見出し画像

2020.6.9 壁画の修正

オービタルアートのオーナーさんが

壁画をちょっと修正して欲しいと言っていたらしく、

9日にディンとケンジントンに行って、修正してきた。

何を直したかと言うと、”ムシャムシャ”

と言う文字を、初めにこの人の左横に

小さめに書いたんだけど、

ディンはない方がいいと言ったから、一度消したの。

画像1


これね。

だけど、壁のオーナーさんが逆に書いて欲しいと言ったそうで、

やっぱり描き直すことになった。

文字は一度書いた時よりも大きくなって、

位置も下の方になった。


コロナやデモがあって、ケンジントンに行くのを

ずーっと避けてたから、もしかして、落書きされてるかも、と思った。

そうしたら、案の定誰かのタグ(落書き)が白い部分に描いてあったんだけど、

それをどうやらオーナーさんが白い絵の具で消してくれたような痕跡だった。

色が微妙に違うから修正が必要だねって話してたけど、

大切にされている気持ちになって嬉しかった。


私は出かける前に、ディンから、白のジェッソのバケツを持ってきてね、

と言われていて、私は、かさばるから小さい器に入れて持って行くよ

って言ったんだけど、落書きがあったことは

やっぱり見るまで知らなかったから、

あー何で私バケツと大きい筆持ってこなかったんだーって後悔した笑


ケンジントンに着いた時、

ディンはテニアちゃんという子と一緒にいた。

「Hey!ミナミ!今テニアと君のことについて話してたんだよ〜

一緒に壁画を観に行こう」って言われて、

自分の絵なのに「お、おう、、!」

みたいな感じでついて行った。


テニアちゃん、「ビューティフルね!

他のアーティストと違って、これはシンプルなのがいい」

的なことを言ってくれた。


私はトロントにあるグラフィティのほとんどが、

カラフルで、ダイナミックで、エネルギーが

吹き出ているようなものが多いから、

私もそういう方がいいのかなって思ってた。

私が描く前の、まだ別のグラフィティがある状態の壁を

家族に見せたら、「これあんたの絵?!あ、違うんか。」

って言われて、私が描く前の絵の方がいいのかな、、

って思ってちょっとびびっちゃってて。

確かに私の絵はシンプルで、描き込んでます!

って感じではないかも。

だけどカナダではこの絵は特別に意味のある絵だし、

今月はプライドパレード🌈が行われるはずだったし、

オーナーさんとディンと話し合って決めて、

きっちり細かく修正して超日本人精神で描いたから、

これはこれで面白いんだ。


テニアちゃんはアジア系のカナダ人で、

眼科医だけど、今はジャズシンガーになりたいらしい。

夢があるのってやっぱりいいなあ。応援してる。


テニアちゃんとバイバイした後、

絵の修正をのんびり始めた。塗りながらディンとおしゃべりしてて、

(私が塗っている後ろでディンが確認して指示したり休憩したりw)

「アジア人の両親は医者やエンジニアになりなさいって言うよね」って

ディンが言ってて、「その通り!私も言われた!大きな会社に入れとかね!」

って答えたら、「You are rebel!」って

vaperをふかしながら得意気にディンが言った。

rebel=反逆者とか反抗者と言う意味。

はい、そうです!「Yes, yes!」

世間というやつから見たら定職につかないフリーターかな?

分かんないけど面白い人生にすると信じて活動し続けるんです。


ディンはF-105というバンドのミュージシャンで、

ディンが大好きなスターウォーズのために

書いた曲、「rebel girl」がある。


私はスターウォーズ全然詳しくないんだけど、

反乱者たちのこと?「You are rebel!」って言われた時、

あ、これと私を重ねているのかな?

(あ、テニアちゃんもrebelだよな!)

はたまた過去にそういう女の子と出会って

影響受けたのかな?って思った。

ディンに出会ったばっかりの頃、

「俺、スターウォーズの曲でジョージルーカスの

サインを貰って、お金を得たんだよ!」って言われて、

この人好きなことで飯食ってる、すごい!って思った。

だから活動をやめないの。

私はまだまだ絵の技術も売り込みも未熟だし、

なかなか絵の批評を言ってくれる人がいないけど

(自分もびびってるから、だけどよかったら教えてください)

少しずつ、自分の頭の中で思い描いているところに

近づけたら幸せだなあ。

最終形態はこうなりました。(右手に持っているのはマスクw)

もしケンジントンマーケットへ来たら、写真撮っていってください。

画像2

photo taken by Karinちゃん

所在地はこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?