【葬送のフリーレン】魔法について:魔法を理解するための概念②
漫画「葬送のフリーレン」の世界では、魔法を実際に経験したり解析したりして、そのメカニズムなどを理解しようとする描写が度々登場します。
本記事では、作中に登場する記述や描写を元に、魔法を理解する上で必要な概念について整理・考察したいと思います。
本記事は以下リンクの記事の続きになります。
なお本記事は分析的な視点から魔法の理解を目指したものですが、構築的な視点で魔法を整理した記事は、以下にまとめています。
対象は単行本全11巻107話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
魔法の理解度と実践
前の記事にも記載しましたが、魔法の理解度によって、魔法使いが実践できることが異なってきます。
例えば、人類は飛行魔法の原理がわからないため、応用ができないなどです。
以下表は、魔法の現象・術式・原理を認識・理解した際に、魔法使いが実践できるようになることをまとめました。
現象、術式、原理の順に、理解すればできることが増えるイメージです。
魔法に対する人類の理解度
上記では、魔法の理解度によって実践できることが異なることを整理してきましたが、幾つかの魔法の種類に対して、人類がどの程度認識・理解しているかを、次に整理していきます。
下の表では、呪いから一般攻撃魔法まで、幾つかの魔法に対して、人類がどの程度認識・理解しているかをまとめました。
ちょっと境界線は微妙な部分があるので、参考程度と捉えて下さい。
△については、場合によっては認識・理解できないことを表しています。
例えば「呪い」については、「呪い」に掛かった際の現象(睡眠や黄金化)については、認識や理解したりすることはできます。
ただ、「呪い」は魔法として認識できないので、術式の認識はできないものだと考えています。
また「一般攻撃魔法」については、人類が総出で研究・解析し、更に魔族特化などの応用もできるため、原理の理解まで進んでいると考えています。
分析的な視点と構築的な視点
最後に魔法について、分析的な視点で見た場合と、構築的な視点で見た場合の概要を、以下にまとめました。
分析的な視点は、本記事や前記事にて説明してきました。
構築的な視点は、以下の記事にあるように、例えば魔法を使うときには魔力が必要などの、実際に魔法を実行する際の条件に着目して、魔法とは何かを考える視点のことです。
いずれの視点にも、術式というものを仲介しているため、今後は術式についても記事をまとめる予定です。
まとめ
本記事では、作中に登場する記述や描写を元に、魔法を理解する上で必要な概念について整理・考察しました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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