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プラグインソフト購入のススメ

待ちに待ったブラックフライデーが始まり、何を買おうかと迷ったり悶絶する日が続くかと思います。
私のところへも「何を買ったらいいか?」とか、「今あるものを整理した方がいいのか?」等々の質問が増える時期でもあります。
そこで今日は、私の個人的な体験も交えながらソフトを買う基準について紹介したいと思いますので是非参考にしていただければ幸いです。

ちなみに今回、私はサブスクリプション系のお布施と、MixやMastering系のソフトをアップグレードしました。

選んだ理由としては

「今の楽曲制作で”弱点”となっているところを補える」

というのが一番の決め手になっています。

というのも、どんな素晴らしいソフトでも、買っただけではスキルが劇的に上がるはずもなく、そこからさらに勉強や深掘りをして使いこなすためのスキルを身につけていくことになろうかと思います。

「苦手なものと向き合ってクリアする」というのは誰でも非常に勇気がいることですが、私の場合は、まず買う前に自分の弱点を冷静に分析し、必要なスキルとそれを解決するソフトをリサーチした上で購入するものを決めています。
そして、新たなソフトをゲットした高揚感で自分のテンションを上げながらその勢いで苦手を克服していく!!という方法を取っています。

私の場合、
1:ベースフレーズが弱い → Bass系のソフトを購入
2:シンセの音色やフレーズのバリエーションに乏しい → Synth系のソフトを購入
3:楽器陣が豪華になるにつれ、歌が楽曲に押されてクオリティに差を感じる → マイクやVocal系のエフェクター類を揃える
4:各パートは良いのに楽曲全体のクオリティが気になる → Mix、Mastering系のソフトを購入

という遍歴になっています。

もちろんこのサイクルは1回で終わらず、何周も何周も螺旋階段のように続くとは思いますが、その度に新しいアイテムを使いテンションをあげて、という流れで楽しみを見つけながら取り組んでいます。そして、その時のポイントとしては、

焦って一気に揃えるのではなく、1つの課題をある程度クリアしてからまた分析して次の課題を見つける

点です。

加えて、同じソフトでも色々なグレードがありますが、自分の財布と相談しながら無理のない範囲で今出ている一番良いグレードの製品を揃えるのが良いと思います(松竹梅の松を買う)。

というのも、制作の妨げになる要素の一つとして「機能の制限」があるかと思います。
その機能制限をうまくクリアすることで、スキルがワンランク上がるという考え方ももちろんありますが、
「グレードを上げるか上げないか」とか「制限のある中でどうやり繰りするか」で悩むよりは、制限のない状態にして楽曲をより良いものにする時間に充てたいと思っています(例:次の展開をどうするか、このフレーズが楽曲にマッチしているか等々)。

それと最近は無料ソフトにあまり手を伸ばしていません。
「懸命にリサーチして、お金を出して買った!」という行為も、自分を上へと押し上げる原動力になっています(笑)。

以上、私なりのプラグインソフト購入の基準を書いてみました。
これから年末まで悩む日々が続くと思いますが、少しでもお役に立てるならば嬉しいです。

森谷諭(Ableton Certified Trainer)

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