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「放送室プロジェクト」はじめました。千葉県千葉市に「台形放送室」を開設します。

家族も仲間も千葉に集まろう、職住近接環境をつくって何かやってみよう。今年の夏から、そんなことを考え実行してきた岩沢兄弟ですが、紆余曲折(※1)を経て、このたび「放送室プロジェクト」を仲間とともに立ち上げました。

※1 紆余曲折:このnoteでも「兄弟そろって千葉暮らしになりそう」とか、仕事仲間も巻き込んで「職住近接に切り替えたいから物件探したい」などと話す記事をお届けしてきました。今回はそこからさらに進展しましたよというご報告です。

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▲「台形放送室」の予定地。まだ工事中です。

拠点からはじめる、地域のメディアセンター・プロトタイピング

「放送室プロジェクト」は、岩沢兄弟(兄・いわさわひとし、弟・いわさわたかし)に加え、岩沢エリ、中田一会の4人で立ち上げた新たな活動です。

おもな活動内容は、地域のメディアセンターのプロトタイピングをするべく、新拠点「台形放送室」を使ってそれぞれがそれぞれの関心のもと、たくさん実験すること。楽しく遊び倒すこと。その活動を通して、新しい知識や技術、振る舞いを日々更新していくことです。

つまり、とりあえず「こんな場所があったらいいんじゃない?」という空間をつくってみて、機能をつけてみて、いろいろ使ってみて、そこから何か考えたりつくったりしようということです。

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▲工事中ですが、気にせず使いはじめています。

「メディアセンター」を日常に連れてくるなら?

ところで、「メディアセンター」ってイメージつきますか?

あらゆる資料と情報が集約され、あらゆる映像・音響・制作機器が揃い、あらゆる専門家が出入りし、情報の受信も発信も検索も制作も収録も編集も可能な場所……それが「メディアセンター」です。

たとえば大きなスポーツ大会が開かれるときには、巨大なメディアセンターが必ず開設されます。東京五輪が開催されていたとしたら(一応、来夏開催予定ですが)、千葉湾岸エリアにもいくつかの巨大メディアセンターができる予定でした。

じゃあ、そんな大きくて一般生活者にはほど遠いメディアセンターを、ぎゅっとコンパクトにしてみたらどんな形になるのでしょうか? たとえば、ごく普通の生活や地域の中に「小さなメディアセンター」をつくるとしたら? 

「放送室プロジェクト」は、いろいろやっている4人(※2)がそんなことに関心を持ってはじまりました。

※2 いろいろやっている4人:コミュニケーションを活性化する空間デザインをしてきたいわさわひとし、映像配信ディレクターとしても活躍してきたいわさわたかし、人がつながる仕組みづくりを仕事にしている岩沢エリ、広報コミュニケーションが専門の中田一会。共通項は千葉県千葉市の徒歩圏内に住んでいることと、落ち着きがないこと。もともと公私混ざりながら一緒に活動しつつ、チームに名前がなかったので、プロジェクトにしてみたという事情もあったりなかったり。

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初の試験放送。床貼りも終わっていない現場から。

とりあえず「放送室」と呼ぼう。そしてつくってみよう。

前置きが長くなりましたが、そんな考えで「放送室プロジェクト」では、地域の小さなメディアセンター「台形放送室」を千葉県千葉市に開設しました。つまりプロトタイプ第1号です。

メディアセンターというのも堅苦しいので「放送室」と呼ぶことにします。小中学校にあった放送室のイメージでOK。スイッチを入れたら、映像や音声を通して、その先の誰かにつながるような場所。収録をしたり、編集をしたり、放送をしたりしながら、「何をどう伝えるか」の実験ができる場所です。

当面はこの台形放送室を遊び倒して(※場所のレンタルはしていません。なぜなら放送室プロジェクトメンバーの遊び場だから!)、いろいろな放送をお届けします。

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▲まちなかに現れた「台形放送室」。今のところ大変あやしい。

「台形放送室」の“未完成”記念発表会を放送しました

ということで、去る10月23日、プロジェクトスタートと台形放送室のお披露目会を放送(Facebook Live)しました。肝心の拠点工事が終わらなかったので、「未完成記念発表会」という名の試験放送です。

まったくもってゆるゆるですが、よかったら動画も覗いてみてください。それぞれの考えていること、実験したいこと、まだ何も決まってないことも含めて公開会議形式でお届けしています。

▲今後だんだん空間ができていく様子も楽しめるはず(前向き)。

放送室で、会いましょう。

放送室プロジェクトでは、これから毎月、定期放送をしていきます(YouTubeチャンネルはこちら)。放送室をどうつくっていくのか、誰とつくっていくのか、何を届けていくのかも公開予定。

直接会わず画面越しに対話をしたり、オンライン上で集まることが身近になった今だからこそ、メディアや放送、コミュニケーション、そして人とつながることそのものを改めて考えつつ試したいな、なんて、真面目に考えています。

まずは放送上の台形放送室をのぞいていただいて、そしていつか放送室にも来ていただけたら嬉しいです。

放送室で、会いましょう。

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▲最新の試験放送はYouTubeチャンネルにて!

(撮影:加藤甫)

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