見出し画像

内房線を完乗してみた

あけましておめでとうございます。
昨年はだらだら&無広報で日記の気持ちで書いておりましたが、意外と見ていただけるんだなと感じているところです。見ていただいたり、スキを押してくれた方、ありがとうございました😌

スクリーンショット 2021-01-04 11.16.59

本年も、ゆる〜く撮影した写真や街ブラ記録を投稿していこうと思います。

さてさて本題。
今回はJR内房線の乗車記録を書きたいと思います!

千葉・房総を走る内房線・外房線

地元は外房線沿いなので、通常東京から帰る際は、千葉駅や蘇我駅で外房線に乗り換え、太平洋側を通って帰路に着きます。

このあたりは完全に車社会ですので、木更津や館山へ用があっても100%車で行きます。(久留里線なんて、恥ずかしながら高校生時代は知りませんでした。笑)
そのため、ご近所にもかかわらず、今まで東京湾側を通る内房線は意識的に乗車したことがありませんでした。

JR東日本の2021春ダイヤ改正によるE131系の登場に伴い、最近この界隈が少し盛り上がっています。
これまで安房鴨川駅を終点とした内房線・外房線でしたが、「房総半島を南回りするロングラン列車」が復活し木更津から上総一ノ宮までの直通運転が始まるみたいです。
復活ということはかつては直通していたのかと思い調べてみると、1929年頃に内房線の前身の「北条線」が外房線の前身の「房総線」に編入したことで直通運転が行われていたみたいですね。

スクリーンショット 2021-01-04 13.47.58

スクリーンショット 2021-01-04 13.51.27

2021年3月ダイヤ改正について(JR東日本)
https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201218_ho01.pdf
2021年3月ダイヤ改正について(JR東日本・千葉支社)
https://www.jreast.co.jp/press/2020/chiba/20201218_c01.pdf

そんなこんなで現行ダイヤで乗ってみたい気持ちがあり、先日内房線周り(半時計回り)で外房方面へ向かってみることにしました。

まずは秋葉原からJR総武線で千葉県へ

20駅、1時間弱の乗車時間。
この区間は車窓風景が目まぐるしく変わるので楽しく、とても好きです。

秋葉から順に気になるポイントはこんな感じです。
千葉に入るまで、多くの河川を通過するのがよいですよね。
こう並べてみると、多くの駅間に運河・河川あり。

・浅草橋〜両国間の隅田川
・両国駅の3番線ホーム
・錦糸町〜亀戸間の横十間川(よこじっけんがわ)
・亀戸〜平井間の旧中川
・平井〜新小岩間の荒川(この間、北西方面に平井大橋とかつしかハープ橋が見える)
・新小岩〜小岩間の新中川
・小岩〜市川間の江戸川(これをまたいで千葉県にin!)

※市川は千葉です(知ってる)

市川から千葉

何かと撮り鉄がお騒がせしている、横須賀・総武快速の新しい子(E235系)も車窓からどこかで会えたらな〜なんて思っていましたが、津田沼でちょうど同タイミングでホームに停車中でした。油断していたので写真も取れずじまい。
これから嫌でもみることになると思うので、別にどうってことありません。
とりあえず顔しか見えなかったので、山手線の色違いくんって感じです。
異常時にバッテリーで自走できる、というのはかっこよいですね。「バッテリーから供給された電力で約10kmの自走が可能」(JR東日本)

前述した新型車両E131系は幕張本郷の手前でみることができました。
前面の水玉模様は、房総の海の波しぶきをイメージしてデザインされたようです。(個人的にはエレクトロニックな印象。)

画像2

余談的に、私が乗っていた電車(E231)にはこんなシールが。
窓を開ける目安線シールはよく目にすることがありましたが、このお知らせは初めて見ました。内容から想定する限り、クレームでもつけるお客様がいたのでしょうか…世知辛い世の中です。

画像3

千葉からいよいよ内房線に乗車!

ここまで総武線の旅ログじゃん!という感じでしたが、いよいよ内房線に移ります。乗ってきた総武線にはおさらば。

画像8

千葉から安房鴨川までの内房線完乗ルートは31駅、2時間半程度です。(正確には内房線は蘇我が起点ですがいったん忘れます)
外房線で同じく千葉から安房鴨川まで目指すと、26駅、2時間程度ですので、30分くらい多く時間がかかることになります。

画像9

地図を見ていただければ理由は明白です。
内房線は最南端までいって北上するためです。

内房線を利用して、千葉→安房鴨川へ向かう例

スクリーンショット 2021-01-04 14.31.09

外房線を利用して、千葉→安房鴨川へ向かう例

スクリーンショット 2021-01-04 14.33.40

乗車した車両。個人的には外房線で馴染みのある209系。

画像10

そのため、LED方向幕が”内房線”安房鴨川となっているだけでワクワクしてしまいます笑

画像11

千葉から五井へ

乗ってしまえば、あとは安房鴨川まで車窓を楽しむまでです。

スクリーンショット 2021-01-04 14.49.08

千葉から15分少々乗車し五井につくと、小湊鐵道のホームが見えます。
乗車中のため写真におさめることができませんでしたが、すみ丸ゴシック調で描かれた趣深い古看板が養老渓谷への旅に誘います。

画像13

小湊鐵道・いすみ鉄道は高校時代から馴染みがあり、いつだか忘れましたがいただいたフリー切符を利用しひとり養老渓谷へ向かった思い出があります。(母校は卒業生に毎年いすみ鉄道フリー乗車切符が送られてくるのです。笑)

画像14

五井駅を発車したら、只見線からきたキハ40も見れました。白と緑のツートンカラーは素敵なので、色は塗り替えずこのまま運用してもらいたいところです。

五井から木更津へ

スクリーンショット 2021-01-04 15.08.12

木更津駅は、狸ばやしの同様でおなじみのしょ・しょ・しょうじょうじ〜の駅メロ。證誠寺の最寄駅なんですね。(知りませんでした)

木更津駅までくると、今度はJR久留里線との乗り継ぎが可能です。
久留里線への乗り換えアナウンスが新鮮〜!
くるりさん、ことでんや京急もいいけれど、久留里線どうでしょうか。

画像17

(参考)■久留里線

スクリーンショット 2021-01-04 15.14.04

久留里線、千葉県唯一の非電化線。11/14駅が無人駅なのだからすごいです。千葉は格差が凄まじい。
終点の上総亀山駅でどことも繋がっていないので、残念ながら用がない限り乗らないですよね。
私も実は乗ったことがありません。2021年内には乗りに行こうと思っています。

このあたりをすぎると首都圏・千葉からはだいぶ離れ、里山・千葉という感じになってきます。

画像18

上総湊〜浜金谷間の車窓風景!東京湾・富士山がみえる

スクリーンショット 2021-01-04 14.31.09のコピー

この辺りが、内房線の勝景スポットでしょうか。
上総湊〜浜金谷間は、断続的に東京湾を眺めることができます。

画像20

画像21

私が乗車した日は天気がよく、富士山を拝むことができました!

画像22

東京湾沿いラストスパート!と思いきや遅延

夕焼けキレイ〜と呑気に写真を撮り、ひと段落していたところ、岩井で強風のため15分停車、その後も徐行運転となりました。
駅に停車してドアが開くと、風がビュンビュンで中の吊り広告吹っ飛ぶんじゃないかと思うくらい。笑
海沿いを走る電車の宿命でしょうか。
もうあたりは真っ暗で車窓風景も楽しめなくなってしまい、最近購入したFire HDで本を読み時間つぶし。

館山駅の駅メロは、X-JAPANのForeverLoveだったなぁ。
YOSHIKIとToshlの出身地は館山だったんですね〜。

その後九重(ここのえ)で急病人看護でさらに遅れがでる。
九重駅は無人駅のため、乗客で急病人がでると、運転士さんが救急車を呼び、救急隊に引継ぎするまで電車は発車できないようでした。

強風・急病人看護による遅延が重なり、結果的に安房鴨川駅には約45分遅れで到着!予定より1本後の外房線で帰りました。

画像24

ボケてしまいましたが、ここが内房線から外房線の終着点〜!(2番線外房・3番線内房)

画像23

おまけ①:車窓風景比較

外房線は、正直車窓はずーっと里山です。海の近くを走っていることは確かなのですが、鵜原〜勝浦間のちょびっとのみの印象です。

内房線は、今回ご紹介した上総湊〜浜金谷間に加え、千倉・和田浦〜太海あたりでも海が見えるみたいです。海を車窓から楽しみたい方には、内房線はおすすめですね。

おまけ②:乗り継ぎ比較

外房線は、大網でJR東金線への乗り継ぎ、大原でいすみ鉄道への乗り継ぎができます。東金線に乗りたい場合は、外房線経由になります。

内房線は、五井で小湊鐵道への乗り継ぎ、木更津でJR久留里線への乗り継ぎができます。失念していましたが、加えて浜金谷では鋸山山麓に向かえる鋸山ロープウェーへの乗り継ぎができますね。
小湊鐵道といすみ鉄道は繋がっているので、内房・外房どちらからでもたどり着けますが、久留里線に乗りたい場合は内房線一択です

さいごに:外房線より車窓は楽しい!房総半島1周も1日で十分可能。

内房線にあらためて乗ってみて、車窓風景の楽しさは内房線に軍配があがるな!と思いました。
また、ローカル線を楽しみたい場合、小湊鐵道・いすみ鉄道・JR久留里線にたどり着けるので良いのではないかと思います。

ちなみに外房線もよいのです。九十九里浜、御宿海岸、鵜原海水浴場などなど、海水浴は外房の海の方がいいような気がします。(私が外房の人なので、ひいき目なのかもしれませんが。笑)
今度外房の乗車ログも書こうかな。笑

■御宿海岸(外房)

画像27

ちなみに、千葉から内房→外房と経由し千葉に戻ってくる一周ルートの時間を調べると、快速利用で4時間30分弱各停のみでも5時間弱でした。
途中でちょこちょこ観光するとしても、旅しやすい距離感と感じます。

今はコロナ禍でなかなか旅行も進んでできませんが、フリー切符を活用し房総半島ぐるっと一周するのも楽しいかもしれませんね。
伊豆半島はコンパクトだけど鉄道一周旅はできないし、かといって紀伊半島は広大すぎて期間が必要ですしね;

首都圏からもアクセス良好、海や自然に溢れる房総半島は息抜きはぴったりですね〜!大人になって、あらためて地元の良さを知った気がします。

画像26

以上、少し長くなりましたが、内房線完乗記録でした〜!
最後までご拝読ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?