街コンに行ってきました

前回の投稿からあまり時間が経っていませんが、このフリースクール日記(略してフリスク日記)の反響が凄いのです。

「面白かった!」
「共感しました」
「いわきに行ってみたいと思いました」
「誤字脱字が酷い」

最後のはご意見ご感想といった類の『反響』というよりかは、むしろ『ご指摘』のようにも思いますが、
ここの日記は本来のフリースクール業務の合間を縫って(なんなら一杯やりながら)現役フリースクールスタッフのわたくしが本来のフリースクール活動の宣伝の為にごく軽い気持ちで書いているものなので基本的な校正などもほとんどしていません。書きっぱなしです、すみません。と始めに謝ってしまいます(なるべく気をつけます)。

自分のボスからも「もっと書きなさい」とありがたいお言葉を頂戴しましたので、今回もせっかくなので自由題材で何か書こう!と思っていますが、まずタイトルでここに来て、ここ迄の前説でスマホのブラウザを閉じた方も大勢いらっしゃるとは思いますが、えーわたくし四十○歳にして生まれて初めて街コンへ行ってきました。

(正確には街コンではないのですが、僕の中で会費を払い初対面の男女でお酒を飲む=合コンです)

サカバタイラという催しでの事だったのですが、いわきに単身越してきて家ではひたすら惰眠を貪り目覚めたら酒を飲む、という怠惰な僕の生活を見かねたいわきの友人のY子さんが

「こういうの行ってきたら」

と勧めてくれたのが今回の参加経緯でした。

個人的には子どもは大好きですが諸般の事情から独身人生を遂行中であり、努めて明るく生きてはいるのですが、新たな友人関係や交友関係は常にチャンネルを広げていくべ(ここでいきなり須賀川弁になったのは本音で喋っているからだと理解してください)というのを常日頃の行動指針にしているので、即答で

「行ってきます」

と答えチケットを購入し、普段あまり着ない背広にアイロンを掛けこの日を心待ちにして平素の仕事をしていました

(先程の諸般の事情は決して会社の給料とかではないことを先に説明しておきます)。

このサカバタイラというイベントについて軽く説明しておくと、事前にチケットを購入し当日に受付を済ませるとチケットを二枚渡され、そこに自分が先ほど抽選で引いたお店の半券とドリンクチケットが二枚、そして噂のQRコードが印刷されていて、そこへ行ってみると何かいい事あるかもよフフフという言ってみれば『夜のミステリーツアー』といった風情の酒場巡り企画なんですが、前述の通り

「行ってみたら?」
「行ってみます」

というかなりな興味本位での参加動機だったために本人が趣旨をまだよく理解しておらず、思わずゼロ軒目サービスで付いてきたホップジャパンというお店の値引きチケットでゼロ次会の店で腰を落ち着けてしまい、一人でIPAを飲みながら

「いやー、よくわからんが安く飲めていいな。しかし雨も降ってきたしそろそろ帰ろう」

とその後の本番を忘れて帰宅しそうになったことはここで一応書いておこうと思います。

閑話休題

その一軒目でそれなりの時間を過ごし、いよいよQRコードに誘われたお店へとスマホの地図を見ながら向かうと、すでにそのお店の指定の席には先客がいて、どうやらこの彼らもこの企画に乗った『今日という日の仲間』あるということがすぐに理解されました。

しかしこういうなんの名目も繋がりもない人々との飲み会の席に遅れて到着する(自分のせいですが…)という事ほど心細いことはないのです。

「遅れてきてすみません…」

と一体誰に謝っているのかよく分からない言い訳をモゴモゴとしながら末席に着席し荷物を足元に置く。

シーーーン

いや、そりゃそうだろと思うのである。

これがデートなら最悪の出だしですが、何しろ面識のない人間が『共に初対面で酒を飲む』というただそれだけの企画であり、先に着いていた人々も含め現場はまだ全然あたたまっておらず、この雰囲気をどうにかするにはもはや吉本の芸人でも呼んで来ない限りは無理なんではないか?!と思うような重たい沈黙がやく10分間程続いたのでした。

「え、えーーと、とにかく乾杯でもしますか?!」

と勇気を振り絞りアルコール類のオーダーを促すと最近流行りのタブレット端末でのオーダーでそれぞれが好みの飲み物を思い思いに注文しだし「おたくは何にしますか?」というようなやりとりも自然に生まれ少し場が和み始めました。おおおなんだかよくわからんがよかった、と胸を撫で下ろし届いたビールでひとまず乾杯。

「しかし、皆さんなんでこれに来たんスか?」

という素朴すぎる疑問からの会話も徐々に始まり、だんだんと飲み会らしい雰囲気になってきて、うんうんこれだよこれ!と内心ガッツポーズを作る。

ここで今回のメンバーを紹介します(コンサートみたいですが)。

わたくし四十○歳のおじさん一名。
同年代の夫婦が一組と三十代の「ただのツレです僕らは」といった感じの男の子二名以上!といった布陣での合コンです。

いや‥合コンちゃうやん…と思った方、正解です。
これは建てつけからして別にマッチングを目的としたイベントではないのですね。
しかしそれはそれで初対面のもの同士連休の合間にこうやって同じ席で出逢ったもの何かのご縁ですしお寿司…といった感じでとりあえずは90分間をその場で

『楽しく過ごしてくださいね』

という主催者の意向にのっとって

『楽しく過ごさせて頂きます』

という従順な雰囲気の中、おつまみなどもテーブルに運ばれてきて、更にはアルコールの力も借り、なんとなーく

「僕たち楽しんでマース!みんな初対面ですが人類は皆兄弟デース!!」

といった少し無理やりな上にややヤケクソ風な飲み会が温かな笑い声と共に進行していったのでした。

結論からいうとかなり面白かったと言っても過言ではありませんでした。

何を話したのかは全く覚えていませんが。

ここに若い独身の女の子がいなくてよかった、いたらその人は(出会い目的なら)辛かったろうなあ、と満場一致の見解を持って一次会終了。

ここでそのメンバーとはその場で解散である。うーむ、儚い。

このままカラオケくらいは軽く行けそうなノリでしたが、二軒目のチケットを全員運営から渡されているため、ひとまず一次会はこの時間を持って終了致します、オツカレサマでしたー。といった野球中継の延長線前のような名残惜しくも潔い終了のゴングが店内に響き渡ったのでした(イメージです)。

長くなったのでいよいよ二軒目に突入するところで次回に続きます。

寺子屋方丈舎フリースクールスタッフいっちー

二日酔いの朝、宿直室でお煎餅を齧りながら投稿

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?