展開が行いにくくなる
・フィールドを離れた時に発動する効果がエクストラデッキに戻った場合発動しなくなり、大幅に弱体化
・裏守備クローラーの除去に対して効果で表示形式を変更してもリバース効果が使えなくなった
という三重苦が襲い掛かり、クローラーは名実ともに10期最弱テーマの称号を手に入れた(※私的観点です)

そんな絶望の中に光は刺した

《クローラー・ソゥマ》
効果モンスター
星6/地属性/昆虫族/攻2000/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを裏側守備表示にする。
このターン、対象のモンスターは表示形式を変更できない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
このカードのレベルを2つまたは4つ下げ、レベルの合計が下げた分と同じになるように、
自分の手札・デッキ・墓地から「クローラー」モンスターを選んで表側守備表示か裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)

機怪神エクスクローラー以来、実に3年ぶりの新規登場である。

カード解説

このカードの特徴を述べていこう。

①レベル6、昆虫族、2000/2500

クローラー最大打点となる攻撃力2000を持ち、レベル6の上級モンスター
守備力も2500と高く後述の特殊召喚効果は表示形式関係ないため、攻めも守りもこなせる良きステータスである。
下級クローラーの共通効果にレベル制限がないため、裏守備でリクルートして耐えたうえで効果が使える
レベル6のためワームベイトと喧嘩しないのもGOOD

②自分の場の表側表示モンスターを裏側にしてss

シルキィのような効果
モンスターがいれば使用して特殊召喚できるため、条件がかなり緩い
セットしたモンスターは表示形式を変更できないがあくまでプレイヤーによる変更のため、罠などで表にすることは可能
クローラーの効果を再利用できるため
1:レセプター反転召喚してソゥマサーチ
2:ソゥマssしてレセプター再セット
3:《星遺物の傀儡》で次のターン起こす

のような動きもできる


③レベルを下げてクローラーを2体までss

いままでクローラーを2体並べる場合
・裏守備でスパインのような硬いステータスを伏せて耐えてから次のターンで召喚権を使って2体目を出す
・レセプターを和睦のような戦闘破壊防御で守り、サーチしたクローラーを出す
・《星遺物に差す影》と召喚権で2体並べる

と一工夫必要だった。
だがソゥマは先述の条件の緩さからssした上に追加で2体のクローラーを出すことができ、クローラーリンクの召喚が非常に容易になっている。
同名カードこそ1枚までなものの、表示形式も表裏が選べるので
・2体裏守備でss(壁の用意)
・1体裏守備、1体表守備でss(傀儡用)
・2体表守備でss(リンク召喚用)

と使い分けれるのが偉い
しかも展開に制限もかからないため
・クローラーリンクやサブテラーマリスの妖魔
・ランク2→アーゼウスや未来龍皇
・ソゥマ含めてリンク3
と選択肢も豊富
誘発即時でなく、起動効果のためリンククローラーでセットした状態から反転召喚して効果を使って展開できるため捲りにも使用可能

④イラストがかっこいい

正義(昆虫というよりエイリアンっぽいのは気にしてはいけない)
蒼穹の機界騎士の行方がよくわかってなかったですがステータス一致しているので創星回帰後の世界で合体して生きているのだろうか

最後に

・・とざっくり書き殴ったが要するに「いい強化を貰った」ということである(KONAMI様ありがとうございますありがとうございますついでにリンク1もください)
以前クローラ―デッキについてはNoteを書いており、数年間ほぼ同じ構築で使い続けていたがこのソゥマは今までのクローラーの常識を覆す強さを持っていることは間違いないだろう

これでトイレの黒ずみ汚れのようにしぶとくしつこく戦えるようになる・・はず


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