見出し画像

私的音楽アーカイブ100(ニルヴァーナほか)

991.B.B.キング:ICON
992.それいけ!アンパンマンベストソングス
993.ベストクラシック100 プレミアム
994.ミッフィー0歳 ベビーミュージック
995.オスカーピーターソン:REUNION BLUES
996.ニルヴァーナ:NEVER MIND
997.ハンプトンホーズ:Piano Improvisation
998.エリックドルフィー:SOUND
999.チャールスロイド:FOREST FLOWER
1000.バルネウィラン:BARNEY

⚫︎996.僕がこのバンドの名前を初めて知って意味を辞書で調べて以来、なぜ彼らはバンド名を「涅槃」としたのか気になっていた。一応仏教徒である僕でも普段は意識しないこの重い宗教用語とカートコバーンの自殺との関係は?そして、子どもがお札を水中で無邪気に追いかけるあのあまりにも有名な「ネヴァーマインド」のジャケットの意味は?ニルヴァーナとは、僕にとって考えさせられる存在であり続けたし、音楽的にも大衆音楽たるロックの一里塚、あるいは墓標のような位置付けにある。

カートが亡くなったのが27歳ということも常に思考の片隅にあった。ロックの世界ではジムモリソン、ジャニスジョプリン、ジミヘンドリクスの「3J」がいずれも27歳で亡くなっている。日本でも尾崎豊が26歳で亡くなるなど、ロックの本物のスターは若くして彗星の如く一瞬で消え去るのが理想とすら思えた。

「涅槃の境地」とは太く短く生きることなのか?彼らの年齢をはるかに超えた今、破滅的、破天荒な人生を歩むことが全てでないともちろん認識しているものの、それでも多くの人に多大な影響を与え続けるこのバンドやこの作品への敬意は今も変わりない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?