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「ベストなキャリアプランとは?」大学ゼミの後輩に聞かれて思ったこと

1年前に就活イベントに参加してこんなnoteを書きました。それからまたあっというまに1年がたち、昨日大学のゼミの現役生&OBOGで就活について話す機会がありました。

1年間でまた感じることが変わったなーと思ったので、少しだけキャリアについて書きます。

「ベストなキャリアプランって何だと思いますか?」

学生から聞かれて一番戸惑った質問。転職前提の世の中で、最初にどんな企業に入って、どんな経験をして、キャリアを歩んでいくのかベストなのか。イノベーション専攻のゼミなので、大手企業とベンチャーで悩んでいる学生の方々もたくさんいるみたいです。

私は「大手からベンチャーに転職した」というキャリアだけれど、それが必ずしもいいとは思っていない、とは言っても、今新卒に戻ったらまた同じ選択をすると思っています。

結果論でしかないけど、新卒でその企業に入ってその部署に配属されていろいろ考えて悩んだ結果、働くもやもやの中で自分の大事にしたいことが見つかって転職して今に至るから。その選択をしていなかったら、今の会社にも、広報PRという職種にも出会わなかったから、やっぱり戻っても同じ選択をするんですよね。

新卒で大手に行くべきか、ベンチャーに行くべきか

ただ、新卒で大手に行ってよかったのは、大手で何かが得られたからではなく、結果的に考え方が変わってやりたいことが見つかったからというのが正直な想いです。大手企業で働くメリットって、社会人の基礎がゆっくり身につけられることはもちろん、安定して長く働き続けられること、スケールの大きい仕事に携われることが大きいんじゃないかなと思います。(そう考えると3年目に転職してもメリットを享受しきれていない…笑)

ベンチャーから大手への転職は難しい、大手企業の肩書きを持ったほうがいい、なども言われますが、肩書きなんてあってないようなものなんじゃないかなーと思ってしまうんですよね。理想論かもしれないですが、もしやりたいことが決まっているなら、最初からベンチャーへチャレンジすることも心から応援したいです!

遠く先のキャリアプランを考えるよりも、今自分がやりたい仕事、一緒に働きたい人、成長できる環境へ、素直になって最善の選択ができることのほうが価値があるんじゃないか、と思うわけです。

選んだ道を歩むけど、発見したらまた新しい道を選びなおす

選んだ道を正解にする、すべての経験を貪欲に自分の糧にする。(このあたりは大学のボート部のときから指針にしている言葉です笑)

最初に選んだ道がどこであれ自分自身で価値を生み出すことはできると思うし、逆に一度選んだから曲げちゃいけないわけではなくて、その経験を活かして発見があれば、また次の道を選ぶ。そんな心持ちでいられるといいんじゃないかなと考えています。

ロールモデルを探すことはおすすめ

とはいえ、大手やベンチャーの話だけをしても手触りがないので、いろいろな人のキャリアを聞いて、自分の軸を再定義していくことがおすすめです。

私は「新卒でその会社に入って、4年目頃からアメリカの海外駐在1年して、結婚して産休も入って復帰した30歳女性」の話を聞いて、こんな人の道を歩みたい!と思って新卒入社を決めました。そこからまた考え方は変わって

「大学時代からリモートで広報やアシスタントを経験して、大手IT企業に入社しながら副業広報をして、その後転職してスタートアップ広報として経営者のサポートをする」人の話を聞いて広報PRに興味をもちました。

今も、広報PRやマーケターや経営者の方々の話を聞きながら、どんな道を歩みたいかなって考え続けてて、いろいろな人から刺激をもらってワクワクしています。なんだかんだ、就活の時以上に、働いてからのほうがキャリアについて考えているかもしれません。

肩書きではなく、本人の経験・考え方・人柄で新しいチャレンジができる世の中に

ちなみに。私はリファラル採用のサービスの会社で働いていますが、人と人とのつながりで転職する「リファラル採用」を広めて、肩書きではなく、その人本人の経験、考え方、人柄などで評価され、チャレンジできる世の中にしたいなーと改めて思ったのでした。

おわりです。


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