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APUという世界で過ごし早5ヶ月

入学してからの5ヶ月。私にとっては夏休みのような時間だった。やりたいこと、食べたいもの、話しかけたい人、自分の興味関心を全力で広げにいった。大きく学んだことといえば、

「自分に集中すること」

単純そうで、複雑で、一周回って気づいた。
これに気づくまでの5か月間を、ぜひ一緒に振り返ろうではないか。
全部読んでくれるのは嬉しすぎて泣いちゃうから、気になる部分だけでも、好きなように。

-目次- (どうせなら論文ぽく)

1.4~5月の新入生プログラム「アカキャン」
2.6月はVietnamese week
3.病気発症から始まる夏
4.おわりに


1.4~5月の新入生プログラム「アカキャン」

授業開始と同時に、ほぼ毎日これに追われる日々。アカデミックキャンプ、通称「アカキャン」。先輩たちが研究トピックをいくつか用意し、新入生がグループになって1カ月で論文を書き上げるプログラム。今考えると、なんでこんな鬼畜な企画に参加したのかわからない。そのくらい無茶なものだった。理由は簡単。楽しそうだったし、気の合う友達が作りたかったから。。
「そもそも論文ってなんぞや?」から始まった私たちのグループ。Wordの字体設定や、使い方から先輩に教わったことは記憶に新しい。APUの図書館て平日夜12時まで空いててね、警備員さんに追い出されるまでみんなで議論し合ったのが懐かしい。二徹もしたし、自炊をする時間すらなかった。でもめちゃくちゃ楽しかった。成果発表会でも交わされる議論、受講生・OB・OG・教授からの怒涛の講評や質問。その場にいれただけでも光栄に思うくらい刺激を受けまくった会だった。知的好奇心とはこういうものなのか、と。


アカキャンを通して、
アカデミックな観点からいえば「明確な定義を設け、根拠や筋の通った結論、主張をすること」を身に染みて理解できた。

根性論でいえば「死ぬ気でやり遂げたいと思ったら、寝る時間・自炊・友達と遊ぶ時間すらも捨てて没頭できてしまう」ということを知った。



自分でも驚愕するほど、アカキャンだけをするために生まれてきたかのような、究極形態の生活リズムであった。不規則な睡眠時間や食生活で体調を崩しながらなんとかやり切った。空咳が止まらなくても、論文作成をやめなかった。
こうして社畜生活が終わり、最後までやり遂げた最高の達成感をみんなで味わった。しかも、現在でも定期的に集まったり近況報告をする素敵な5人の新入生と3人の先輩ができた。
このプログラムを終えて「私の限界って割とまだまだかも」と感じた。


なぜかそう、感じてしまった。




(この結末は 3.病気発症から始まる夏の幕開け をご覧あれ)


2.6月はVietnamese week

APUには「Murticultural Week」という特有のイベントがある。1週間を通して、その国の伝統舞踊や料理、劇や音楽などが学内で親しむことができる。今学期(1セメスター)は、コロナの終息で数年ぶりに開催する国もあり、毎週力の入ったウィークが開かれた。
そんな中、ベトナムウィークのファッションショーモデルの求人に目が留まり応募した。参加した理由は、自分にとって初のリクルートがそれだったからというなんとも単純な理由だ。後に聞いたのは、ベトナムウィークは様々なウィークの中でもトップクラスに規模が大きいということだった。そのメンバーになれたのは、運が良かったのもあるかもしれない。
ウィークの運営やメンバーは主にその国出身の国際生が占めている。他の国出身の国際生も参加するため、友達作りには絶好の機会である。ファッションショーの練習は全て英語で、私以外は全員国際生の先輩。最初は緊張で言葉も上手く出なかったけど、優しくて心強い人たちだったことがなによりの救いだった。加えて、日本語を通さずに英語で言いたいことが出てくる感覚が掴めてきた。本番では、オーダーメイドの衣装と共にライトを浴びてステージを存分に楽しんだ。幸せなひと時。

ベトナムウィークを通して、
「国際生とどう仲良くなるか」ではなく


「目の前、隣にいる人とどう仲良くなるか」


だと気づいた。言語の壁は確かに大きい。しかし、ファッションショーを成功させたいと願う共通の想いは、その壁を難なく超える。終了後の打ち上げでは、最近の恋愛事情、APUでの暮らしぶりやゴキブリが気持ち悪いなどの話で盛り上がった。
いつもと変わらない、楽しい女子会だった。

私は、「最高な国際生の仲間」ではなく「最高な仲間」ができたのだ


3.病気発症から始まる夏

毎日ウィークやサークルの発表会に向けたダンス練習があって、バイト先も気づいたら5つになってた。SSW(新入生必修の論文の書き方を学ぶ授業)特別クラスにも入っていたから、今学期を通して注力していた論文作成も佳境に入っていた。常にサポートしてくれた副学部長、清家先生には感謝してもしきれない。(SSW特別クラスについてはまた別の投稿で)

そんな感じで、楽しすぎて寝る時間も惜しんで動き回った。

ある日、おなか周りに赤い腫れが現れてどす黒い水ぶくれになった。
ただの水ぶくれだろうと思って友達に話したら、いち早く病院に言った方がいいと言われ皮膚科へ向かった。(りなまじでありがとう)


「帯状疱疹」という過労が原因の病気だった


50代の頑張っちゃった会社員の方々がなるような病気なんだって。水疱瘡に小さいころかかっていたから、いずれ発症してしまうものではあるらしい。だが、大学生がなるようなものではないのは確か。
お医者さんに安静にするようにと言われ、自分の体が限界を超えていることを知る。アカキャンの社畜生活を生き延び、もっと自分は動けると思ったが故の出来事だった。
このとき、アカキャンの論文作成ラストスパートで、私は体調を崩しながら力を振り絞ってやっていたことを微塵も覚えていなかったのだ。


「自分の健康を優先すること」


これだけは絶対に心に留めておかなければいけないと身をもって学んだ。資本なしでは動くことすらできないのに、おざなりにしてしまうのが私の反省すべき点である。


4.おわりに

ここまで読んでくれてありがとうございます。
盛りだくさんな1セメスターを終えて、「どうだった?」と聞かれるとよく返答に困ります(笑)


「自分に集中すること」

私もそうですがなにか自分にやることがないと、気づいたら人のことばかり気になるんです。
でも今学期はそう感じることが少なくなりました。自分のやりたいことに向き合って、他の人を気にする暇がそもそもなかったです。
さて、2セメスターはどんな学びが得られるのか。楽しみです


気づいたら3時間ほど、noteにだらだらと書き続けていました。
文字にして私の考えや気持ちを表すのが得意でないので、これから要特訓です。
自分にも、読んでくれる方にも、置き手紙として残しておきたいと思います。

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