"農耕"接触
農耕接触のススメ
コロナ禍に巻き込まれる中、和歌山の外れの外れの海沿いで田舎暮らしをしています。
濃厚接触という言葉が世間を、テレビを、お茶の間を駆け回り始めてから早数ヶ月。三密を避けよう!三密がないようなランニングなどでも感染を防ごうという動きの高まりの中で、東京や大阪などの都心にいる知り合いの中でも、家から出てないという人がたくさん見受けられます。
そんな中、私は最近百姓仕事を手伝ったりやったりすることが多くなりました。
先日は隣町の山林で筍取り。
また別の日は村の山手の方の畑で肥料まきの準備。
昨日は居候先の裏手の笹を刈り取りました(途中で挫折した上にもはやそれは濃厚なのかも怪しい。)
その様子を記録に残そうと自分のSNSに載っける時にふと出てきた言葉が濃厚接触ならぬ「農耕接触」
ゲストハウスへのお客さんも途絶え、地元の高校生に勉強を教えたり、山登りしたり、、、
この1ヶ月は濃厚接触を避けて「農耕接触」をしようと決意しています。
僕の周りでもSNS上で「農耕接触」の波が広がりつつあります。
これは「農耕接触」がこれからブームになるのでは、、、?と期待に胸を膨らませました
なぜ流行らない農耕接触
しかし、誰しもが思いつきそうなネーミングの「農耕接触」という言葉はtwitterにもfacebookにも出てきません。
google検索上位でも濃厚接触の誤植でしかヒットしていませんでした涙
なぜだ、、、なぜ流行らん、、、、
考えられる理由としては
・なんか響きがダサい
・やってる人が少ない
・バズるきっかけがない
などなんかなーっと思っています
一番最初は、、、まあしょうがないとして(おい)。3番目も含めて、2番目が大きいのかなーと思います。
僕のように田舎に住んでいればいくらでも農耕接触の機会はありますが、都会のアパート暮らしを考えたら、農耕に濃厚な接触ができる機会がほとんどないように思われます。
しかし、今自分がやっている農耕接触が都会でもできないかと言われると、そうは思いません。
確かに、大きな畑にトラクターのような大掛かりなことはできません。しかし、庭の草をいじってそこにハーブを植える。買ってきたねぎを水耕栽培してみる。
東京の家でもできる農耕接触も数あります。なんとなく気が向かないかもしれませんが、やれないことはありません。
すなわち、、、
「濃厚接触」を怖がるあまりに、、、
「農耕接触」すらも忌避してしまっているのです、、、
かつて、人々が食べていくためにまず当たり前のようにしていた田畑を耕すことを避けてしまっていることは、本来の社会のあるべき姿にふさわしいことなのでしょうか?
はじめよう農耕接触
居候しているゲストハウスのオーナーも前の庭で家庭菜園を始めました。
都心でも、ベランダ農園という言葉もあるように誰にでも農耕はできることなのです。
パセリやしそなどは正直水やっときゃのびるし、すぐ食卓で使えるのでおすすめです。
農耕、そして濃厚接触が取り戻されて、世の中が徐々に変わっていくことを切に願います。
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