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誕生日にしてくれたら嬉しいこと。29歳になったXRエンジニア

こんにちは、XR好きエンジニアのイワケンです。

7月1日で29歳になりました。

皆さんにはいつも大変にお世話になっております。

Amazon欲しいものリストはありません。
誕生日メッセージもなくても大丈夫です。
誕生日メッセージくれた方はありがとうございます。

それでももし、私に何かをしたいという方がいらっしゃったら

呼吸を整えて
心の中で3秒

「イワケンさん、自分は応援してますよ」

と心の中で想いを届けていただけると嬉しいです。

その記録として、このnoteに「いいね」をしてくれたらなお嬉しいです。

「応援してくれる人の存在を実感する」

29歳になりたての私にとって一番私にとってありがたいことです。

私は、UnityとHoloLensに感動したことで人生が変わった人間です。

そして「今から3年面白いと思える環境に身を置く」

と固く心に決めています。

そして

「この感動の波を広げていきたい」
「挑戦的だけど持続可能な活動を目指したい」
「ARの社会実装事例を増やしたい」
「情熱と才能がある人を活躍させたい」

と思いながら生きています。

ということで、28歳の年は

会社では
「未来の当たり前を新しい技術を用いてどう社会実装するか」

コミュニティ活動では
「人の情熱や才能をどう世の中で活かすか」
ということに向かい合ってきました。

しかし、まだまだ実現度は100%とはいえません。
自分自身まだまだ成長しなければなりませんし、
みなさんのお力を借りる力というのも高めなければならないと思っています。

そんな時に
「応援してくれる人の存在を知る」

というのが、大変尊いことなのではないかと思いました。

人間、仲間が周りにいても、本質的には「不安」がなくなることはないと思います。

私の場合、29歳になっても、私にとっての「面白い」という感覚は、多くの人に共感されていない状態だと感じています。

しかし、

共感されなくても、人生楽しいし、人を巻き込むことができる。
だとしたら、本当に大事なことは何なのか。
・自分の「面白い」を信じて自分らしく生きる、ことが魅力になる。
・相手が困っていることや成し遂げたいことに寄り添うと巻き込むことがでいる。

自分の「面白い」が共感されない27年間。でもそれで良かった

あんまり気にせず、自分らしくやっていこうと2年前の私は言っています。今もその気持ちは変わりません。

なので、私としては、
「自分はおそらく周りの人に共感されていないかもしれないけど、応援されているぞ」

と思えている状態が人生の幸福感として大事なのでは?と現時点で思っております。

今年の活躍ぶりがすごかったら、あなたのいいねが私の心を温めていたから、となるかもしれないですね。

また、応援していただいている、ということは、私自身もあなたをお手伝いしやすくなります。私はGiveが好きな人間です。また、技術や人間の面白さを引き出すような作戦会議を脳内で毎日しています。そういった時に「あのとき、いいねしてくれた人だ」と思い出しやすくなるかもしれません。

その時にさらに「その人はこれをしたいと言っていた。これに困っていると言っていた」という情報を覚えていれば、よりクリティカルな提案ができるかもしれません。

ということで

呼吸を整えて
心の中で3秒

「イワケンさん、自分は応援してますよ」

と心の中で想いを届けていただけると嬉しいです。

その記録として、このnoteに「いいね」をしてくれたらなお嬉しいです。

誕生日プレゼントは「応援してくれる人の存在を実感する」が嬉しいです。


【おまけ】今面白いと思っていること「3DCGの技術による社会実装」

ここから先は読まなくてよいです。なぜなら専門的な話と惚気話があるからです。しかし、今面白い!!!と思っていることがぶわー--と広がってしまったので、私の脳内にある面白い!と思っていることの妄想+やっていることを今から書きます
今回の妄想は、同じ環境で過ごしている人との議論の影響をうけつつも、自分が共感し咀嚼した表現で書いています。

長いのでスルーして大丈夫です。3DCGやXRの未来に関心がある方のみ、読むと良いかもです。(興味ない方はへ~という感じになると思います)

最初に全体像を述べますと

①メタバース/Web3.0の流れやXRデバイスの進化がここ数年で起きる
②それにより、今まで映画やゲームなど物語の世界で使われていた3DCGの技術が、現実社会にも活用されるようなってくる (3DCGの技術による社会実装)
③その結果、3DCGのデザインやコンテンツの在り方が変わる
④新しいデザイン/コンテンツのあり方を研究し社会実装を進めていくことが大事 (ここが一番面白いポイント)
⑤しかし、3DCGはめっちゃお金がかかる。環境の力は不可欠。
⑥ありがたいことに、今それができる環境に身を置けている (惚気)
⑦次世代を担う若い人にも投資していきたい (個人的面白ポイント2)

2021年といえば「メタバースブーム」と「NFTブーム」がやってきた年ですね。それによって世界と社会がどう変化していくかを予想していくと

・物理世界 + 仮想世界:メタバース
・新しい社会のOS:Web3.0

この2つがやってきます。

重要なのは、すべてが仮想世界:メタバースに完全に置き換わるのではなく、物理世界との融合を含めた選択になってくる、ということが1つ。

もう一つは、Web3.0的思想が社会に浸透し始めて「デジタルアイテム/アバター」を持った方がいいよねという雰囲気が、今までの界隈とは別の界隈から浸透し始めるのではないかということ。

メタバース世界を作るにしても 3DCGの知識が必要になります。
デジタルアイテム/アバターを作るにしても3DCGの知識が必要になります。

そして、XRデバイスの進化

左耳から左目に向かって伸びている銀色のデバイスが≪オーグマー≫。 (画像は2017年全国ロードショー「劇場版 ソードアートオンライン -オーディナル・スケール-」特報第1弾より

SAOの劇場版では2026年4月にはオーグマーというARデバイスが発売されているのですが、そのころにはテックジャイアント企業がキラーデバイスを発売している可能性が十分にあります。(2023年Apple Glass出ると思っていたんですけど果たして)

当然XRデバイスが進化した場合、コンテンツは3DCGになります。

するとデザインやコンテンツの在り方も変わってくると思います。

・UIデザインは、InterfaceからInterSpace
・デジタルコンテンツは映像からイベント
・物理とバーチャルは、分離ではなく共存に

今まで、3DCGの技術は、空想力とともに、映画やゲームなど物語の世界で使われていました。

それが、だんだんと現実社会が追い付いてきて、現実社会に空想力を持ち込めるようになってきているのが、ここ最近の流れだと思います。

2018年、私の最初の仕事は「VTuberに命を吹きかける仕事」でした。
Unityとモーションキャプチャ技術、3Dモデルの仕組みなど実践しながら学ばせていただきました。

まさしく、VTuberは3DCGの技術と空想力を現実社会に持ち込んだ例の1つでしょう。たちまち社会現象になり、現在では一つの文化として定着している状態になりました。

他にも、3D立体広告やバーチャルイベント、デジタルヒューマンなど、3DCGの力は社会に浸透し始めています。

ポイントとしては、バーチャル的な文化圏だけでなく、リアル世界を全うしている文化圏の人たちも3DCGを活用し始めている点です。

自分自身もバーチャルイベントという形で、いくつかのプロジェクトをチャレンジさせていただきました。

MIYAVI Virtual Level 5.0: Synthesis シンセシス
バーチャル撮影システムによるMixed Reality表現 | CA BASE NEXT


この「チャレンジしながら作っていく」というのはめちゃくちゃ楽しいです。Unityや

では、これから重要になる3DCGの人材がどこにいるのか、

やはり、多くは、映像制作・ゲーム業界でしょう。
しかし実際には、私は既存の映像制作・ゲーム業界から、3DCGで社会実装していく業界に移動する人は少ないのでは、と思っています。

つまり、今、適性がある人はチャンスだと思います (競争相手が少ないから)

既存の映像制作・ゲーム業界と、3DCGの技術で社会実装する新たな業界。使っている技術やツールは近いのです。

例えば、
リアルタイムレンダリングエンジン
UnityUnreal Engine
DCCツールはMaya、3DSMax、
場所によってはHoudiniBlender

しかし、次のような理由で業界移動する人が少ないのではと思っています

A. 「映画制作が好き、ゲームが好き」という方
B. 「せっかく積み上げてきた経験をまたゼロからやり直すのは嫌だ」というベテランの方
C. 「興味はあるけど、どの会社に行けばいいかわからん」という方

私のヒアリングによる肌感なのですが、Aの人が結構多いです。私自身ゲーム好きなので引き続き頑張っていただきたい…! 

Bの意味では「若い10代から20代前半の3DCG人材」は逆にこのような3DCGの力で社会実装していく業界を狙っていくのはめちゃくちゃチャンスだと思っています。

またCの、技術やツールは好きだけど、ゲームや映画などに関心が強いわけではないという人も新たな環境があれば移っていきたい人、が今特にチャンスです。

しかし、この話は結局どこかの会社がリスクを背負って投資をしなくてはこのチャンスはありません。

しかも、3DCGはお金がかかります。データや処理が重いためマシンスペックもファイルサーバーもハイスペックなものが求められます。人材も抱えなくてはなりません。

さらに撮影やリアル世界との連動を考えていると、スタジオが必要だし、トラッキングのための機材やソフトウェア、それを扱える人材の採用もしなくてはならない。めちゃくちゃお金がかかります (億単位でかかる) 。

(競合は激しいものの) ある程度マネタイズ方法が確立されている映画業界やゲーム業界ならまだしも、マネタイズされるか不確実性が高い、ワークフローもこれから考えなくてはならないという状況で、莫大な投資をする判断をする企業は「いい意味で狂っている」とジャッジしていいでしょう。

「そんな、夢のような会社などありえない」

と、2020年5月までの私は絶望していました。

私は、この「いい意味で狂っている」「3DCGの力で社会実装を推進していく」会社に、私が勤めているサイバーエージェント社が変貌していたことに新卒3年目2020年5月まで、内部にいたにも関わらず気が付かなかったのです。

それが今のサイバーエージェントのAICG部門です。私は今この部署にいます。今一番熱い部署といっても過言ではありません。

私が時折ツイートしているCyberHuman Productions, CyberMetaverse Productionsというのも、このAICG部門の1つです。

世の中が「3DCG技術による社会実装」の流れ来ている中で「いい意味で狂い始めて」「ガンガン投資している」「その中にイワケンがいる」

というのは、客観的に見ても非常に面白い。

自分自身は

「この感動の波を広げていきたい」
「挑戦的だけど持続可能な活動を目指したい」
「ARの社会実装事例を増やしたい」

という想いで人生活動しているので、まさしくマッチしている環境になっています。

個人的にこの3点がアツい

「最先端技術にチャレンジした上で社会実装事例になる」
「スタジオや機材などにどんどん投資してくれてかなり自由に使える」
「CGアーティストと一緒にクオリティの高い作品を作ることができる」

ここ2年くらい「イワケン君、なんだか楽しそうだよね」
とめっちゃ言われます。その理由はこれです。世の中の流れ面白いのと、それに乗っている今の仕事が楽しい。最高です。

例えば、こういう撮影を現地で眺めているだけでワクワクします。こちらはスタジオのLED Studioの撮影現場のメイキングです。

Become a Dreamer Behind the Scene
https://www.youtube.com/watch?v=lv3Plf96Uhc

正直、最初は「3DCG合成バーチャル撮影」「LED Studio撮影」が、どういうものなのかわかっていませんでした。
普通の会社だったら「ばっかもーん」と怒られながら修行のような日々を送っていたかもしれません (それはそれで大事な環境)

ただ、今の会社は「チャレンジが当たり前、失敗は次に活かせば大丈夫」という空気で、怒られることはほぼありません。(もちろん反省することはめっちゃあります)

その中で、現場に立ち、実装の責務を追い、協力をして工夫をし、喜んでもらうのが楽しい。日々成長していきます。

また、社会実装を目指すうえで、いろんな形をPoCしていきます。
例えば、「3DCG合成バーチャル撮影」「LED Studio撮影」という撮影にこだわらず、こういう届け方があるんじゃないか、ならばこういう表現、技術がいいんじゃないか、と常に考え議論します。

技術に触れあいながら、日々模索、開発、PoC、社内プロジェクト、世の中へお披露目、このサイクル2~6か月のペースで進めていきます。

この働き方が個人的にはめっちゃ好きです。
2~6か月のペースで世の中にお披露目できる、というのは個人的にはかなり魅力的です。私の性格上、2,3年潜って開発するスタイルが耐えられないので… (学生時代も1~3日ペースで開発してSNSアップしていた)

ちなみに、作業PCやソフトウェア、必要なXRデバイスは惜しみなく投資/購入してくれます (ここらへんは近年のIT会社では当たり前になりつつありますが、やはり大事ですよね!) 
私もHoloLens2, Nreal Light/Airなど使わせていただきます。

つまり私の今の人生は、会社で働いている月曜日から金曜日は「自己実現しつつ成長してお給料ももらえる!!!」というテンション激熱展開なのです。

今、UnityやCGツールを触っていて「この業界未来面白そうやん」「この働き方めっちゃええやん」と思った方「サイバーエージェントのAICG部門」という「いい意味で狂っている」部署紹介するので、イワケンTwitterにDM送ってください。
めちゃくちゃ優しく丁寧に説明します。そして私の時間がある限り、あなたのキャリア相談にも親身に乗りたいです。(今まで20人ほどZOOM面談しました)

⑦次世代を担う若い人にも投資していきたい (個人的面白ポイント2)

先ほど

「若い10代から20代前半の3DCG人材」は逆にこのような3DCGの力で社会実装していく業界を狙っていくのはめちゃくちゃチャンスだと思っています。

というのは本当に思っています。特に10代の3DCGクリエイターは本当にこれからの時代を変えていくと思っています。

そして、自分自身は

「情熱と才能がある人を活躍させたい」

という気持ちで生きています。

それで「個人で」始めたのがIwakenLab. です。
これがまー楽しい、かつ「応援があったら嬉しい」と思っています

ここには現在25名の学生がメンバーとしてJOINしています。
そのほとんどがXRや3DCGに関心があり、実際に手を動かし世の中に発信している人たちです。

ちなみに彼らに関しては、サイバーエージェントでなくても良いと思っています。なぜなら就活とは「マッチング」だと思っているからです。カルチャーマッチしてお互いに幸せになれる状態を目指せるかが大事ということをよく言っています。(もし、マッチしているなら来てほしいですが)

個人の活動だからこそ、発掘して、情熱と才能を僕自身の判断軸で判断してJOINしていただいています。

私は彼らに活躍してもらい、一緒に日本を引っ張っていきたいと思っています。それが本当に楽しみ。

つまり私の今の人生は、個人の時間も「自己実現しつつ繋がりを作りつつ世の中に貢献している充実感」というめっちゃ楽しいのです。

一方で、新しいことを切り開いてやっていく、というのは常に「不安」なのです。特に私は「自分自身がロールモデル」という覚悟を決めた人間なので、「不安」が消えることはありません。だからこそ「応援してくれる人を実感する」って大事なのです。






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