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I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」vol.8

I.G.U.P 金澤裕子の「グラレポ委員会」! このコーナーは、いわきFCの新スタジアムを議論する「IWAKI GROWING UP PROJECT」のメンバー、わたくし金澤裕子が、グラフィックレポートで、検討委員会の議論の様子をお伝えするコーナーです。

今回は、11月18日にドームいわきベースで行なわれた「第6回分科会1」の様子をグラフィックで振り返っていきます。昨年11月の会議の模様ですが、年末年始のいろいろで、更新がこの時期になってしまいました。遅くなってすみません!

さて、この日の分科会では、いわき市の都市計画を学び、サンフレッチェ広島の新スタジアム「エディオンピースウイング広島」の視察報告をしていただきました。テキスト版はこちらからご覧になれますので合わせてご覧ください。それではグラレポ、スタートです!

本日前半は、いわき市 市計画部長の永井さんより、いわき市の都市計画についてお話

人口減少や少子高齢化の認識はありましたが、推計とはいえ、まさか2060年に人口が半減するとは、思っていたよりも深刻。この状況を知り、唾を飲みました。

いわき市の「交通」に関するデータ、予想なども提示されました

私も移動はほぼ自家用車ですし、いわき市では平などの市街地以外、車なしでの生活は難しいのが現状ですよね。また、普段色々とお世話になっている公共施設の維持管理が相当厳しい状況であることがわかりました。

いわきのこれからの都市計画

前述の様々な課題を受けてどのようにまちづくりをしていくのか、都市計画の大きな方向性「マスタープラン」がざっくりいうとこちら。目指すは「ネットワーク型コンパクトシティIWAKI」。

これからに必要な「適正な立地

立地適正化することで、さまざまな課題を改善していこうという目標値が掲げられています。また、交通の課題を受け止め、交通体系構築の方向性も示されていました。

湯本駅前のまちづくりについて

まちづくりのトピックスから1点ご紹介。ここでは描き切れませんでしたが、いわき市周辺や四ツ倉駅周辺の再開発について、まちなかウォーカブル空間の推進、ハワイアンズスタジアムのPark PFIについてなど、さまざまないわき市の取り組みをご紹介いただきました。

そして、気になる新スタジアムの建設場所についての質疑も。あくまで現在のいわき市の立場の見解として、ご回答いただきました。

一人ずつ意見交換

永井さんのお話を受け、新スタジアムに繋げて一人ずつ意見交換しました。交通の利便性、まちづくりを考えるコミュニティについて、若い世代に選ばれるまちであるために、どんないわきでありたいのか、施設を統廃合した分新スタジアムが担える役割について、など様々な意見が上がりました。

上林先生から、広島に関するレポートも

今回、座長の上林先生は広島からリモート参加。というのも、サンフレッチェ広島の新スタジアムの視察に行かれていたのです。現場を見てのホヤホヤの貴重なお話を共有いただきました。広島の歴史とまちづくりの流れに沿った「まちに必要とされているスタジアム」なんだな、と感じました。

私たち分科会1のコンセプトメイキングも、今後ユースプロジェクトと合流し、そろそろ佳境に差し掛かりつつあります。

いわきの都市計画のお話を聞いて、思ったより深刻な状況であるとともに、だからこそスタジアムが担える役割も大きいのだろうと思います。人口がどんどん減って、公共施設や交通網も取捨選択せざるを得ない状況の中、それでも残すべき「いわきらしさ」とは何か、もっと考えを深め、議論したいところです。

それでは今回はこの辺りで。以上、金澤裕子でした!

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