文字で誰かの光、希望になる (8日目)

今夜は音楽の話を書きます。

以前、紹介した一番好きなバンドBase Ball Bear。

ベボベから今日はこの1曲について。


散々ネットでも考察記事があがっているので、考察的なことは書きません。

僕がこの曲について思うことを、ただ独断と偏見で書きます。

まずシンプルに曲について。

Ⅳ→Ⅴ→Ⅲ→Ⅵの王道進行。Maj7やm7などの7thテンション。
ベボベが切り開いてきた4つ打ち。MIXなどのサウンドメイク。

すべてがベボベらしい仕上がりの曲。

歌詞について。
驟雨とおそらくsee you (またね)のダブルミーニング。
Vo&Gt のこいちゃんらしい表現。

曲、詩ともに昔からBase Ball Bearを聞いているファンなら大好きになる1曲。

あとは個人的にMVで使用しているこいちゃんのギターがsugiのstargazer。

僕も昔sugiのRainmakerを使用していたこともあり、大好きなメーカーだ。

とても高額だが、ローンで思い切ったのを覚えている。

と、そんな思い出話、曲、詩についても沢山書きたいが、一番書きたいこと。

歌詞の最後のサビ部分。

フレー!フレー!遠くで聞こえる
声 心の近くで
ありがとう ばかやろう

SYUUU 歌詞より

詳しいことを知りたい方はぜひ考察記事を読んでほしいのだが、

これは爽やな1曲だが、間違いなく「死」についての死生観が浮かぶ。

こいちゃんはどんな想いをもって、仲間のミュージシャンの死と向き合い、

この曲に昇華させたのか。

考えれば考えるほど、プロだ。アーティストだ。

常人ではこの曲を書くことはできないと言い切れる。

自分が当事者ならどうだろうか。

驟雨。突然の雨のようにきた死。

そして、取り残された自分。

そこでミュージシャンらしく、自分の言葉を紡いだ小出祐介という男を心から尊敬する。

しかも、バラードなどではなく、圧倒的に爽やかなベボベらしいサウンドで。

何も知らない人が聞いたら、確実にキャッチーさに耳を奪われるだろう。

だが、この裏にはこいちゃんのドロドロした死への思い、向き合いが隠れている。

ばかやろう。の最後のひとことにはどんな想いがあるのか。

とても悔しい。


僕も曲を書いている身だ。

死ぬまでにあと何曲かけるかわからないが、自分の音への想い、言葉。

真摯に向き合い書いていきたい。

曲は我が子だ。

世界に1曲しかないんだ。

瞬間瞬間を切り取り、僕の人生を込めていきたい。

改めてそう思わせてくれたBase Ball Bearに感謝したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?