Live9ノート その7-2 イワモリライブパフォーマンスを振り返る
さて、ある程度音の出し方について、今後の活動を踏まえつつ方向性が固まりましたが、それに伴い前回末尾に書いたDIの問題について、対策を練る必要が出てきました。
ちなみにGARRET udagawaの設備を調べると、Direct Boxが6つとあるので、前回記載したセットそのままでも大丈夫なのですが、
6個もある環境はそんなにないのでは?
折角なので自分が考えているアイデアを試してみたい!
という考えもあり、DI数減少対策を立てることにしました。
そこで今回は私のメインのPCから出すシーケンスを
マイクプリアンプ(ISA-Two)
に通してからライブハウスのミキサーに渡すことにしました。これによりマイクプリアンプからのOutは、XLR コネクター(キャノンコネクター)に変わりますので、DIの使用数が2つ減少、さらプリアンプを通すことでシーケンスの音も良くなるという効果も得ました。その代償として機材量はドッと増えましたが(笑)。
これでようやく音の出力問題は一旦解決。しかし進捗としては全体の1/3程度なので、まだまだ気は抜けません…ちなみに次の課題は、
誰がどこまで演奏をするのか?
です。よもすればこういった編成だと「再生ボタンを押すだけで後は自動演奏にお任せ」とも捉えられがちです。勿論そこに至るまでに見えない調整等山ほどあるのですが、その工程を涙ながらに本番のステージ上で訴えるのはどうかと思いますし、確かに再生を押してただステージ上でフラフラしているだけだと、「ライブハウスで行うライブパフォーマンス」としては成立しづらいかなとも思います(それでも成立するぐらい華がある方もいますが)。
やはりライブパフォーマンスである以上「聴覚以外の部分も楽しめる空間」を作りたいなと思っています。
ちなみに私は個人的な願望でダンスをしたかったのですが、それ今必要か?という部分と、ここで1からレッスンに通ったりといった時間を費やすのは難しいと判断したため、泣く泣く別の方法にしました(笑)。
という訳で現実的な観点から、イワモリの2人はその曲ごとに何かしら演奏や楽曲のコントロールをしているアクションは何がいいのか?考える事にします。そこでまず一番最初に思い浮かんだのは
シーンの切り替えを手動で行う
ですが、私はよく
聞いている音が気持ちよすぎて構成が飛んでしまうパターンが多く、本来8小節のシーンを16小節に伸ばしたり、逆に16小節の部分をなんだかイマイチな雰囲気だなと思ったら8小節に変えたりという事をやらかしてしまいます。
それが1人のライブパフォーマンスであれば修正等も可能ですが、今回は2人ないし3人で行うため、
「ここは本番の雰囲気で小節数変えるよ!アイコンタクトでな!」
なんて「きまぐれオレンジ☆ロード」な事を初ライブでやるのは迷惑かなと(笑)。それに全ての曲のシーンが規則的に8小節や16小節毎に区切られている訳ではないので、逆に覚える事(忘れてはいけない事)が増えてしまいます。
そのためソロライブでの経験を生かし
各曲毎に各々が1つパートを担当し、他はアレンジメントビューに貼り付ける
方法を用いました(参考画像)。
また今回のセットリストにはギターを弾かない楽曲も組み込まれており、相棒のWACCHIもギター以外のパフォーマンスが必要で、
1:Carry out Revolution(私→コーラスとPushでリードを弾く WACCHI→ギター)
2:Overflowing(私→楽曲のエフェクトコントロール WACCHI→ギター)
3:Lotta Love(私→ボーカル WACCHI→ピアノパートを弾く)
4:Starting Over(私→サンプラー使用 WACCHI→シーン切り替え)
という割り振りをして、それぞれを円滑に行う為にPUSHを2台用意しました。
ここでようやく全体像が見えてきましたが、まだ細部に課題を残しています。主だった例としては
・3曲めのLotta Loveは他の曲とBPMが違う
・曲ごとにメンバー2人の役割が違うので、その切り替えをスムーズにする(特に2曲目と3曲目の間)
・その他PUSH2台使用上の問題点
の3点においては、更に実験や検証を重ね、対応策もできたのですが、文字数の関係で今回はここまでとさせていただきます。
でわでわまた次回お会いしましょう〜。
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