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東工大生活躍させようプロジェクト

こんにちは、27歳社会人4年目のARエンジニアのイワケンです。

最近「人生10年くらいかけて取り組みたい問いは何だろう」と思った時に強く思ったのが

「東工大生活躍させようプロジェクト」です。

それについて、現時点のお気持ちを共有したいと思います。

なぜ、東工大生を活躍させたいのか

理由は3つあります。

① 自分自身が元東工大生であり、東工大生が好きだから
② 私にとって人を活躍させることが人生の生きがいだから
③ 東工大生が活躍する未来を作ることが、日本を良くすると思ったから

自分自身が元東工大生であり、東工大生が好きだから

私は学部生から大学院生までの6年間、東工大で過ごした生粋の東工大生です。

詳しく言うと、2012年第1類の理学部に入学し、情報科学科に進級。
大学院からは情報理工学院、数理・計算科学系に所属しました。
ホームは西8号館です。大学時代は研究とは別にUnityとHoloLens好きであり、年100個くらい簡単なアプリを作っていました。

現在サイバーエージェントという会社でUnity/Unreal/HoloLensを仕事にしていて、楽しい社会人人生を送っています。
下記は学生時代のHoloLensアプリ作ってみた投稿です。

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「東工大が好き」というのは正直東工大生からも共感されない感情なのですが、少なくとも東工大で過ごしていて、自分が自分らしく過ごせる場所、好きなことに熱中できる場所、として感じてましたし、東工大生の仲間を見て、専門性の高さに尊敬と驚きの念を強く持っていました。

今でもたまに東工大生や東工大出身の人と仕事するのですが、一瞬でシンパシーと安心感を感じるほど、第二の実家として信頼を置いています。

また、clubhouseで「東工大好きなんです!」と言っていたら、東工大のイベントに呼ばれて、東工大生の前で登壇したこともありました。

このイベントで東工大生の前でしゃべってコミュニケーションしたときに「あ、自分はやっぱり東工大生好きかも」と思ったのも、このプロジェクトをやろうと思ったキッカケです。

私にとって人を活躍させることが人生の生きがいだから

これも共感されない感情なのですが、私は人を活躍させることを人生の生きがいにしています。根っこは野村克也さんという野球監督に憧れて生きてきたというのがありますね。野村再生工場ならぬ、イワケン再生工場となりたい、と願って生きています。

・高校時代は野球部のマネージャー
・大学時代はサークルの代表、大学生の研修
・社会人時代は後輩育成とwithARハッカソンイベント開催

と、人を活躍させる立ち回りを好んで生きてきました。

それでいうと、東工大生に限った話ではなく、身の回りの人を活躍させたい、という思いがあります。

その中で、一番テンションが上がり、自分がやることに説得感がある、のが
「東工大生」だと思いました。

例えば、理系学生やプログラマ、というのもいいのですが、まだ自分が「活躍させよう」というには共感してもらうには範囲が広すぎます。
他にも「サイバーエージェント」という今の会社の社員を活躍させよう、とうのも楽しい問いですが、すでに実行しているので、わざわざ宣言する必要がないと思いました。(勝手にやればいいのです)

ということで、今回「東工大生活躍させようプロジェクト」を宣言してみた次第です。

東工大生が活躍する未来を作ることが、日本を良くすると思ったから

これは妄想ですが、思ったことを書きます。

東工大生はテクノロジーや自分の専門領域に関して強い人が多いです。
その根っこは「好きなことへのエネルギー」が高い人が多いからだと思っています。一方で、他人や社会からの需要がぼんやりしている人が多いと思っています (もちろん、早めに社会と接点を持ってそれを理解している人もいます)
私が学部生の時も、気づいたら就活シーズンが終わっており、大学院への進学しか選択肢が残っていないということがありました。また、当時自分の興味やスキルが社会からどれくらい価値があるのか、全くイメージできていませんでした。周りもそういう人が多かった印象です。

プレゼンテーション1

この状態を上の図のように表しました。

この状態を

「他人/社会とのプロトコルの合わせ方がわからない状態」

と私は呼んでいます。
東工大生が合コンが苦手とネタにされるのも

「合コンでの会話プロトコルの合わせ方がわからない」

が理由だと思っています。ちなみに私も合コンの会話プロトコルについては未だにわかっていません。(てか、行ったことがない)

一方で、社会人になってから少しずつ他人や社会の需要がわかってきました。

プレゼンテーション2

私は現在、東工大生と社会に対して、どちらも会話プロトコルを持っている人間になりました。

そして、どちらも会話プロトコルを持っていて、かつ、東工大生が持っている専門性を需要にインパクトを与えられる人が少ないのでは?とも思っています。

なぜ、この原石を磨ける人が少ないのか

これは私の怒りです。

私は日本の技術が低いのではなく、技術者を活かせる環境が少ないのでは、という仮説を持っています。(エビデンスはないですが、肌感そう思っています)

なので、日本の技術者や専門家の卵である、東工大生を活躍させる方程式を確立させれば、日本を良くすることにつながるだろう、と思っています。

そのネックが、好きなことのエネルギー (専門性) と社会とのプロトコルの確立が難しいこと、だと仮説を持っています。

どう東工大生を活躍させるか

10年計画なので、のんびり進められるときに行う、というスタンスであるものの、何をして東工大生を活躍させるのか、簡単にお話しします。

一番重要なのが

東工大生の好きなことエネルギーを社会の需要と結び付ける

ことであり

その結果

・世の中にインパクトがあるアウトプットが出る
・ワクワクするプロダクトが生まれる
・社会的意義がある活動をする
・自分の専門性を稼ぎにつなげる

など、できればと思っています。

私がプロジェクトにいれば、東工大生は自分の専門に集中するだけ、で社会インパクトを出す、というのが理想形です。

さらに具体的に話しましょう。

現在、私は3つの環境で活動しています。活躍の場の候補としてイメージしやすいでしょう。

・IwakenLab.
・サイバーエージェント
・withARハッカソン

IwakenLab.


IwakenLab. は東工大生を活躍させることに特化したテック学生支援コミュニティです。

現在、2名の社会人メンターと、14名の学生メンバーで活動しています。東工大生の人数は14名中8名です

共通テーマは、VR/AR/メタバース/デジタルツインなど興味ある人があつまり
「好きな技術で社会インパクトを与える」
をミッションに、各々が活躍しています。

・年間9本論文を書き、国際学会でBest Demo Awardを取った学生
・VRChatに1900時間以上滞在し、VRSNSを開発する会社にインターンしている学生
・Web/Unity/HoloLensのインプット/アウトプットが早すぎて、8本LT、Githubに草を生やし続ける学生
・VRゲームを3本リリースし、会社を起業した学生

など、濃いメンバーが集まっています。

サイバーエージェント


サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンとした会社です。

5/28にCA BASE NEXTという社外向け技術カンファレンスを開催する予定なので、どんなエンジニア、クリエイターが働いているのかわかると思います。

私はこのイベントの登壇者であり運営でもあるのですが、普通のオンラインイベントにとどまらず「サイバーエージェントの技術力を生かしたオンラインイベント」のディレクションと実装を担当しています。

この時に、サイバーエージェントの技術力を表現すると共に
「エンジニアの得意なことを活かす演出設計」も意識して準備しています。

私としてはこういった場をつくることに喜びを感じています。
(下記のツイートは、一緒に働いているメンバーのツイートです。東工大出身ではないですが、自分自身の好きな技術や表現を持つメンバーです)


とはいえ、東工大生を活躍させるのにサイバーエージェントに来てください!というの限界があると思っています。

そこで、個人プロジェクトのwithARハッカソンを紹介しましょう。

withARハッカソン

withARハッカソンはAR(拡張現実)の社会浸透に向けて「ARと異業種のコラボレーション」に挑戦する ハッカソン 形式のイベントです。
もう10回目の実施になりました。

このイベントの特徴として、異業種とのコラボレーションを前提としているため、社会からの需要について体で理解することができる仕組みになっています。

また、ハッカソン後も「これは今度も取り組みたいね!」というアイデアに関しては、長期的に取り組んでいく予定です。

これは個人プロジェクトなので融通が利きやすいです。なので、東工大生を活躍させる場を作りやすいです (とはいえ、東工大生にヒイキするつもりはありません。)

まずはUnity, VR/AR/MR技術から

お気づきのように、私の技術幅が「Unity, VR/AR/MR技術」のため、最初はこの技術領域の活躍の場を作っていくことになると思います。

今も、現役の東工大生と、東工大OBのメンバーと一緒に、MR技術のプロジェクトを立ち上げようとしています。(東工大生に限定したつもりはないのですが、結果的にそうなっていました)

少しずつ、こういった場を広げていければと思っています。

東工大生向けに、日々の気づきを書く

ここまでアクティブな活動でなくても、noteなどの記事によって、社会で生きる上で気づいたことを発信できればと思います。

色んな人の話を聞く/認知のすれ違いを言語化する

このプロジェクトのために、色んな人の話を聞いていきたいと思います。

目的としては「人の思い込み、価値観の違い、認知のすれ違い」を言語化することです。

将来、あなたにインタビューさせてくただくかもしれません。

大学と連携して何かやりたい

ハッカソンを東工大でできたら嬉しいですね。
10年以内に達成できればいいなと思っています。

キャリア相談や、講演などもやってみたいです。

私、東工大生だけど、どうすればいい?

とりあえず、私のツイッターをフォローするといいと思います。
自由気ままにツイートしています。

いや、俺は垢バレしたくない、という人は非公開リストでもOKです。

しかし、フォロ爆はお控えください (通報します)

さらにお話ししてみたい、という人は、clubhouseをたまにやっているので遊びに来てください。私は一回話せば、その人の強みを読み取り、活躍させる場があるか提案できます。

Discordとか、コミュニティがあるといいんですかね...
それは追い追い考えましょう

私も東工大生を活躍させたい

いいですね!一緒に何ができるか考えたいです。

私、東工大と関係ないけど、どうすればいい?

「私にとって人を活躍させることが人生の生きがいだから」

で言ったように、根本的には私は東工大生に限定したいわけではありません、

好きなことがある、専門性がある、人に関してはどの分野でも活躍させる隙を狙っています。

特に

・XR界隈の人
・Unity好きの人
・エンジニア/クリエイターの人
・サイバーエージェント社員の人

は年齢問わず活躍させたいというモチベがあります。

ただ、東工大生はシャイなのであえて今回宣言してみました。
僕が意思表明することで、少しでも巻き込みやすくなればと思います。

イワケン、仕事と東工大生どっちが大事なの?

仕事の方が大事です。
東工大生活躍させようプロジェクトはあくまで人生を楽しむための好奇心です。

一方で、シナジーは高いと思っています。

なので、どっちが大事、というより、僕の人生にとってはどっちも大事であり、どう連動させていくか、というのが楽しみであります。

ARエンジニアを活躍させたいという想いは?

もちろんあります。そのためにwithARハッカソンをやっています。

ARエンジニアの活躍が5年プロジェクトに対して
東工大生の活躍は10年プロジェクトです。

違いはそれだけですね、そういう意味で、直近ではARエンジニアの活躍の方が優先順位高めに置いています。

私、大岡山じゃなくてすずかけ台なんだけど

トップ画のことですね。配慮が少なく申し訳ありませんでした。私のメインホームは大岡山の西8だったので、思い入れが高い大岡山の駅を採用しました。

すずかけ台に関しては、すずかけ祭の出展を3回ほど行っていましたので許してください。

最後に

ただ想いのまま、ダーッと書いてしまいました。

このプロジェクトは献身的なモチベーションの取り組みではなく、僕が自分の人生を楽しむために行うものです。

なので、勝手に楽しんで、勝手にやります。
必要ならば、自分の会社や知り合いを巻き込む可能性があります。

ただ、周りにとっては東工大生の活躍というのは目的ではなく手段ですから、そこには注意します。例えば、僕が東工大生を活躍させたいからと言って、会社や自分のプロジェクトでヒイキして扱うことは絶対にしません。活動の目的を守った状態で力を発揮する環境を作ることが何よりも大事だと思っています。

私の一つの好奇心と趣味として、温かく見守っていただけるとありがたいです。



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