これを読んで灯織のスローモーションで泣け!(我儘なnote連作企画)
まずはじめに
この記事はDiscodeのシャニマスサーバーSHINYCODE発のnote連作企画
シャニマスSOLOLIVE「我儘なまま」を楽しむための全アイドルソロ曲noteになっています。かんたんにいうと
各アイドルのnoteはベンプさんのマガジンに随時更新されます。一括で見たい方はぜひ。
と!いうことでタイトルの通り風野灯織さんの『スローモーション』について語っていきたいと思います。
この記事は10分程で読み終わります。お暇な方はどうぞよろしく。
風野灯織とは
このnoteで風野灯織のバックボーンについては一通り語りました。
ぜひ読んでほしいですがこれを読まないからと言ってこの記事は読めますのでご安心を。
簡単に記号的に風野灯織を解説するとストイックで口下手で計画的で理論立ってるけどアドリブに弱い。そんな普通の女の子です。顔が良すぎるだろ。ただしアイドルに文字通り命をかけており努力家であり理想家です。
このあたりは上記noteで書いていますので気になったらよろしくぅ!
スローモーションとは
ここから曲の解説(?)のようなものに入っていきます。
スローモーションで解説すべき歌詞は一節のみです。
ヒカリを追いかけていた
この一節に全てが込められています。これを解説することでスローモーションの歌詞が紐解かれるといっても過言ではない。そうやろか。
といってもスローモーションの歌詞をのっけておきます。
まずは
ヒカリ
という単語。上記の灯織noteにも書きましたが”ヒカリ”は灯織にとって『理想のアイドル』や『目指すべき目標』、『並び立つべき相手』のような意味を持つと思っています。それを”追いかけていた”
ひとつはその目標に向かうという灯織の姿勢
もうひとつはなぜ過去形か
その2つについてまずは話していきます。
追いかけていた(ヒカリを)
「ヒカリを追いかけていた」と一口にいっても様々な意味があります。
なぜ様々な意味があるのか。
スローモーションという曲は風野灯織の足跡を辿った曲であり、リリース時点ですら完成していなかったと考えているからです。
個人的に1番象徴的な部分を抜粋します。
スローモーション1番のAメロ~Bメロ~サビと曲は進行していきますが歌詞は段々と過去へ遡っていきます。これは曲に合わせて灯織が未来へ歩みを進めている隠喩なんじゃないかと思っています。
こうした曲の歩みに合わせて灯織自身もだんだんと移ろい変わっていきます。(全体の話は最初に紹介したnoteで最新カードまで追っています!)
灯織に関して最も時間という概念が色濃く出ているのがこの3枚です。
【柔らかな微笑み】と【伸ばす手に乗せるのは】はカードの演出で時間の経過を、【耿耿】では現在の時間にカードのコミュの時間軸を乗せてくることで時間の経過を表現しています。
そして時間の経過という概念ではもう1つ触れなければいけないのが
灯織が追いかけていたヒカリについてです。
ヒカリを追いかけていた、とはつまり灯織は自身がまだヒカリではない、と考えていた(だからこそ追いかけていた)。つまり当たり前ですがこのスローモーションを歌う灯織は既に自分がアイドルになっていることを自覚している。つまりヒカリになったわけです。
ところで曲名のスローモーション。
なぜスローモーションなんでしょうか。
俺が遅い!?俺がslowly!!?冗談じゃねぇ!!!
灯織がアイドルに変わる様を「普通」だった自分が『特別』になっていく。
つまり光になっていくとすれば、物体は光速へ近づくほど時間の進みが遅くなります。つまりヒカリになった灯織からは世界はスローに見える。
だからこそスローモーション
この曲は灯織から見た世界の歌
灯織が追いかけていたヒカリを見た歌
曲中に出てくる「ヒカリを追いかけていた」は3回です。
1度目はアイドルを、理想の自分を、追いかけていた。
2度目はイルミネのふたり。GRADを経て「くもりガラスの銀曜日」を経た灯織がふたりを追いかけていた。
そう、わかりましたね?
THE IDOLM@STER SHINY COLORS 3rdLIVE TOUR PIECE ON PLANET
/ NAGOYA
です
そして3度目。
灯織が今回追いかけていたのはきっとプロデューサー
ライブグッズにもなっている通り耿耿の衣装の灯織が歌うスローモーション
その背を、追いかけている。
なぜ過去形なのか
このnoteで【耿耿】登場により灯織の時間軸が西暦2021年の時間に追いついた。それをプロデューサーに追いついた、という解釈をしました。
今回はもう少し踏み込んで考察したいと思います。
「追いかけていた」と歌うとき何を想像するでしょう。きっと過去の自分を想像すると思います。スローモーションで「ヒカリを追いかけている」ではなく「ヒカリを追いかけていた」と歌うのはきっと、先程も言った通り自分がヒカリになっていくことを後になって自覚したからだと思います。
がむしゃらに走った日々
高い高い理想を見上げて走り続けた日々
そんな日々を想起して過去を振り返った歌
だからこそ「振り返ればこんなに遠くに来てたんだね」
そして何よりも改めて、
「追いかけていた」と歌うとき何を想像するでしょう。
「追いついた」その時だと思います。
つまり「ヒカリを追いかけていた」とは”現在”の灯織ではなくほんの少しだけ未来の自分が歌う曲。そんなコンセプトじゃないかなと思います。
ヒカリに追いついたってことは灯織はそこで終わりってこと?って思う人もいるかも知れません。
スローモーションという曲に関しては完成するかもしれません。
ですが風野灯織の歩みはまだまだ終わりません!
今回何度も話に出てくる【耿耿】の衣装名はスローモーヴィメント
直訳すれば”遅い楽章" slow movement
(発音的には仏語のほうかもしれませんが意味は殆ど変わりません)
ですがスローモーションをもじっている造語なのは確定的に明らかなので
つまりは風野灯織楽章、もっといえば第1楽章であるスローモーション、ということを表せると思います。
楽章は基本的に複数の曲からなります。
つまり灯織はスローモーションでは終わりません。
次の曲があります。
2曲目の考察
スローモーションでは自らヒカリになっていく一人称の視点の曲だと考察しました。そしてすこしだけ未来の曲だと。
となると次の曲は過去に戻るのではないでしょうか。
は?と思ったかもしれません。
「ヒカリを追いかけていた」とは灯織が自分自身をヒカリだと思っていなかったからこそではないかと先程書きました。ですが実際には灯織はPの目に止まってイルミネーションスターズとしてデビューしてから、WINGで優勝してから、最初からヒカリに、もしくはまだ弱々しくともアカリになっていました。
つまり、自分が「ヒカリ」になったことを自覚した最初のステージ
そのステージから見た景色。
もしくは自分の好きを自覚した最初のステージ(こちらはもしかしたら未来になるのかも、LPの時に歌ったようなイメージの。)
そこから見たファンの振るペンライトの”ヒカリ”
それを見た灯織の曲
そんな曲なんじゃないかなと妄想しています。
振り付けと気持ちについて
アフィじゃないのでご安心を。たまにセールしてます。
このポーズについて、スローモーションラスサビの振り付けになっています
また完全に妄想ではありますがやはりこの灯織、表情が柔らかすぎると思っています。名古屋のスローモーションはイルミネのふたりをヒカリに見立てて追いかけていたのでは。と書きましたが名古屋の公演を見ると近藤玲奈さんもだいぶ力が入っているというか、今の自分の全力を出し切るような歌い方だったかなと思っています。(抽象的で申し訳ない)
で、あれば今回の耿耿のカードもライブページトップのこの灯織も憑き物が落ちたような感じで。名古屋よりも少々優しさというか感謝を伝えるような歌い方になっていたら。
死にます
あれはシリウス
冬の夜空のスクリーンにも浮かんだトライアングル(発狂)
まとめて
ここまでスローモーションという曲について一節の歌詞だけで掘り下げてきました。MVの中身についても語りたい!でもMVはぜひ自分で引いて、見て、初見の衝撃を感じてほしい。それもあって、この曲と風野灯織がこの曲を歌う魅力を100%伝えられたとは思っていません。
ですが
たった一節でこれなのです。
あなたも風野灯織というアイドルに、スローモーションという曲に、どんなことを感じたか。少しだけでも頭の片隅でそんなことを考えてライブに行ってほしい、配信を見てほしい。そう思います。
最後に
連作noteですから特に同じくイルミネを書く方々のリンクを貼ります。
こちらもぜひ
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
ライブで会いましょう!!
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