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ただ幸せな家庭を築きたかっただけなのに

私の人生最大の汚点は、結婚をしたことだと思う。

結婚していなかったら、子供を会うこともなかったので
悪いことだけではないと思うのだけど。
限りなく、諸悪の根源は元夫だと思っている。
(子供には、父親の悪口を聞かせて育ててはいない)
なので、私の本当の気持ちは今回、ここで明らかになるといってもいい。

母の介護をしながら、アルバイトで生計を立てているときに
元夫と知り合った。
話が合うこと、趣味が同じだったところから意気投合。
交際に発展し、結婚に至った。

しかし、結婚して半月も経たない頃
彼は仕事を辞めてきたのだ。
なんでも、社長と意見の食い違いが前からあり
不満だったからだそうだ。

元夫は私と結婚して、私の実家に転がり込んだ。
いわば、【マスオさん】だった。
仕事に行く私の送迎を行った後、自室に籠りゲームに勤しむ。
そんな生活を母も快く思わなかった。

せめて、外に出て就職活動をしている風を
装ってくれればよかったのだけれど。

そんな生活がひと月も続き、母の怒りが爆発。
やっと就職活動を行い、地元に本社がある通販会社へ就職したが
3ヶ月と持たず退職。
家計は、私が支える事になっていた。
そして、その足りない部分は
母が父の生命保険から補ってくれるという
最悪な結果になったのである。

彼は働かないくせに大食らいで
食費にかなりの金額が消えていった。
私たちが節約しているのにも関わらず
本人は気しない様子だった為、流石に一言文句を言った。
そうしたら、彼の母から物凄い剣幕で電話がかかってきた。
「男一人養えないってどう言うことなの?大体あなた達何にお金を使っているのよ!うちの息子が悪いみたいな言い方せずに、少しは節約したらどうなの!」
彼は自分の母親に泣きついたのだ。
自分の息子が働いていないという事を無視して
私達が悪いと言う言い方しかしなかった。

その頃からだろう。
彼に対して愛情を感じなくなったのは。
彼の母から詰められ、自分の母から責められ
私の精神はボロボロになっていた。
もちろん、愛情を感じないので夫婦生活なんてごめんだった。
しかし彼も男なので、私を拘束し無理やり夫婦生活をさせられていた。
私からの条件は『避妊をしてくれ』だけだった。

精神的にもボロボロだったし
食事も摂ることができない状態が続いていたから
常に生理が不順だった。だからだと思う。
子供がお腹にいることも分からなかった。
精神的なストレスで、胃痛がして病院に行った時
妊娠していることがわかった。
生計を立てることができないから、避妊をしてくれと
あれだけ頼んだにも関わらず。
気がついた時には、人工中絶できる時期は過ぎていて
産むことしか選択肢に無くなっていた。

妊娠中はこれからの人生のことを考えると
吐き気に襲われ、眠れず食事も取れなかった。
何度も病院のお世話になってしまい
これも、母の貯金を切り崩す事になった。

なんとか子供を産み、病院から帰ると
自室でのんびりゲームをしている元夫。
「あれ、帰ってきたんだ。」
私達にかけた言葉は、それだけだった。
子供を迎える準備など、一切行っておらず
産後間もない体に鞭を打ち、子供を寝かせるスペースを作り
自分も横になった時だった。
「ねぇ、俺の飯は?」
その時、初めて元夫を怒鳴り飛ばした。内容は覚えていない。
ただ、その後 元夫が仕事を始めて
家に帰るのが遅くなったのは確かだ。

子供が1歳になろうとしている時
とある質屋から手紙が届いていた。
【お預かりしている品物の保管期限が切れます】
嫌な予感がして、押し入れを確認した。
私の私物から、大事にしていたアクセサリーや
着物がなくなっている事に気がついた。
そう、彼は私の私物を質種にして
金を借りていたのだ。

しかも、成人の祝いでもらったダイヤのピアスも
質種に入れられ、もう保管期限が切れていたのだ。

怒りに震えた私は、元夫をその日追い出した。
元夫を迎えにきた彼の母親は
近所迷惑になる程、大声で私の悪口を
2時間以上叫んでいた。
その後、どうしたのかは知らない。
子供と一緒に雨戸を閉めて眠ってしまったから。

その後、離婚に応じてくれない元夫に痺れを切らし
調停を申し立てた。
私は、もう手元にお金が残っていなかったので
弁護士を立てることが出来なかったが
元夫は、母親が金を出し弁護士を連れてきたのだ。
しかも、『私に常日頃言葉の暴力を受けストレスを感じ
精神病にまでなってしまった』『突然追い出された』
『お互いを理解しようとせず、責め立てられる日々に嫌気がさした』
そう調停委員に訴えていた。

私は、自分の日記を持っていき身の潔白を主張した。
そして、別に慰謝料が欲しい訳ではない。
ただ、もう解放して欲しい。離婚が成立すればそれでいい。
その事を訴えた。

調停委員がどう受け取ったのかは、分からないけれど
私も早々に離婚したかっただけなので
2ヶ月という早い段階で離婚が成立した。

養育費は月に1万円を支払ようにと決められているが
一回だけ支払いがあったが、それ以降支払いはない。
それだけ、子供に愛情がないと言うことなんだろうと
納得している。

養育費に関しては、面白い事実があって。

今現在、元夫は
とある市の市長が運営している
スポーツ教室で、指導員をしている。
自分の子供には、連絡すらしてこないくせに
他の子供には、一緒に遊んだりしている姿が写真に写っている。

おそらく、その運営者も彼が養育費を支払していない事を
知っているのだろう。
マニフェストに養育費の記載が全くないからだ。
そして市の養育費に関しての記述を調べると
外部に相談しろとリンクが貼り付けてあるだけ。

この市が養育費に関して、動きを見せるとき
それは、私の反撃の狼煙が上がる時かもしれない。

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