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I型(内向型)である自分を西洋占星術で解析するとしたら

『I型(内向型)さんのための100のスキル』という本を読みました。

I 型とは、心理学者ユングの仮説を元とする性格診断テスト(MBTI)での中の一つ。いわゆる内向型のこと。全部で16タイプあるのですが、E型(外向型)と並んで、よく用いられます。最近は、「静かな人」と並んで内向型の代名詞のように用いられているようです。

Amazonでの書籍説明から

ということで、自分は昔「16Personalities」という無料の性格診断テストを受けて、がっつり内向型だったなということを思い出しました。

※ただし日本MBTI教会がこんな注意を出しているので、16Personalitiesが完全なもの、正式なものではないようです。ご了承ください

こちらの本では、内向型の方の特徴をおさえて、「それを踏まえた結果、どう自分の行動を変えていけば良いのか」というのを列記しているため、自分が煮詰まったときにどう行動すれば良いのかわかりやすく参考にしやすいです。

さて、西洋占星術の観点から見ると、人間の性格にたいして星の位置というものは、重要な影響を与えます。とくに年齢が若いほど自分の星の位置に無意識に振り回されるため、世間的に「受けが良い(外交的である、明るい、おしゃべりが多く頭の回転が早く見える、など)」性格だと、有利に働いたりします。

そうすると、内向型の人は周囲の環境にもよりますが、若い時代に不利な立場に追い込まれたり、自分の性格について苦手感やトラウマを持ちはじめたりします。

ただ、どんなものにもで長所と短所があります。それはコインの裏表と同じなので、相手や状況によって自分の性格は短所にも長所にもなります

世間で不利にとられがちな性格というのも、自分が客観的に把握し、どういう状況でそれを役立てれば良いのか、戦略的に考えれば充分「使える」ようになるのです。

先日、お笑い芸人のナダルさんについて記事を書きました。
そのなかでナダルさんには「過激な雑誌」という特性をもっているという旨を書きました。これはどういうものかというと「人を煽る」という性質です。

一見、それは良い性格・特徴ではないように見えるかもしれません。
でも、芸人であるナダルさんにとって、この特性をうまく活用できるようになると、例えばビートたけしさんや爆笑問題さんのように、過激な物言いをしつつも世間を風刺し、見ている人間に新鮮な視点と驚きを提供するような知性の鋭さを併せ持っていくように感じます。

知識や知性、人とのコミュニケーションは、西洋占星術で「水星」という星が担当します。そして、サビアンという手法で見ると、星の位置というものは360パターンあります。ひとつひとつの意味が微妙にちがっていて、そしてそれぞれに長所も短所もあります。

もちろん知識やコミュニケーション能力である水星だけで性格や行動パターンは決定しません。若年期の人格形成に大きく関わる月や金星、自分の意志が重要になる太陽や火星や木星。この世の枠組みを決定する土星、そしてそれ以上の天運やラッキー、ままならない人生を裏で操っているかに見えるトランスサタニアンの惑星。

それらの星のもつ膨大な情報をヒントに、まずどこから自分の行動や思考や感情を変えていくかを読みとり、自分の人生をよりよいものにする。

それは世界に一人しかいない自分のためのオーダーメイドな対処法なのです。

こういうことができるからこそ、西洋占星術は魅力的であり、ホロスコープを読み続ける醍醐味のひとつであるとも言えます。


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