「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」7章「複数の管理者の管理」を読んで「1on1, 文化」大事
こんにちは、3つのコミュニティリーダーやってるARエンジニアのイワケンです。
エンジニアといえば一般的には「コードを書きたい」「マネジメントになりたくない」という人がいるイメージがあります。一方で、大規模なチームやプロダクトになってくると「マネジメント」の重要性が高まってきます。また、私の周りの同世代、若手エンジニアを見ると「マネジメント的なキャリア」も視野に入れているエンジニア職の方が増えている印象があります。
そんな中、月に1回の社内読書会で「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」という本を読む機会がありましたので、この記事で感想をご紹介していただきます。
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注)
今回の読書法が「アクティブブックダイアログ」という手法で6人×3h×2で読書しました。この読書法は、読む章を分担する読み方になります。今回私が担当した章が「7章:複数の管理者の管理 7.1~7.6」の担当でしたので、そのページの内容がメインになります。
複数の管理者の管理
複数の管理者の管理とは、チームリーダーのさらなる管理者のことを指します。この章ではこのポジションの注意事項について述べられています。
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私の場合、私は現在AICG事業部のFuture Event開発チームのエンジニアです。私から見ると「複数の管理者の管理する人」は会社の代表/事業責任者クラスの人に当たります。 社会人格言として「2つ上の目線に立て」とありますから、この章は自分の立ち回りを大きく変えるヒントになりそうです。
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この章で最初に紹介されていたことは「スキップレベルミーティング」です。
Howのセリフは色んなパターンが紹介されていました。
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これを見た時に「これ、私よく言われているな」ということに気づきました。
私の2つ上の上長が、CHP代表の芦田さんで、Qに1~3回くらい1on1する機会があるのですが、「あなたやチームにしてあげられることは何でしょうか?何か私に支援できることはありませんか?」というのはよく言われています。こういうのに気づいた瞬間って少し感動しますよね。
また、部下の私の立場からできることとして、目的が「各チームの健全度や焦点の絞り方を把握すること」だとするならば、pull型の1on1やランチではなく、push型の「Slackのtimes発信」を私は実践していました。つまり、今のチーム状況の健全性に関わることや、焦点の絞りにかかわる情報を投稿するしています。経営目線からすると1on1やランチする手間を取らせないという志です。
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ここの章面白かったのでご紹介。この本では「イエスマン上司は良くない兆候」という価値観でかかれており、どういう対応していくといいかというアドバイスがかかれていました。
この著書は「マネジメントは文化に根差した仕事」ということを何度も主張しています。
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つまり、部下の私の立場からできることは「ボトムから文化に根差す行動」なのではと思っています。会社全体が大事にしている価値観、今のチームのメンバーの価値観を言語化し、新しいメンバーに伝える、共有します。
今の部署では「目先の利益よりも社会実装」「産業の再発明」「22世紀から逆算して当たり前を作る」といった価値観を感じています。であれば、それがメンバーの中で当たり前の価値観になるように言葉として使う、発信する。といったことが大事かもしれない、なんて考えてしまうのです。
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まとめ
今回は7章の1部分のみの担当でしたので、20ページ程度の感想とさせていただきました。
実際の読書会では、他の人が別の章を担当し、スライドにサマライズして発表するので内容を理解することができました。また、発表後にダイアローグ (対話)で他メンバーと「このケースはウチの部署ではこんな感じだよ」といった会話が行われ、気づきを得ることができました。
この読書会を企画してくれた23卒内定者のはがたけ君には感謝したいです。
最後に宣伝
サイバーエージェントでは、アクティブブックダイアログをやってみるサークル「ABD21th」というサークルがあります (私が今年立ち上げました)
・対話による深い気付きと創発
・共通言語の構築
・部署を超えたコミュニティ
から、21世紀を代表する会社を創る土台を作っていきます。
アクティブブックダイアログという手法は素晴らしい手法です。
「オンラインでどうやっているの?」と気になる方は社内外含めて気軽にiwaken71にリプライやDMで聞いてもらって大丈夫です。また月に1回社内に開催しているので、一緒に参加するのも良しです (参加は社内限定) 。気軽にお声がけください。
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