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「やりたいことを仕事にして会社を楽しもう」のタイトルにした理由

オンラインイベントのお祭り。超有名人と各社CTOに並びながら、会社員5年目の私が学生向けの講演でこのタイトルを持ってきた理由について書き残しておきたいと思います。舞台は技育祭2022【秋】私の講演は200人の学生が集まりました。

ありがたいことに、ZOOMチャットやTwitter実況を盛り上げていただき、事後アンケートでも高い満足度 (平均4.90)をいただくことができました。

色んなHowの話を講演ではさせていただいたのですが、Howについては自分自身もまだ実験中です。その途中経過を発表させていただいた形になります。

このnoteでは、 なぜこの話をしたのかというWhyの部分を、言語化したいと思います。

「メンタル」is 大事、を伝えたい

この講演のキーワード1つ目「メンタルの安定」

自分の人生のこだわりワードの1つです。

「成功しよう」「褒められよう」「強くなろう」という意識を強くするあまり、自分のメンタルを削るのは良くないと私は思っています。

なぜなら、人生というのはいつ死ぬかわからないからです。もしくはメンタルが原因で自殺してしまうかもしれない。日本人で心の病気で通院している人は約420万人いるそうです (※1) 病院に行っていない人も含めたらもっといるでしょう。 

これを守れるのは誰か、最終的には「自分」しかいないと思います。

自分で気づいて、自分で行動して環境を変えたり、人に相談するしかない。なぜなら、他人からは「メンタル」の状態そのものは見えないからです。

かといって「メンタルが元気」だからといって、誰かに褒められるわけでもないのです。つまり「幸せ」と同じように「自分自身のため」でしかないものだと思っています。

自分自身が強くこだわりをもって「メンタルの安定」を意識して環境設定しなくては、すぐメンタルを削る方向に移動してしまうと思うのです。

私自身も、2017年~2018年にかけて、社会人になる直前の時期、非常にメンタルが削られる環境 (=人間関係) にいました。その根本が何か「やりたいこと (=HoloLens開発) を真っ向から否定される環境」でした。「やりたいこと」があるけど忙しいからできない、ではなく、「やりたいこと」をやりたいという価値観が否定されるのは、本当にきつかったです。(ちなみに、研究室や会社が原因ではないです)

スライド

この時、生き続けてよかったと思っています。この時の反省は何かというと

「自分の自然体」「環境」「普通」が違う時に気をつけろ

ということです。本当に「自分が悪いんかこれ?」という感情になり、頭がおかしくなります。

解決策は「環境」を「再選択する」ということです。人間関係も環境も本来選択することができます。自分の自然体が受け入れられる環境を選択すればいいのです。

講演では、この自然体な強みのことを「得意なこと」という言葉で表現し、これをとにかく見つけ出し仕事や会社選びのベースにしろ、ということを百回くらい言いました。

「覚悟」を決めよ

この講演のキーワード2つ目「覚悟」

私は大学院卒業する時に「覚悟」を決めました。

やりたいこと (=XRの新事例を作る) を仕事にして会社を楽しもうと。

「やりたいこと」が否定される人生だったら、私はたぶん死にます。怖いです。だから「やりたいこと」が活かせる環境を本気で選択しようと思っています。

これは、誰も最初応援してくれませんし、示してくれません。自分でやるしかないんです。成功する確実な道もない、だからまず「覚悟」を決めるんです。

何か準備ができたら、誰かがOKといったら、なんて待っていてはだめです。自分の人生は自分がオーナーであり当事者であり、主人公です。自分が決めたらもう始められるのです。

でも、一人だと「やりたいこと」が活かせる環境を見つけるのは難しいです。だから、自分を表現し、SNSに発信し、やりたいことを言語化し、自分だけでなく、共感してくれる新たな仲間と共に、見つけてもらうのです。

自分が見えていないところに、自分にフィットした環境があったりするのです。

やりたいことを仕事にする学生を増やす活動

今回の「やりたいことを仕事にして会社を楽しもう」は自分の体験談を話しつつ、自分みたいな社会人を増やすためにはどうすればいいだろう、ということで学生支援活動として IwakenLabというコミュニティ活動をしています。

30名のXR好き学生が集まり「やりたいこと」を仕事や就職に活かしていくのを支援しています。

現在では
・TGS VRのワールド制作したメンバー
・AR×ゲームで起業して資金調達を2000万円行ったメンバー
・OSS活動やLT登壇から技術本の出版まで行ったメンバー
・大学や県を巻き込んでフォトグラメトリの活動をするメンバー

など、活躍をし始めています。

注目すべき点は、コミュニティで伝えているのは「ノウハウ」はおまけで本質的には「勇気」だという点です。

私が大学時代失っていた「やりたいこと」をやりたいと思うことが認められる場所、というのを作ることで、自分自身の「やりたいこと」に自信を持つことで、大胆な行動や試行錯誤の継続を行うことができます。結果活躍者が生まれるようになりました。

これからも、コミュニティを通じて「やりたいこと」を仕事にしてワクワクして人生を生きるような人を増やしていきたいと思います。




















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