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五感

こんにちは いつもタツオです。

今日も無知な「超絶くそ野郎」が完全な自己解決で適当なことをホザきますので、気軽に目を通して頂けるだけでも嬉しい限りです。

「バタン!!カチャッ....ミーンミーンミーン」

「.......またか」

ここは自宅のベランダ。

これで3回目だ。




僕がベランダに閉め出されたのは...。

僕のnoteを読んだ事がある人は、もうお気づきだろう。あの恐妻デスボイスによる制裁が始まったのだ。(クー!)

前にも話したと思うが、妻は「恐妻」というよりも「危妻」だ。とにかく危ない。そうでなければ、灼熱のベランダに僕を閉め出したりはしない。(クー鬼畜め!)

一カ所だけ日陰になっているところがあるので、そこにしゃがみ込んで若干冷たい外壁にへばりついている。

こうなると僕にやれることは何も無い。

ただ目を閉じるのだ。体力の消耗を抑える為に、そう、ひたすら目を閉じるのだ。

目を閉じると聞こえてきた。

まず、蝉だ。これはとにかくうるさい。耳障りだな。風情のある鳴き方をする蝉は夏の後半から出てくるんだっけ?今は「あぶら」と「ミンミン」だ。奴らは暑さを助長する。

この後で聞こえてきたのは車の音、近所のおっさんの大きなクシャミ。タツオの聴覚はさらに音の奥の方へ進んで行く。あっ草木の擦れ合う音だ(ちょっと恰好付けて言うと風の音ってやつかな)。こいつはいいや。風がタツオのセミロングヘアーを揺らす。

遠くで聞こえる鳥の声に聞き入りながら、神経を聴覚から大脳の前頭葉にシフトする。

やあ今日はいつも聞こえてこない音が聞けて良かったなあ。(持ち前のクソ危ないポジティブシンキング、いつか身を滅ぼすので皆さんには薦めない)

しかし、生きてると視覚に頼ることが多いな。視覚以外は常に脇役に徹している様だ。この主役である視覚を取り除くと脇役達が生き生きしてくる。

まあでも前回「鈍感人2.0」で話したフェイク系鈍感人にとっては聴覚が超重要だな。感謝しなくちゃw。(詳しくは前回noteを見てくれ)

すると今度はタツオの嗅覚が反応する。魚を焼く匂いだ。うーんいい匂い。何処の家だろうな、アジかなサバかな。

我が恐妻デスボイスもそうだが、料理をする人って味覚や嗅覚だけじゃなく聴覚をフルに使ってるよね。一つの仕込みをしながら、音の情報で鍋の火を止めたり電子レンジの終了を把握したりね。

触覚で生暖かい風を感じて、匂いのもとが我が家の換気口から来ている事に気が付いた。

視覚を除いた僕の四感はフル稼働で状況を把握しようとしている。そして神経が大脳へ戻ったときに気が付いたのだ。

恐妻デスボイスは兵糧攻め(敵の食料補給を断ち、兵糧を欠乏させる戦法)にしようとしているのではないかと!

「カチャッ」

ん?

窓が開く音がする。そして定番の恐妻ラップが聞こえてくる。

YOYOYO!テメファカ
せっかく開けてやってんのに反応ナッシングかYO!キルメーン! 

千載一遇のチャンスだ。僕はノソノソと室内に入り、食卓につく。味覚を通して魚を食らう。

「いつもよりうまいなあ。」

僕らは常に五感を使っている。感覚を研ぎすます為にも、時には一つの感覚を意図的に休ませてみてもいいかもしれない。

今回は脱力系サヴァイブから少し離れた記事だったけど、たまにはいいかもな。読んでくれて有難う。

PS:秋はブタクサで嗅覚がやられる「いつもタツオ」より

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