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マイケル・ジョーダンの言葉:The ceiling is the roof

突然ですが、"The ceiling is the roof"というフレーズを知っていますか?


私の好きな言葉の1つで、バスケットの神様と呼ばれた、元NBA選手のマイケル・ジョーダンが残したフレーズになります。


状況を簡単に説明すると、マイケル・ジョーダンの母校であるノースカロライナ大学のアメフトチームが、ジョーダンブランドと契約した際のセレモニーにて、彼が若者に対してスピーチを行い、その最後の締めの言葉として、上記のフレーズを発言しました。


フレーズの伝えるメッセージについては、発言したマイケル・ジョーダン自身が、フレーズの意味に言及していないため、正確には分かりません。


しかも、このフレーズが発言された当初は、マイケル・ジョーダンの言い間違いではないかと、ネット上で話題になっていました。


というのも、似たようなフレーズで、"The sky is the limit"または"The sky is the ceiling"というものがあり、直訳は「空が限界点だ」、転じて「君たちに限界なんてない」という意味になり、それは若者に贈る常套句になっています。


バスケットの神様でも言い間違えるのか、いや彼は間違えないなど、ちょっとした論争になっていた所に、1人の工学博士が以下のような解釈を提示しました。


"Ceiling(天井)"も"Roof(屋根)"も、物質的に見れば、家の上にあるものです。

ただ言葉の定義上、"Ceiling(天井)"は家の中から見たもの、"Roof(屋根)"は家の外から見たものであり、そこに明確な差があります。

彼が言いたかったことは、自分の視点から見れば、自分の成長を妨げているような"Ceiling(天井)"に見えるかもしれないが、もうちょっと広い視野で見れば、ただの1つの"Roof(屋根)"に過ぎない。

だから自分で勝手に限界を決めずに、周りの人と協力して成長していくように、と彼は若者に伝えたのだと解釈できる。


私もこの解釈には賛成で、"The ceiling is the roof"は、「限界を勝手に決めず、周りと協力して成長しよう」という意味だと信じています。


この解釈が正しいかどうかを、マイケル・ジョーダン本人に確認していないのは、おそらく彼の言い間違いが本当だった場合に、彼の威厳を落とすかもしれない可能性を配慮してのものだと思われます。


このフレーズが伝えるメッセージも好きですが、本当の意味を確認しないままにしている、上記の粋なエピソードも含めて、好きな言葉になりました。


これを読んでいただいた方にも、好きになってもらえると嬉しいです。


上記記載のエピソードの主なソースは、以下の記事です。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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