【ダンジョン飯】色々な個人的ベスト3
漫画「ダンジョン飯」13巻と14巻が、今日発売されたことにより、漫画としての作品完結を迎えました。
まずは、最高の漫画を世に出してくれた九井諒子さんに、ただただ感謝したいです。
最初はタイトルからして、色物かなと思っていましたが、読んでみるとファンタジーとしての設定が緻密で面白く、結局は最後まで付き合う漫画になっていました。
完結を記念して、というと仰々しいですが、本記事では、私が「ダンジョン飯」を読んだ中での、色々な観点での個人的なベスト3を紹介したいと思います。
漫画「ダンジョン飯」の記述内容は、単行本全12巻85話までを含みますので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
(一応本日発売の13巻と14巻の内容は含みませんが、それらの巻は全体の総まとめみたいな話なので、紹介するベスト3は作品全体のものと捉えてもらって良いです。)
キャラクターベスト3
1位:マルシル
魔術師としては非常に優秀な彼女ですが、ステレオタイプなエルフとは違い、非常に感情豊かで、色恋沙汰に興味があり、時には鋭いツッコミを入れるという、愛らしい性格が好きですね。
ツッコミと書きましたが、ポンコツな一面もあるので、ボケにまわった時の破壊力は凄いです(笑)
フリーレンと同様に、ポンコツなエルフの系譜の代表例だと思います。
2位:センシ
ライオス達の旅の料理を担当するセンシは、ダンジョン飯のタイトルを最も体現している存在だと言えます。
性格も冷静で落ち着いており、時にはパーティーのメンバーを諭したりして、全体のバランスをとっている所が、好きなポイントです。
その冷静な彼が唯一取り乱す、グリフォンのエピソードは、ダンジョン飯の中でも屈指のエピソードだと考えています。
3位:カブルー&ミスルン
最初はミスルンだけにしようと思っていましたが、ミスルンを挙げるならカブルーもペアじゃないと、何となく収まりが悪いので、両者を同率3位にしました。
二人はあるきっかけで、ダンジョン深層をともに旅することになります。
両者ともダンジョンに深く傷つけられた過去を持っており、何か通じるものがあったのか、旅を続けていく中で互いの意思を尊重する関係になっていきます。
この二人の関係性が、絶妙に良いんですよね。
本作品でライオス達が主人公だとしたら、この二人は裏の主人公だと考えています。
モンスターベスト3
1位:レッドドラゴン
ベタですが、単純にモンスターデザインがかっこよくて、さらに作中でも屈指の強さを誇るところが、好きなポイントです。
火を吹く描写もリアリティがあって、生態に関しても相当作者が研究したんだろうなあ、と感じられるモンスターでした。
2位:ゴーレム
ゴーレムは、モンスターデザインというよりも、センシが畑として利用し、共生関係にあるという設定に衝撃を受けたので、選定しました。
3位:マンドレイク
マンドレイクは魔力がたくさん詰まったモンスターらしく、それを食べるとマルシルの魔力が回復するので、結構利便性が高く何度も登場します。
料理ベスト3
1位:マルシルの地元の郷土料理
単純に作中で一番美味しそうな見た目をしていたので、選出しました。
ちなみにセンシはパスタ料理をイメージして作ったそうですが、完全にラーメンですよね(笑)
2位:フェニックスのコンフィ
料理も当然美味しそうですが、これは調理方法が面白かったので、選出しました。
常時発火しているフェニックスですが、黄金郷の民は傷つけてはならないという、ダンジョンのルールを逆手にとって調理したところが面白かったです。
3位:マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天
これも調理法が変わっていて、ダンジョンのトラップを利用して、材料を切り分けたり、熱々の油を調達したりしていたところが、面白かったです。
一話完結エピソードベスト3
一話完結のエピソードは、〇〇1とか、〇〇前篇とか、繋がりのあるエピソードタイトルではない、独立した話を対象としています。
1位:第34話 コカトリス
ざっくり言うと、マルシルがコカトリスによって石化する話なのですが、途中のギャグパートも全部面白いですし、最後のオチも秀逸だったので、選出しました。
この話は神がかっているくらい面白かったです。
2位:第52話 ベーコンエッグ
この話はライオスが今のダンジョンに来た経緯から始まり、ファリンの救出方法など、作品全体の核心に迫る話題が登場する回なので、内容の濃さという意味で選出しました。
3位:第56話 バイコーン
ざっくり言うと、チルチャックの家族の話で、普段は警戒してプライベートを見せない彼が、等身大の姿を見せている回なので、必見ですね。
名セリフベスト3
1位:多少の近道は覚悟しないとね
このセリフは、嫌いなものを避けるイヅツミに対して、マルシルが言ったものです。
嫌なものは人それぞれあると思いますが、それらを避けすぎて本来の目標からどんどん遠ざかっていっては元も子もないので、多少嫌いなものは受け入れる近道を覚悟する必要がある、とのセリフです。
2位:見返りはいらないとか抜かす奴が、この世じゃ最も信用ならないの
このセリフは、現実的なチルチャックらしいセリフですが、今の世の中にも十分通用するような名セリフですね。
3位:ずっとこのスープをもう一度飲みたかった
このセリフは、とにかく第7巻を読んでくれ、とだけ言っておきます。
まとめ
本記事では、「ダンジョン飯」を読んだ中での、色々な観点での個人的なベスト3を紹介しました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?