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市議会議員1年生が思うこれまでとこれから。~西尾市議会議員牧一心さんにインタビュー~


はじめに

3年前から、LDL(Locally Driven Labs)という、まちづくりに関心がある全国のメンバーが集まる勉強会に参加しています。

主催は『まちづくり幻想』『地方創生大全』『稼ぐまちが地方を変える』などの著書で有名な木下斉さん。月1度の定例会をはじめ、全国各地で行われる「狂犬ツアー」にも今年から参加させてもらっていますが、毎回“濃い話”をききながら、「地方の時代が来た!」とか「自分らしいシゴト」とかいう耳障りのよい言葉ではなく、地方のリアルを直視し、本音でメンバーに応えてくれるラボです。

今ではラボメンバーも70人を超えました。
グループlineでは各メンバーの投稿が毎日たくさん入ってきます。
これを見るだけでも学びと刺激の多いラボです♪

LDLの詳しい説明はメンバーの岡崎さんのコチラの記事をご参照ください。

さて、今回のバディインタビューのお相手は、愛知県西尾市で市議会議員をされている"牧 一心(まき  いっしん)”さんです。
発足から3年経ったLDL。
発足当時多分僕を含めて4人だった地方議会議員さんも今では11人になりました。
今年2月には統一地方選を前のタイミングで、公民連携を推進していこうと「公民連携推進議員連盟」というグループを作りました。

そんな議員連盟を盛り上げ、先頭に立って旗振りをしていただいているのが牧さんです。
そんな牧さんへのインタビューをお届けします。

牧さんの横顔


牧 一心(まき いっしん)さん、西尾市議会議員(1期目)

1984年米国カリフォルニア州生まれ。3歳で西尾市に移住。西尾中学校卒業。一色高校夜間定時制卒業後、地元の塗装会社の営業業務を担当。

2011年に株式会社オーシャンに入社し寺部町にあるピッツェリアオーシャンの店長を務める。
2015年京都造形芸術大学文芸学科通信教育部卒業。

2020年に株式会社オーシャンの事業を引き継ぎ、オーシャンワークスを設立。ピッツェリアと、アウトドア用品や地元農産物を取り扱うショップの2店舗に加え、同年に新事業として寺部町に3店舗目となるジェラートショップをオープンさせる。

地域活動として社会人の学び場「ハズフォルニアスクール」の運営や、西尾歴史公園での多文化共生イベント「サンビレッジ」の運営。中村健市長へのインタビューでPFI見直しの進捗状況を「Change Nishio」というタイトルでSNSに4年間不定期配信。

家族は妻・長女(5歳)・次女(2歳)。

趣味は読書、サッカー、料理(得意料理は麻婆豆腐)。

牧一心後援会より抜粋

はい。めちゃめちゃイケメンですw
しかも、実際話すと、すごく物腰が柔らかい!!

まるでbacknumberの「高嶺の花子さん」の歌詞の「君」の恋人になるモデルみたいな洋楽好きの人です。ほんと。
牧さんです。あれ(笑)

さて、余談はこれくらいにして真面目にご紹介を。

牧さんは、西尾市議会議員の傍ら、様々な活動をされています=様々な横顔があります。

①ピッツェリアとアウトドア用品を扱うオーシャンワークス
↓↓↓

②さかさま不動産西尾支局
↓↓↓

③バスフォルニアの運営
↓↓↓

③ChangeNishioの運営
↓↓↓

などなど、本当に多くの活動をされています。
西尾市議会議員として1期目(2年目)ですが、視座が高いのはこうした活動を長年されてきたからだろうなーとインタビュー中に推察しました。

そんな牧さんとのインタビュー。
お互い議員同士ということで、議員活動と政治活動という切り口でインタビューを行いました。

議員活動・政治活動

Q:何に力をいれていますか?

牧:飲食店をずっとやってきたので、やってみて面白い、こんな仕事がしてみたい!というところから、”地域の魅力”を発信していきたいと思っていました。
議員になって補助金をもらって色んな事業をしていくことがそうした一助になると思っていたんですが、木下さんのラボに入って補助金の弊害にも理解が深まってきて、ただ単に補助金を取ってくるだけではいけないと最近よく良く分かってきました。
ただ、行政として事業を推し進めるにあたって大切な役割もあると思うので、それが何かを模索している段階です。
LDLの議員連盟でスタートした公民連携の推進が回答の一つだと思うので、僕にはすごくフィットしています。

Q:議員になってみてどうですか?

牧:議員になってどうかというと、正直すごく充実した気持ちでいます。
議員になる前は飲食店をずっとやってきていますが、受験もせず高卒でそのまま仕事を始めて、今思えばフラフラしていたと思います。
「町のためになにかをやる!」というようなことよりも、どちらかというと、自分で一旗上げてやるという気持ちでした。
でも、議員活動を通して地域全体のことが知れますし、知れば知るほど町の活性化によって巡り巡って自分達の生活が成り立つんだということがわかったので、一層やりがいをもって議員活動を行えるようになりました。

Q:モチベーションを保つ秘訣は?

牧:モチベーションを保つということはなくて、ちょうど2年目を迎えたところですが、いつもみなぎってるなみたいな感じです(笑)
毎日すごくやりがいを感じてます!!

Q:研究&調査、どうしてますか?

牧:僕は本当に今まで勉強不足だったんで、どうやって財政や制度や仕組みについての知識を得て、自分の取り組みテーマの勉強をしていったらいいのかを模索しています。
議員が執行部に対して行える一般質問では、やっぱりすごい勉強しないといい質問できないじゃないですか。
自分の意図や政策をしっかりとぶつけて意味のある一般質問をしたいですし、そうした一般質問をしようと思えば、より良い調査研究をしていかないといけないと思っています。

その中で二つ、僕が実践的に役に立ってると思うのは、一つは経新聞のデジタル版です。例えば公民連携と検索すると過去の記事が出てきて、全国的にもある程度インパクトのある事業などが出てきて、そうしたものを自分なりのモノサシでデータや数字を調べていくのに役立っています。

2つ目は、Googleアラートの活用です。
自分の気になるキーワードを登録して、自動的に情報を教えてくれるのでとても助かっています。

Q:仕事と議会の両立どうされてますか?

牧:僕は週末や祝日は基本的には店(オーシャン)の仕事をして、それ以外の日に議員活動・政治活動というバランスです。
社員が6人、アルバイトが数十人いますが、各店舗には店長がいるのでなんとか回っています。この10年くらいでお客様にも多く来ていただけるようになっているのでありがたいです。

終わりに

この他にも牧さんとはお互いの町や議会の良いところ悪いところ、様々な事業についてなど、多くの話をしました。

LDLという場があったことでたまたま出会った地方議会議員の2人ですが、どこの議会でもあるあるな話も盛りだくさんでした。

googleマップで調べると、上毛町(福岡県)から西尾市(愛知県)は773㎞、車で行くと9時間27分掛かりますw

コロナ禍ですっかり定着したzoomでのオンライン会議ですが、本当に便利な世の中になったものですw

お互い”若手”と言われるポジションですが、こうして感性の共通する方と話せる機会が持てるのはありがたいことだなーと実感できた2時間でした。

牧さんありがとうございました!!


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