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私的音楽アーカイブ79(LAフォアほか)

781.デクスターゴードン:SWINGIN’ AFFAIR
782.スタンゲッツ:AWARD WINNIER
783.マイルスデイヴィス:AT FILLMORE
784.山下洋輔:PLAYS GERSHWIN
785.L.Aフォア:PAVANE POUR UNE INFANTE DEFUNTE
786.ソニークリス:THIS IS CRISS!
787.ビルエヴァンス:RE:PERSON I KNEW
788.矢野沙織:Be Bop at the SAVOY
789.ビルエヴァンス:YOU MUST BELIEVE IN SPRING
790.ウィントンケリー:piano interpretations

⚫︎785. バドシャンクなどアメリカ西海岸の有名ジャズミュージシャンによるグループ。表題曲はフランスの作曲家ラヴェルによるクラシックの名曲だが、僕は初めて聴く時、ジャズには合わない音楽ではないかと疑っていた。

しかし、彼らの手にかかるとしっかり「ウエストコースト」の瀟洒な響きに生まれ変わっていた。同じ時代にニューヨークのミュージシャンがこの曲をやっていたら、また全然違う音楽になっただろう。

いわゆるクラシックの曲がこのようにジャズ的に演奏されてもいいし、もちろんまた逆も然り。このアルバムは、ジャンルを越境する音楽の面白さに改めて気づかせてくれたのである。

1976年録音、ロサンゼルス
バド・シャンク(as, fl) ローリンド・アルメイダ(g) レイ・ブラウン(b) シェリー・マン(ds)

1 亡き王女のためのパヴァーヌ
2 枯葉
3 シェ・ホワット
4 コルコヴァード(静かな夜)
5 波
6 リヴェイル
7 オルフェのサンバ

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