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「みんなで『て』を読もう!」5月開催

さて、またもや新たなワークショップをやってみます。

今回はもう、「ワークショップ」なのかもよくわからないです。
「公開稽古」いや、「公開参加稽古」とでもいいましょうか、、

とにかく、
拙著「て」の台本を、みんなで読んでみよう!
というものです。

この戯曲は、2008年に初演し、当日券を求めるお客さんの行列がで切るほど爆発的に面白がられ(手前味噌!笑)、その公演を見た東京芸術劇場のプロデューサーさん(高萩さんありがとうございます!)から、翌年の芸劇eyesにお誘いいただいちゃいました。

つまり初演の翌年に再演が決まったものです。

その再演も、当日券を求める方々の列ができました。ありがたや出世作!


その後、劇団としても全国で旅公演をし再演を重ね、ロンドンでリーディング、韓国ではソウル演劇祭で3冠をいただきました。

ハイバイの代表作としてあげてくれる方も、かなり多い作品です。

そんな台本を、みんなで読んでみよう!
というものです。

「台本を読む」と聞くと、一般の方は尻込みしちゃうかもですが、
一般の方も是非是非、ご参加ください。っていうか来て!

これからの演劇界は、「見る側」「見られる側」の壁が取っ払われていくべきだと思っています。

「べき」というか、そうしていかないと、あらゆるメディアに取って代わられつつある、演劇のもつ「演劇的な楽しさ」が生かされないとさえ、思っています。

これまで舞台上で見ていた俳優さんが、自分の真横で台本を読む。自分もそこに参加して読んでみる。演出家と俳優がどんなやり取りをするのか、俳優さんがどうやって物語に馴染んでいくのか、そういった現場を見た経験があるのとないのとでは、観客席から演劇を見る時にも、見つけられるものの多さが全く違います。

サッカーだったり野球だったり、そのスポーツをやったことがあるかないかで、観戦の臨場感も全く違いますからね。

そのセリフを心を込めて読んだことがあるかどうかで、別の人がそのセリフを言った時に感受できる情報の量は、圧倒的に変わります。

しかもこの「て」は、今年の年末に実際に上演します。

https://te-5.peatix.com/view


そんな作品を、「俳優さんと読んだ体験」を持った上で見るなんて、かなり面白い体験になると思います!


そして、俳優さんにとっても、下地がしっかりした台本を読むことはプラスになります。
もちろん、私岩井が演出をつけます。

俳優さんへのおすすめ、サラッと済ませちゃいたくなりましたが、もうちょっと踏み込んで言わせてください。

俳優さん、どうか下地がしっかりした台本を、読みまくってください。
これは例えばですが、「とにかく稽古に間に合った!」感じの台本に1ヶ月近く情熱を捧げるのも、もちろん経験になります。あらゆる試行錯誤は、プラスに転換することはできます。

でも、できれば、きちんと書かれたものに1日しっかり取り組み、その台本を持ち帰って、ひとりで読み込んでみたり、評価の安定している作品を仲間とじっくり読み込んだ方が、とてつもなく有益です。
以上です!

また、作家さんや作家志望の方も、ぜひこの読み合わせには参加していただきたい。

我ながら本当によくできた本だと思っています。自分の物語を作品にしたものとして、構成をめっちゃ考えた脚本として、劇作の勉強になるのは、間違いないです。

台本を目で見るだけでなく、俳優さんたちの声として聞きながら、色々感じて欲しいです。

そして、制作者さんやプロデューサーさん。
ぜひ来てください。
この台本は、年末の上演後に、解放します。
これまでハイバイでは、劇団以外に台本を解放してきませんでした。
が、来年(2025年)からは、劇団外に上演をしていってもらおうと思っています。

ですので、小劇場でも中劇場でも大劇場でもどこでも、「やってみたい!」という方は、ぜひこの読み合わせに来て、台本の読まれる様を、眺めに来てください。

見学も受け付けます!

リモートで見学だけ、という形でもやってみます。
ちょっと見にくかったり聞こえにくかったりもあるかもしれませんが、
お試しでやってみます!ご意見お待ちしております。

ということで、ものは試しという感覚もありつつ、「とにかく面白そう」という気持ちで、やってみます。

是非是非、ご参加ください!

https://te-5.peatix.com/view


それでは、ご参加お待ちしております!


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