weekly ivote #42 ゆりかもめに揺られながら活動地域の壁を考える
こんにちは。今週の担当はtomohiroです。
先週は、私たちの活動について訊きたいという高校生の子たちに会ってきたのでその話を書きました。(およそ話がそれてしまいましたが)
どうかお付き合いくださいませ。
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“weekly ivote”について少々ご説明を。
私たち学生団体ivoteは「若者と政治のキョリを近づける」をテーマに、学校での主権者教育の出前授業をはじめ、若い世代をターゲットに自分の暮らす社会について考える、また選挙に足を運ぶきっかけをつくるための活動をしています。
そんな我々ivoteのふだんの活動を少しでも知ってもらえたらとはじめたのがこの weekly ivote なんですね。
毎週書き手が替わるので、そこで垣間見える各メンバーの素顔や日常なんかも楽しんでいただけたら嬉しいです。
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ゆりかもめ2回目
この半月でゆりかもめに2回乗りました。たぶん人生で最初の2回です。
2回目、先週木曜の話から書くことにします。
ところでゆりかもめの少し狭い車両はどこか懐かしさを覚えたのですが、私の地元名古屋の東山線とほぼ同じ幅だそう。ゆりかもめは2550mmで東山線が2548mmらしいです。
8日、ゆりかもめで向かったのは、私たちの活動について話を聞きたいと声をかけてくれた高校生たちのところです。
東京湾を埋め立てただだっ広い土地をぜいたくに使った大きな施設が並ぶ光景は、所狭しとビルが林立する都心とはまた違った表情で、それでいて都民暦1年に満たない私には都心と同じく「東京」の威光を感じさせます。
九州のほうから修学旅行で東京に来ているという彼女らは、課題研究のテーマに若者の低投票率をえらんだとのことで、修学旅行の貴重な時間を使ってivoteの話を聞きたいと言ってくださったことに嬉しさと恐縮とが入り混じった気持ちで、押野と二人会いに行きました。
高校で他の生徒を対象にアンケート調査を行ったりと熱心に研究を進めるその姿をみると、自分たちももっと精進せねばと背筋が伸びる思いです。
1時間ほどのインタビューの詳細はここでは割愛しますが、彼女らの地元にもこういう活動をする団体があればなどと話に上がったのでそれについて少し。
地方での活動
私自身大学に入るまでは、愛知県の一宮市で育ちました。ivoteを見つけたのは中学生の頃だと記憶していますが、当時は地理的な問題から入会できないだろうと考えていました(今思えば当時はivote愛知があったような気もしますが)。
大学でたまたま東京に出てきた私は、こうしてivoteで活動していますが、地元にいたとして自分で活動を起していたかといてばまずありえないことに思えます。私の熱がその程度といえばそれまでですが、箱があるかないかで活動をするためのハードルは格段に違ってきます。
その地域にひとつでもそういう団体があればそこに踏み入れていたかもしれない、そんな潜在的なエネルギーは全国にたくさんいるはずです。その意味で、我々のような団体に限らず様々な分野で意欲を持って活動する団体の疎密があることは非常にもったいないことに思われます。
他方で東京にいてこうして活動している身としては、たまたまそこにivoteという団体がある恵まれた環境で活動できているだけのアドバンテージを還元していくこともひとつの責任なのかもしれません。
実は、ivoteにも東京から離れたところに住む学生から一緒に活動したいというメッセージがときおり届きます。現在はivoteじたいの人員が少ないこともあって、地方からの参加をサポートできるだけの体制を作れないのではないかと断腸の想いでお断りしているのですが、申し訳ない気持ちもありますし、もっと言えばせっかくの活動の芽を摘んでしまっているのかもしれません。
全国に点在するエネルギーを絶やさない方法を考えなくてはいけない、そんな思いが渦巻いている今日この頃です。
ゆりかもめ1回目
さて長くなりましたが、一応ゆりかもめ1回目の話を少し。
初ゆりかもめは11月24日でした。
目的地は有明にある東京ガーデンシアター。9年来聴いてきたamazarashiですが、これが私の初めて行くライブです。
迷路のようなガーデンシアターを案内されるままに最上階のバルコニー席に座ると、思いのほか冷静に開演を待つ自分が少し意外でした。
しかし、いざ開演するとそんな余裕はどこかに消え失せ、初めて体感する生のamazarashiに涙が止まりませんでした。堰を切ったように、とはまさにこういうことをいうのでしょう。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。
ivoteは一緒に活動する仲間を募集しています。気になった方はHPからお声がけください。
令和4年12月14日
tomohiro
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