見出し画像

リサイクルビジネスで注目🌟のLoop(ループ)がついに日本にやってきた!

世界で急拡大しているアメリカのリサイクル企業で、2021年春に日本に上陸した米国生まれのLoop(ループ)。イオングループとの提携を発表し、コレから日本でも一気に拡大が期待されています。

日常的に使用する洗剤類やヘアケア剤、調味料やお菓子などがLoop容器に入れられており、容器は毎回リサイクルするという仕組み。Loop japanはすでに味の素や資生堂など大手企業他と契約しているので、私たちはその契約メーカーの商品から中身をセレクトするわけです。いわゆる中身を詰め替える計り売りスタイルみたいなイメージだとわかりやすいかな。
プラごみの削減にもつながる3R(リデュース、リユース、リサイクル)に叶った注目のビジネスなんです!

↑2021年5月からイオングループでの取り扱いがスタート。ただ、まだ取り扱い店舗が少なく私も試せていません。個別契約すると、上の動画のように自宅配送してくれるスタイルも実証実験が始まるそう。生協なんかと似たシステムですね。コチラにも申し込んだので、そのうちお試しできたら追加報告したいと思います。

※基礎知識として、日本のプラごみの状況についてはコチラから。

ビジネスとしても、顧客にも、SDGs的にも三方よし!

コレってビジネス的に見ると、参画した企業は新たな販売網を獲得したともいえます。店頭でも独自ルートでもない、Loopによる顧客の獲得です。しかも、自宅配送というシステムによって、顧客との継続的関係が築けるようになります。商品(日用品や食品)が無くなったら、おうちでLoopにオーダーすると届けてくれる。自社製品が自動的にいつもの商品化していく流れが確立されることになります。

顧客視点で見るとどうでしょう? 何といっても家に届けてもらえるというのが最大のメリットです。また、店頭で「どれにしようか?」「どれが安くなってる?」などと選ぶ労力がいらなくなり、自動的に注文すればOKというのは、ある意味すごくラクなこと。
自分で毎回選びたい人もいますが、それに面倒を感じている人も多いのです。また、Loopによるおしゃれ容器になると、部屋のインテリアとしても統一感が生まれそうです!

画像1

さらに、SDGs的な観点では、ボトルやパッケージといったプラ容器を削減することができる! もちろんリサイクルするための洗浄などは必要ですが、SDGsをリサイクル事業として応用するという新しい視点が生まれたのもポイントです。

SDGsの文脈から生まれた優れたビジネスモデル

実は、このLoopのビジネスモデルはのちのち大きく成長する可能性を秘めています。なぜなら、Amazonと同じように顧客の買い物情報や趣向がいろいろと見えてくるようになるから。

もちろん、登録された商品においてだけかもしれませんが、かなり日常的に使う商品ラインナップになりそうなので、日々の生活データからその背景の家族構成や趣向が推測できるようになります。それらのデータ活用によって、今後いくらでもビジネスを拡大していくことを当然考えていると思います。なんといってもお客様とのタッチポイントを持つプラットフォーム事業で、しかも顧客の買い物データを集積できるというのは強みです。

私たちに消費者とっても、スーパーなどで買う手間が省け、家に届く、しかも環境に優しいサービスラクな方に流れたくなる人間心理や、環境に優しいことをしているという満足感からも拡大する可能性が高そうです。生協や宅配を当たり前のように利用するようになり、アフターコロナやウィズコロナ時代には、宅配利用者がどんどん増えていくことは間違いありません。

そんな中でのLoopには、今後期待しかありません! 日本でもLoopビジネスからヒントをもらったり、少しズラしたことでビジネスが考えられそうです。

SDGsゲームをしながら理解を深め、参加者同士で交流♪

9月4日(土)15時〜@日本橋CONNECT
「2030SDGsゲーム」をしながら理解を深め、ビジネスに生かす方法やヒント、自分にできることを紹介していきます。
ゲーム後は参加者同士の交流会を開催! 対話を楽しみましょう♪

YoutubeでもSDGs関連の情報を発信しています。見てみてください。




下町の2D&3D編集者。メディアと場作りのプロデューサーとして活動。ワークショップデザイナー&ファシリテーター。世界中の笑顔を増やして、ダイバーシティの実現を目指します!