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童貞のまま死ねるかボケ!!


変なタイトルですいません

死のイメージとそこからくる思いは大きな原動力になるってお話です

どうしようもなかった自分が変わるきっかけになったことをお話しようと思います。

🌧体がうごかんのじゃ…

僕に転機が訪れたのは大学4年の11月の大学院試験が終わった頃…

急に動けなくなりました

ご飯の味もしません

涙も止まらないしもうどうしたらいいのやら

22歳にして精神科通いになってしまいました


死ぬことを考える日々

「今目の前のこの電柱に激突してしんだら面白いかもしれん」

病院に自転車で通う道でこのザマです

もはや病院にすら行きたくありませんでした

だって大したこと言わねえんだもん

こいつら金をむしり取る詐欺師なんじゃねえかと疑ったことすらあります

まだ童貞やんけ

そんなある日ある本に出会います

ひすいこたろうさんの「明日死ぬかもよ?」

病院帰りの本屋でぼーっと突っ立っていた時に見つけた本です

この本の中に

「死んだときに一番悔しく思うことは何か」という問いかけがありました

その時僕は思いました

「まだ童貞やんけ…すべてにおいてこれがイチバン悔しいわ」

彼女をつくるどころか女性と2人で食事をした回数なんて片手どころかチョキで足りるほど

はたから見れば汚いナリのガリガリメガネだったのです

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誰がどう見てもまごうことなき童貞

理系男子の典型例

メガネも曲がってます

初めて自分の気持ち悪さと童貞であることの怒りをしっかりと意識しました

童貞のまま死ねるか!

「そうか、この気持ちを押し殺して生きてきたのか」そう思うとなぜかだんだんムカついてきました

自分がオナホやペペローションとたわむれている間に世の男どもは可愛い子といちゃこらしてる…許せん!!ビタン、ビタン!!(オナホを叩きつける音)

そう、裏返してお風呂場で洗ってる場合ではないのだ

「童貞のまま死ねるか!ボケ!!逃げてやる!!」

理系の男だらけの場所に残っていても卒業の日なんてやってきません

なぞのスイッチが入った僕は雑な卒論を無理やり書き上げ、大学院に休学届を出した後、童貞卒業のために動き始めます

北海道へ逃亡

「人に会わなきゃ始まらん!とにかく人が多いところ!!」と気合を入れて、リゾートバイトで北海道の観光地へ逃亡しました

やったのはホテルのレストラン

陰キャにホテルはつらすぎる

接客なんてまともにやったことすらないんだから

「ここで帰ればずっと童貞ここで帰ればずっと童貞」そう自分に言い聞かせ、ホントにつらい時にはノートに自分の感情を書きなぐったりしていました

そんな時僕を助けてくれたのは外国人だったんですよね。こんな俺に優しくしてくれんのかよって思ったのをよく覚えてます

慣れてくると毎日が刺激的過ぎてあっという間に数ヶ月

暗い性格も陽気な外国人と関わっていく中で明るくなっていきました

「もっと早く来ればよかった」

本気でそう思いましたね


結果的には1年以内に童貞を卒業できていました

最初の3ヶ月で比べられないほど元気になってるし、これだけで童貞卒業以上の価値があったと思ってます

あの陰キャだったやつに、女性と2人で話すなんて夢のまた夢だったやつに、こんな日が訪れてる

あのころの自分に見せてやりたいです

人はこんなに変われるぞと

死のイメージは大きな原動力だ

死ぬことをイメージすることで「このまま死ねない!」という思いが強くなり、自分を大きく成長させるものになりました。

僕の場合ちょっと不純な気もしますがこんな形もアリなのかなあと思ったりもします

強い思いが自分を動かし始めたときに人は変われます

どこかでつまづいてるあなたも一度死をイメージしてみませんか?

「このままじゃ死ねない!!」と思うモノがあればそれのために体が動き始めます

人生が大きく動き始めるかもしれません

昔の僕みたいに気持ちが沈んでる人が復活することを願います


最後まで読んでくれてありがとうございました


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