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文化人物録14(渡辺貞夫)

渡辺貞夫(ジャズミュージシャン、サックス奏者)
→渡辺貞夫、通称ナベサダさんとは昔から様々な縁がある、と自分では勝手に思っている。まず父親がナベサダさんと同じ宇都宮出身で、しかもジャズが好きだったため幾度も見る機会があった。

さらに仕事で金沢に赴任した時は、たまたま能登のジャズフェスティバルに出演していた。この時は若き矢野沙織さんも出演していて、新旧世代のアルトサックス奏者の揃い踏みを感慨深く眺めていた。

また、新宿のジャズ喫茶DUGの店主中平穂積さんに関する集まりに顔を出すと、目の前でナベサダさんが坂田明さんなどと即席セッションを繰り広げた。ご本人と面と向かって話す機会は今のところないものの、今まで周辺にいる方々とはかなり話す機会があった。

とにかく間違いなく言えるのは、90歳になった今でも凄まじいエネルギーとジャズ、音楽への情熱があるということだ。何よりも人を包み込むような人柄が素晴らしく、勝手に周りに人が集まってきている。世界中を見ても、これほど人に生きる力、活力を与えるジャズミュージシャンはなかなかいないだろう。

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