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まにぼうvol.006 液状化現象

三浦「今日は、液状化現象について聞かせてください」

宮﨑「震度とマグニチュードがマニアックすぎたので反省しています。ポイントを絞ります」

三浦「はい、東日本大震災の時の千葉県浦安の住宅街がひどいことになって、新築の家が傾いてしまった映像とかが記憶にあります」

宮﨑「地震の揺れで、地盤が緩んで液状化し建造物や配管などに被害が出ることを指すのだけど、液状化のメカニズムは調べてもらうとして」

三浦「自分で調べろ。良いですね、まにぼうっぽいです」

宮﨑「液状化はどこでも起きるわけではなく“液状化しやすい地盤”というのがある」

三浦「ポイント絞っていただきました」

宮﨑「一つ目は“緩い砂の地盤”埋立地や海岸、河口付近、河川の扇状地や旧河川あとの土地が起こりやすい。 二つ目“地下水の位置”地下10m以内に地下水位がある。水位が浅いほど液状化が起こりやすい。 こういった地盤の土地を震度5以上の大きな地震の揺れが襲うと液状化を発生させる。揺れている時間が長いほど被害が大きくなる。千葉県浦安市は当時5分近く揺れが続いたので、 3つの悪い要因が重なってしまったね」

三浦「自分の家または今後住む場所を選ぶ際に気を付けないとですね」

宮﨑「ただ、液状化しやすい場所は生活に便利な場所が多い」

三浦「平地で交通の便が良かったり、新しく開発された市街区だったり」

宮﨑「そうなんだよね。だから、今住んでいる場所の詳しい地盤がわからない場合は、液状化ハザードマップで確認。該当箇所なら、地盤調査、地盤改良といった対策が施されているかの確認が必要だね。耐震補強と違いあまり気にしていない人が多いけど、特に一生に一度の買い物になるマイホームを選ぶ際、液状化リスクがある場所の場合、地盤対策または、硬い地盤まで杭を打つ建造物の対策が行われているのかは要チェックです。そのうえで便利な生活圏を確保するようにしてほしいね」



▶『Youth for the Resilience』とは
東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
「#Y4R」

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宮﨑 猛志
地域密着型災害救援家

北海道南西沖地震以降の国内、国外の災害現場において救援・復旧・復興活動を行うNPO法人国際ボランティア学生協会理事。
昨年度までに、33都道府県86市区町村、計233回の活動を行い、延べ11,120人の若い力で被災地での家屋の片づけや泥の撤去、避難所支援などを実施。
平時には、地域防災や危機対応に関する講演やワークショップの運営、応急救命講習の普及に努めている。
国士舘大学防災・救急救助総合研究所非常勤研究員、世田谷区防災会議専門部会員、ちよだボランティアセンター運営委員、せたがや防災NPOアクション代表、IVUSA危機対応研究所所長、その他災害VC運営委員、災害NPOネットワークメンバー等

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